カセットを持ち主に返すことを目的とする名前入りカセット博物館による「ファミコンの思い出」展が開催中!!
2018年12月21日 更新

カセットを持ち主に返すことを目的とする名前入りカセット博物館による「ファミコンの思い出」展が開催中!!

名前が書かれたゲームカセットを持ち主に返すことを目的に収集、管理している「名前入りカセット博物館」。現在東京・蔵前のTOKYO PiXEL. shop & galleryにて、「ファミコンの思い出展」を開催中です!ミドルエッジ編集部が取材にお伺いしました!

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名前入りカセット博物館による「ファミコンの思い出」展が開催中!

名前が書かれたゲームカセットを持ち主に返すことを目的に収集し、管理しているという一風変わったコンセプトの非営利団体「名前入りカセット博物館」。
ファミコンやスーパーファミコン、ゲームボーイなど時代を彩ったゲーム機のカセットを数多く取り扱っています。

2018年8月には、ダウンタウン・松本人志がコメンテーターを務める「ワイドナショー」で特集されるなど、今ジワリジワリと注目を集めています。

現在、同館が東京・蔵前TOKYO PiXEL. shop & galleryにて、「ファミコンの思い出展」を開催中です。その会場にミドルエッジ編集部がお邪魔してきました!
トーキョーピクセル 蔵前店内ギャラリー

トーキョーピクセル 蔵前店内ギャラリー

会場入口、ファミカセに書かれた「マツモトヒトシ」の文字!

会場入口、ファミカセに書かれた「マツモトヒトシ」の文字!

浅草にほど近い蔵前は、もともと問屋街だった頃の名残もあり、商店が点在する落ち着いた町並みが印象的です。
外国人観光客も多くいるなか、煌々と明るい店内から笑い声が聞こえてきました。そう、そこが今回の目的地、「ファミコンの思い出」展の会場でした!

会場入口に貼られた、「マツモトヒトシ」と名前が書かれた「SHOGUN」のファミカセ。まさか・・・松ちゃんの物!?と一瞬脳裏をよぎります!
が、このファミカセに関しては、前述のワイドナショーで、ご本人が持ち主ではないときっぱりと否定されていたそうです!
「ファミコンの思い出」展のフライヤー

「ファミコンの思い出」展のフライヤー

いざ会場内に入れば辺り一面に貼られたファミカセファミカセファミカセ!!
長細い設計の会場に所狭しと名前入りのカセットが展示されています。
左見てもファミカセ!

左見てもファミカセ!

右見てもファミカセ!そして、正面見ても・・・!

右見てもファミカセ!そして、正面見ても・・・!

ファミ、あ、あれ?どちら様ですか?

ファミ、あ、あれ?どちら様ですか?

「ファミコンの思い出」展のフライヤーを持っていらっしゃった方が、館長の関 純治さんでした!

ミド編「すごい、ファミカセの数ですねぇ。500本くらいですか?」
関さん「展示する場所がなかったものを含めると、カセットの数は1000本位でしょうか」
ミド編「えーーっ!?名前入り括りでそんなにコレクションされているんですかっ!」

会場に持参してはいるものの、限られたスペースゆえに渋々展示を諦めたファミカセやその他のカセットも含めると、約1000本を超えるとのこと。
 (2069804)

関さんが、思い出の詰まった名前入りのファミカセを収集し始めたのが2003年のこと。アメリカ・サンディエゴのゲームショップで、NES(ファミコンの海外版)を手にし、突如本当の価値に気付いたそうです。

「思い出が詰まったカセットをもう一度、持ち主の手に帰したい!」

そこから15年で集めに集め、今では各メディアからの取材依頼も殺到しています。ただ、実際に持ち主が見つかったとしても、返却を丁重にお断りされる場合もあるとのこと(笑)
返却を丁重にお断りされたカセット

返却を丁重にお断りされたカセット

会場を眺めていると、ファミカセに書き込まれた名前から、不思議と見知らぬその方の人生が気になり始めます。

達筆の「田口」、やたらと多い「園田光佑」、元アイドルと思わしき「MIHO NAKAYAMA」などなど。どのような家族構成で、どんな状況で書かれたものなのか、そういったことを想像し始めます。

筆者もファミカセに名前を書いていたので、かつて中古屋に売ったファミカセが、数十年振りに手元に戻ってきたら?なんて想像を巡らせてしまいます。
園田光佑さんはご覧になっていませんでしょうか?

園田光佑さんはご覧になっていませんでしょうか?

MIHO NAKAYAMA

MIHO NAKAYAMA

名前じゃなくて犯人書き込んでるしっ!

名前じゃなくて犯人書き込んでるしっ!

深田 洋介著「ファミコンの思い出」も展示!

また、会場にはファミコン本体を想起する装丁が愛らしい書籍「ファミコンの思い出」も展示されています。
超人気サイト「思い出のファミコン」に寄せられたファミコンに関する思い出を一冊の書籍にまとめています。

待ちに待ったクリスマスの朝、枕元に置いてあったのはまさかの「いっき」だった話など、掲載されたエピソードはどれもほっこりとするものばかり!
amazonの口コミで非常に高い評価を獲得するなど、人気の書籍となっています。

今回の企画とまさに相性抜群ですね!
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