松本零士作品には「ハーロック」や「トチロー」「エメラルダス」のように、複数の作品に登場するキャラクターが存在する。これは作品自体がクロスオーバーしていることもあれば、単に名称が同じという場合もある。またパラレルワールドのように「背景世界はつながっていないが、その世界における性格や役割が似たキャラクター」として登場する場合もあり、一種のスター・システムといえる。
自身の飼い猫をモデルにした「ミーめ」あるいは「ミーくん」というトラジマの猫と、首長で奇声を発する怪鳥「トリさん」は松本零士作品にしばしば登場する動物キャラクターである。なお、原作者の松本自身も自らのアニメ映画などでカメオ出演している。
松本零士・男の友情の哲学!ハーロックとトチローの物語 - Middle Edge(ミドルエッジ)
松本零士作品に多々登場するハーロックとトチロー。それは作者と親友の投影でもあり、松本さん自身の大切な父親の面影を持つキャラクターでもありました。
キャラクター相関図をまとめたサイトも複数あります。
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さらに、全ての松本作品は「最終回」を迎えていないという。
「私の中では『999』や『ヤマト』も含め、全ての物語が終わってないんです。私の描く漫画の登場人物は、実は先祖や子孫がつながっているんです。例えば『999』の主人公・星野鉄郎。鉄郎の先祖は『男おいどん』の大山昇のぼ太ったです。さらに先祖が漫画『ガンフロンティア』のトチロー、そして同じ漫画に出てくる早撃ちの名手ハーロックが、『宇宙海賊キャプテンハーロック』のキャプテンハーロックの先祖です。こうしてお互いの先祖同士が違う漫画で出会っている。何千年も、何万年も宇宙を越えて、私の作品は巨大な一つの物語なんです。これが全部一つにまとまった時、最終回となる。私の頭の中にはすでにその構想もありますが、今はまだ描きたくない。終わりを描くと、それで自分も終わってしまう気もするから」
松本作品は、新たな話が生み出されるたびに登場人物にその血が受け継がれていく。
スター・システムといえばコチラも凄い!
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