『イグアナの娘』情報
制作局:テレビ朝日
放送期間:1996年4月~6月
主な出演者:菅野美穂/岡田義徳/川島なお美
脚本:岡田惠和
最高視聴率:19.4%
放送期間:1996年4月~6月
主な出演者:菅野美穂/岡田義徳/川島なお美
脚本:岡田惠和
最高視聴率:19.4%
主題歌:YOUR SONG/エルトン・ジョン
Elton John ~ Your Song - YouTube
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あらすじ
母親になったリカ(菅野美穂)が娘(米澤史織)にお話を聞かせる。
ゆりこ(川島なお美)は難産の末、出産した娘リカを見て激しいショックを受ける。それは人間の赤ん坊ではなく、まるでイグアナのような子どもだったのだ。
だが夫の正則(草刈正雄)や、ゆりこ以外の人には普通の可愛らしい赤ん坊にしか見えない。成長してもリカのことはイグアナにしか見えず、愛情を注ぐことができないゆりこ。
ついには思い余ってリカが2歳の時、首を絞めて無理心中を図ろうとさえする。ところが再び妊娠し出産した二人目の娘まみは、ゆりこにもちゃんと人間に見える子どもだった。
リカを愛せない分を補うかのようにまみを溺愛するゆりこは、やがてあからさまにリカに冷たく接するようになる。
なぜ自分が母親から嫌われるのか理解できず戸惑う幼いリカだったが、小学生のとき、リカは母が父に「あの子のことがイグアナにしか見えない」と言うのを聞いてしまう。
それ以来リカ自身も自分のことがイグアナに見えるようになってしまう。
ゆりこの誕生日のことだった。
リカがお小遣いを貯めたお金をはたいて、高価なスカーフをプレゼントすると、母は「こんなセンスの悪いものできない。返してきなさい」と言い、マミの描いた母親の絵だけをベタほめする。
リカは「ママは私のことが嫌いなんだ。私がイグアナだから!」と家を飛び出して入水自殺を図る。
月日は流れ、リカは17歳、妹のまみ(榎本加奈子)は15歳の娘に成長した。明るい妹・まみとは対照的に、リカはすっかり自分に自信を持つことができない少女になっていた。
幼なじみのクラスメート・岡崎昇(岡田義徳)にひそかに恋心を抱いていたが、その想いも打ち明けることなく自分の中に封じていた。
そんな四月のある日、リカたちのクラスに転校生・三上伸子(佐藤仁美)がやってきて・・・。
ゆりこ(川島なお美)は難産の末、出産した娘リカを見て激しいショックを受ける。それは人間の赤ん坊ではなく、まるでイグアナのような子どもだったのだ。
だが夫の正則(草刈正雄)や、ゆりこ以外の人には普通の可愛らしい赤ん坊にしか見えない。成長してもリカのことはイグアナにしか見えず、愛情を注ぐことができないゆりこ。
ついには思い余ってリカが2歳の時、首を絞めて無理心中を図ろうとさえする。ところが再び妊娠し出産した二人目の娘まみは、ゆりこにもちゃんと人間に見える子どもだった。
リカを愛せない分を補うかのようにまみを溺愛するゆりこは、やがてあからさまにリカに冷たく接するようになる。
なぜ自分が母親から嫌われるのか理解できず戸惑う幼いリカだったが、小学生のとき、リカは母が父に「あの子のことがイグアナにしか見えない」と言うのを聞いてしまう。
それ以来リカ自身も自分のことがイグアナに見えるようになってしまう。
ゆりこの誕生日のことだった。
リカがお小遣いを貯めたお金をはたいて、高価なスカーフをプレゼントすると、母は「こんなセンスの悪いものできない。返してきなさい」と言い、マミの描いた母親の絵だけをベタほめする。
リカは「ママは私のことが嫌いなんだ。私がイグアナだから!」と家を飛び出して入水自殺を図る。
月日は流れ、リカは17歳、妹のまみ(榎本加奈子)は15歳の娘に成長した。明るい妹・まみとは対照的に、リカはすっかり自分に自信を持つことができない少女になっていた。
幼なじみのクラスメート・岡崎昇(岡田義徳)にひそかに恋心を抱いていたが、その想いも打ち明けることなく自分の中に封じていた。
そんな四月のある日、リカたちのクラスに転校生・三上伸子(佐藤仁美)がやってきて・・・。
ネタバレ最終回
旅先で、母から「一緒に死のう」と言われ、しばらく考えて「お母さんがそうしたいなら…、いいよ」と答えるリカ。
そして「ただ、最後に一つだけお願い。……私のこと、抱きしめてほしい」
リカは生まれてから一度も、母に抱きしめてもらったことがなかったのだ。そし、願いがかなうと思った瞬間、母はリカを突き飛ばし「私にはできない!」と拒絶する。
泣き崩れるリカ。「死ぬよりイヤなの…?」
昇はリカに好きなことを告白していた。そして一緒にボストンに行こうと誘う。そして、ゆりこからリカがイグアナだということを知らされる。
その後リカから「昇くんには本当のことを知っていて欲しい」と、自ら自分がイグアナであると告白。すると昇は驚きもせず「なんだそんなことか。別にいいじゃないか。俺はお前の顔、好きなんだから」と返す。
ボストンへの出発当日。ゆりこはリカを見送らず、リカも気にしながらも会わずに空港に向かう。ゆりこが外出し、道を歩いていると、女の子が急に道路に飛び出すのを見かける。その子がリカに見えたゆりこは「リカ!」思わず飛び出す。
その瞬間、空港にいたリカは言いようの知れない胸騒ぎと嫌な予感に襲われる。
「お母さん!」
「昇くん、先に行ってて。私必ずあとから行くから」と言って引き返すリカ。
そしてリカが自宅に着くと、ゆりこの亡骸がベッドに寝かされて、そのそばで父とまみが泣き崩れている。
「顔を見てやって。すごくキレイな顔だから」とリカに言う父。
リカが顔にかかっている布を取ると…そこに寝ていたのはイグアナ姿の母。驚くリカに父は「リカにはイグアナに見えるの?」と聞く。うなずくリカに、昔ガラパゴスでイグアナを助けたこと、最近母がしきりにその話をして、「もうダメかも」と言っていたことを話す。
「お母さんは、イグアナのお姫様だったんだ」
リカは、イグアナ姿の母を見て初めて、母の苦しみを知り、心からの涙を流すのだった。
そして、母の肩にあったアザがリカの肩に浮きだし、自分の姿がイグアナに見えることは無くなった。
そして時が経ちリカは母親になっていた。
そんな彼女の傍らには、夫となった昇と二人の間に生まれた娘が笑っている。
そしてリカは娘の名前を呼ぶ。亡き母と同じ名前の「ゆりこ」と。抱きしめ合うリカと娘の姿に、リカと母親が抱きしめあう姿が重なる。
そして「ただ、最後に一つだけお願い。……私のこと、抱きしめてほしい」
リカは生まれてから一度も、母に抱きしめてもらったことがなかったのだ。そし、願いがかなうと思った瞬間、母はリカを突き飛ばし「私にはできない!」と拒絶する。
泣き崩れるリカ。「死ぬよりイヤなの…?」
昇はリカに好きなことを告白していた。そして一緒にボストンに行こうと誘う。そして、ゆりこからリカがイグアナだということを知らされる。
その後リカから「昇くんには本当のことを知っていて欲しい」と、自ら自分がイグアナであると告白。すると昇は驚きもせず「なんだそんなことか。別にいいじゃないか。俺はお前の顔、好きなんだから」と返す。
ボストンへの出発当日。ゆりこはリカを見送らず、リカも気にしながらも会わずに空港に向かう。ゆりこが外出し、道を歩いていると、女の子が急に道路に飛び出すのを見かける。その子がリカに見えたゆりこは「リカ!」思わず飛び出す。
その瞬間、空港にいたリカは言いようの知れない胸騒ぎと嫌な予感に襲われる。
「お母さん!」
「昇くん、先に行ってて。私必ずあとから行くから」と言って引き返すリカ。
そしてリカが自宅に着くと、ゆりこの亡骸がベッドに寝かされて、そのそばで父とまみが泣き崩れている。
「顔を見てやって。すごくキレイな顔だから」とリカに言う父。
リカが顔にかかっている布を取ると…そこに寝ていたのはイグアナ姿の母。驚くリカに父は「リカにはイグアナに見えるの?」と聞く。うなずくリカに、昔ガラパゴスでイグアナを助けたこと、最近母がしきりにその話をして、「もうダメかも」と言っていたことを話す。
「お母さんは、イグアナのお姫様だったんだ」
リカは、イグアナ姿の母を見て初めて、母の苦しみを知り、心からの涙を流すのだった。
そして、母の肩にあったアザがリカの肩に浮きだし、自分の姿がイグアナに見えることは無くなった。
そして時が経ちリカは母親になっていた。
そんな彼女の傍らには、夫となった昇と二人の間に生まれた娘が笑っている。
そしてリカは娘の名前を呼ぶ。亡き母と同じ名前の「ゆりこ」と。抱きしめ合うリカと娘の姿に、リカと母親が抱きしめあう姿が重なる。
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