ふぞろいの林檎たち~最終回覚えてる?心に残る名シーンとキャスト達!パートⅣ以降の続編がない理由も。
2021年10月30日 更新

ふぞろいの林檎たち~最終回覚えてる?心に残る名シーンとキャスト達!パートⅣ以降の続編がない理由も。

1983年から1997年にかけてパートIVまでシリーズ化された超人気ドラマ「ふぞろいの林檎たち」を覚えていますか?当時 社会問題になっていた学歴差別をテーマに等身大の若者の姿を描いたドラマで、シリーズを通して観るとまるで自分と一緒に成長しているようで共感できた方も多かったのではないでしょうか。今でも心に残る最終回や名シーンを振り返ってみましょう!キャスト達の現在も気になりますね。

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ふぞろいの林檎たち 作品情報

原作:山田太一
脚本:山田太一

主要キャスト:中井貴一・時任三郎・手塚理美・石原真理子・柳沢慎吾・中島唱子・高橋ひとみ・国広富之

制作:TBS
仲手川 良雄ー 中井貴一
酒屋「仲屋商店」の次男坊。メンバーの中では最も大人びているが、とにかく気が弱く人に優しすぎる。

岩田 健一ー時任三郎
京都の名家の息子。メンバーの中では女性にモテやすく最も大人びているように見えるが、実は3人の中で活発で最もケンカ早い。

西寺 実ー柳沢慎吾
ラーメン屋「金華」の一人息子。お調子者で女好きの典型的な三枚目。

水野 陽子ー手塚理美
岩田たちが大学時代に立ち上げたサークルに参加した看護学生。しっかり者で常識を重んじる慎重派。

宮本(門脇) 晴江ー石原真理子
陽子の親友で同僚。陽子とは対称的で奔放な性格。

谷本(西寺) 綾子ー中島唱子
岩田たちが立ち上げたサークルに参加した女子大生。人より容姿が劣っていることにコンプレックスを抱いている。

伊吹(本田) 夏恵ー高橋ひとみ
学生時代に良雄が偶然立ち寄った風俗店で働いていた女性。才色兼備だが、時折大胆な行動に出ることもある。

本田 修一ー 国広富之
夏恵の恋人(後に結婚)で東京大学卒業のエリート。かなり冷めた性格で他人とのコミュニケーションが苦手。
パートI
1983年5月27日から7月29日まで放送。全10回、平均視聴率17.6%。
落ちこぼれ大学生3人の青春を描く。
パートII
1985年3月15日から6月7日まで放送。全13回、平均視聴率18.0%。
林檎たちが学校を出て社会人になる。
パートIII
1991年1月11日から3月22日まで放送。全11回、平均視聴率19.2%。
晴江とその夫である門脇のトラブルがきっかけで、疎遠になっていた仲間たちが再び集まる。
それぞれ30歳を目前にし、家庭や仕事で様々な問題を抱えるなか、大人として逞しく生きていく姿を描く。
パートIV
1997年4月11日から7月4日まで放送。全13回、平均視聴率17.4%。
克彦と美保という若者に出会ったことで、30代半ばとなった仲間たちがまた集まる。

「ふぞろいの林檎」は規格に当てはまらない落ちこぼれの登場人物たちを指す。
架空の四流大学を舞台に1980年代 社会問題となっていた学歴差別をベースとして、青春のほろ苦い学生時代から、社会人となった厳しさ、恋愛、家庭の問題などシリーズごとにさまざまな生き様が描かれています。

主題歌はサザン 「いとしのエリー」で始まり、「いとしのエリー」で終わる

ふぞろいの林檎たち オープニング

「ふぞろいの林檎たち」の主題歌は、サザンオールスターズの「いとしのエリー」
というのは誰もが知ることですが、なぜか記念すべき第1回では同じくサザンの「気分しだいで責めないで 」が使われています。

そして、主題歌以外にも随所にサザンの曲が・・・
「栞のテーマ」「My Foreplay Music」「Bye Bye My Love (U are the one)」「Ya Ya (あの時代を忘れない)」「いなせなロコモーション」「シャ・ラ・ラ」「チャコの海岸物語」「C調言葉に御用心」「海」など。
他にもピンポイントで
♪ラララー ラララ ラララー
 ラララー ラララ ラララー
 ラララー ラララ ラララー♪と「勝手にシンドバッド」のイントロが流れ、盛り上げたり、

♪エーーーリーーーー♪と、「いとしのエリー」のラストのシャウト→つづく。というパターンでドラマが終わったり。

とにかく、サザンづくしです。

ドラマの楽曲を1組のアーティストでかためるのは、ドラマ史上「ふぞろいの林檎たち」が初めてだったそうです。
そして その理由は、発案者であるセカンドプロデューサーの”片島謙二”さんに「大人の事情があった」との事(笑)

オープニング映像は「横山設備工業株式会社本社」屋上から撮影

オープニングで新宿の高層ビルを背景に林檎を放り投げるシーンは、当時 今のように西新宿に高層ビルがなく、新宿の高層ビルが遮る物なく見通せる「横山設備工業株式会社」さんに依頼があり、本社の屋上で撮影が行われたそうです。

撮影の記念というかお礼に「山田太一」さんの第一回ドラマ脚本と撮影に使われた「林檎」を貰われ、「林檎」は社員さんで仲良く分けて召し上がられたとの事です。

ふぞろいの林檎たち を振り返る

■ふぞろいの林檎たち パートⅠ(1983年)

第1回 学校どこですか
第2回 恋人がいますか
第3回 生き生きしてますか
第4回 何を求めてますか
第5回 親友は誰ですか
第6回 キスしてますか
第7回 どんな夢見てますか
第8回 大きな声が出せますか
第9回 ひとの心が見えますか
最終回 胸をはっていますか
平均視聴率 17.6%

TBS系ドラマ「ふぞろいの林檎たち」より~耕一(小林薫)の決めゼリフ「こいつがいいんだからしょうがねえ!」が超かっこいい!

四流大学(国際工業大学)に通う仲手川良雄(中井貴一)は、友人の岩田健一(時任三郎)・西寺実(柳沢慎吾)と共に女子大生と知り合うため、有名大学を真似てワンゲル愛好会‘「オリーブ’」を結成。
サークルに加入してきた看護学生の陽子や晴江、女子大生の綾子と知り合う。

学歴や容姿など悩み多き若者の姿を等身大に描いていて、自分に重ね合わせる事ができるストーリーです。

シリーズの中で一番面白かったとの声が多い「パートⅠ」最終回の名シーンは忘れられません。

最終回 胸をはっていますか

耕一(小林薫)が幸子(根岸季衣)を探しに出てしまい、仲手川酒店は途端に人手が足りなくなった。事情を知った健一(時任三郎)と実(柳沢慎吾)は良雄(中井貴一)たちの手伝いをする。その夜、良雄たちは仲手川家にみんなを集め、宴会をやろうと計画する。夏恵(高橋ひとみ)、修一(国広富之)も招待し、愛子(佐々木すみ江)も張り切って準備をした。実も綾子(中島唱子)を誘おうと探していると、なんと屋台でアルバイトをしている彼女の姿が。綾子は実の為に必死で金を稼いでいたのだ。実の目にはそんな綾子がとても美しく写った。
そんな時、良雄のもとに耕一から幸子を見つけたとの連絡が入る。今日中に戻ると言う耕一の言葉を受け、良雄は愛子に黙っていることにした。夜になり宴もたけなわの頃、突然耕一が幸子を連れて帰って来る。驚く愛子を前に耕一は…。

<忘れられない>健一と実の面接シーン

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