アニメ『南の虹のルーシー』の最終回ってどうだった?
2021年1月4日 更新

アニメ『南の虹のルーシー』の最終回ってどうだった?

子供のときに観てたけど、最終回ってどんなだったっけ?そんな作品ってけっこうありますよね。そんな方のために、最終回のあらすじをお届けします。これであなたも思い出せるはず?『南の虹のルーシー』はこんな感じでした。

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『南の虹のルーシー』

制作:日本アニメーション、フジテレビ
放送期間:1982年1月0日から1982年12月26日
放送時間:土曜19:30から20:00
放送局:フジテレビ系列
放送話数:全50話
主題歌:「虹になりたい」やまがたすみこ

スタッフ

原作:フィリス・ピディングトン
監督:斎藤博
脚本:宮崎晃
絵コンテ:清瀬二郎
作画監督:森友典子
キャラクターデザイン:関修一
美術:阿部泰三郎
音楽:坂田晃一

キャスト

ルーシー・メイ・ポップル:松島みのり
ケイト:吉田理保子
アーサー:堀 勝之祐
アーニー:谷 育子

フランク・プリンストン:小島敏彦
シルビア:坪井章子

『南の虹のルーシー』とは

1837年。ポップル一家はイギリスから、農場の所有を夢見てオーストラリアにやってきた。ルーシーは大自然の中で動物たちと触れ合うが、父アーサーはなかなか土地を手に入れることは叶わず希望を失いつつあった。そんな一家の困難の中で、ルーシーは事故に会い、大富豪のプリンストン夫妻に保護された…。

原作はオーストラリア出身の作家フィリス・ピディングトンの『南の虹』。
《世界名作劇場》第8作目となる。

『南の虹のルーシー』の最終回

第50話「虹に向って」

ルーシーは一度頭を下げてからプリンストンの屋敷の門をくぐった。中にはプリンストンがいた。
プリンストン「よく来たね、ルーシー。今日はゆっくりしていけるのかね?」
ルーシーは思い切って言う。
ルーシー「プリンストンさん。私を、私をプリンストンさんの子供にしてください。私を、私をこのうちの子供に…」
泣き出すルーシーをプリンストンは抱きしめた。夫人のシルビアが階段から下りて来て、泣いているルーシーを見て驚く。
シルビア「何かつらいことでもあったの、ルーシー?」
プリンストン「ルーシーはね、ルーシーは私たちの子供になりたいって言ってきたんだ」
喜ぶシルビア。しかしプリンストンは妻に「待ちなさい」と言う。
プリンストン「私たちに嘘を言っているんだ、ルーシーは。ルーシーは我々の子供になりたいなんてちっとも思ってなんかいないんだよ。そうなんだろ、ルーシー。あんな素晴らしいお父さんやお母さんがいるルーシーが、本心から私たちの子供になりたいなんて思うはずがない」

プリンストンは、自分がポップル家に行ってルーシーを養女にいただきたいと申し入れたときのことを話す。その際、ルーシーを養女にいただけたら代わりに所有している土地を差し上げようと言ったのだ。それをルーシーは聞いていたのだった。
プリンストン「ルーシー、そうなんだね?君が私たちの子供になりさえすれば、お父さんは自分の土地を持てるようになる。そう思ってここへ来たんじゃないのか?」
うなずくルーシー。
ルーシー「お願いです、プリンストンさん。やっぱり私をここへ置いてください。父さんが、父さんが可哀そうなんです。すっかり希望を失ってしまって。昔はあんなんじゃなかった父さんは…。今はお酒を飲むし」

ルーシーの回想シーン。酔って帰って来た父アーサーは、飲みすぎたと言ってテーブルで寝てしまう。それをドアの隙間からルーシーと姉ケイトが見ていた。
ケイト「母さんが呆れたような顔をして立ってる」
ルーシー「どうしたらいいの、お姉ちゃん?」
ケイト「父さんはもう、昔の父さんじゃないわ」
ドアを閉める。

寝室。
ルーシー「どうしたら昔の父さんに戻る?」
ケイト「そんなことあんただってわかるでしょ?」
広い広い土地を所有して農場にするという夢を語るケイト。
ケイト「夢ね。いつかはそんなふうになるかと思ってたけど、もうだめねきっと。せめて楽しい夢を見たいわ」
寝てしまうケイト。そのベッドの側に立ち尽くすルーシー。
回想から戻って。ルーシーはプリンストン夫妻に謝った。
シルビア「あなたが謝ることなんかないわ。それより私たちは、あんないい家族からあなたを引き離そうなどと考えたりして。たとえ私たちがあなたのことをどんなに好きであっても、養女に欲しいなどと言ってはいけなかったのよね」
シルビアは、ルーシーを家に送り届けるようにプリンストンに言った。

屋敷の玄関前。そこには馬車が待っている。
シルビア「ねえルーシー、希望を失ってはだめよ。どんな時でも。きっといいことが起きるわ。それも近いうちに。ね?そうでしょ?それは今日かもしれないわね、あなた?」
そう言われて驚くプリンストン。
シルビア「じゃあ、さよならルーシー。きっといいことがあるわよ」
シルビアはルーシーを抱きしめた。

ポップル家。紅茶を入れている母アーニー。
アーニー「あんたはいったいどういうつもりなの?学校へ行かないでプリンストンさんのお宅に遊びに行ってしまうなんて」
プリンストン「あのう奥さん、ルーシーは遊びに来たんじゃないんです」
プリンストンは経緯を説明する。それを聞き、ご迷惑をおかけしたと謝るアーニー。
プリンストン「それどころか私も妻もルーシーのひたむきな心に深く打たれました。自分のことよりも家族全体のしあわせを願う気持ち。奥さん、じつはご主人にお伝え願いたいことがあるんですが」
それはプリンストンが持っている土地の一部を譲りたいという内容だった。
プリンストン「その土地をぜひポップルさんに買っていただいて、それがすばらしい農場に生まれ変わるのをこの目で見せていただこうと思いましてね」
土地を買うお金がないというアーニーに、プリンストンは土地には家がついているので、いま暮らしているこの家を手放して頭金にすればいいと言った。あとはプリンストンの農場を手伝って返済するのだ。プリンストンは明日、返事を聞きに来ると言って帰っていった。

夕方。酒場に入ろうとするが思いとどまったアーサー。家に帰って来ると、玄関にはルーシー、ケイト、弟トブの3人が待っていた。
アーサー「ただいま。どうしたんだ、3人そろってお出迎えなんて」
ルーシーはアーサーに、はやく帰ってきたからきっと今日はいいことがある、と言う。

家の居間。帰って来たアーサーにアーニーは土地の話を説明した。
アーサー「夢じゃないな…。私はとうとう自分の土地を手に入れることができるんだな」
アーニー「そうよ、今度こそ間違いなく」
抱き合うふたり。
アーニー「これもみんなルーシーのおかげよ、あなた」
アーサー「ありがとう、ルーシー・メイ」
泣き出すルーシー。父も涙を流し、ふたりは抱き合う。
ケイトのナレーション「プリンストンさんに案内されて父さんは自分の物になる土地を見に行きました。家族が移るまでは何度も行かなければならないので最初にルーシーだけがお供することになったのです」

広い土地を眺めている3人。
プリンストン「あそこのずーっと向こうにユーカリの樹が3本見えるでしょう。この柵からあそこまでが、ポップルさん、あなたの土地です。ここがやがて素晴らしい農場に生まれ変わるのを、私は楽しみにしてますよ」
アーサー「私の土地…。きっと、立派な物にして見せますよ」

アーサー「この辺で待っていなさい。私は皆さんにご挨拶してくるから」
ルーシーはペットであるリトル(ディンゴという種類の野生犬)と柵の中の羊を眺めていたが、リトルは興奮して中に入ってしまう。それを追いかけてルーシーも柵の中へ。リトルは一頭の羊の身体をなめていた。
ルーシー「スノーフレーク、スノーフレークね!」
それはかつて、ルーシーが貰った羊だった。

帰りの馬車の中。
アーサー「そうか、スノーフレークがいたのか。なんとかして買い戻すことにしような、リトル」
スノーフレークとリトルは仲が良いのだ。

ケイトのナレーション「荷物も積み終わり、いよいよ出発、というときになって、急に雨が降り出しました」

窓から外をながめているポップル一家。雨が上がり、一同は牛がひく車に乗って出発する。

ケイトのナレーション「私たちは希望の土地を目指して出発しました。南オーストラリアにやって来て四年と半年あまりが過ぎた、ある秋の日でした」

車に揺られながらルーシーが言う。
ルーシー「母さん、虹よ!」
アーニー「ほんと、綺麗ねえ」
ルーシー「私たちの行く先は、ちょうどあの虹の橋のたもとあたりよ」
アーニー「そうね。虹の橋を渡るのね。いつかきっと」
広い平原の道を進んで行く2台の車…。

その後の『南の虹のルーシー』

オーストラリアにしかいない様々な動物が本編には登場します。エンディング曲「森へおいで」の1番の歌詞にはコアラ、2番の歌詞にはワライカワセミ、放送にはない3番にはトビユビムスビという名前がありました。

コアラとワライカワセミはわかるのですが、トビユビムスビって何?と思って調べてしまいました。
するとユビムスビ=クスクスの別名とのこと。
これで解決と思ったら…歌詞にはトビユビムスビには「四つの足に毛皮の翼(飛膜のことだと思われます)」があり、「長い尻尾」があって、それを使って「曲がる」んだそうです。しかしクスクスは空を飛ばない!

どうも正体はフクロモモンガかフクロムササビのようなんですが…ご存じの方がいらっしゃいましたら教えてくださると嬉しいです。

翌々週からは《世界名作劇場》第9作目『アルプス物語 わたしのアンネット』が始まっています。
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