南斗六聖拳のひとつである南斗白鷺拳の伝承者。仁星を宿星に持つ。聖帝軍に攫われた子供達を取り返すため、レジスタンスのリーダーとして戦いに身を投じている。シバを息子に持つが、妻は既に他界。レイとは親友関係にある。
かつて幼くして南斗十人組手に挑んだケンシロウに、果てしない可能性を直感。自ら10人目として名乗り出てケンに敗北を教えたが、己の目を犠牲にすることで、処刑されるはずだったケンの命を救った。
核戦争後、反帝部隊のリーダーとして聖帝軍と抗争を繰り広げる中、成長して帰ってきたケンシロウと再会。命をかけて闘うことで、その強さを確かめ、改めて彼こそがこそがサウザーを倒せる唯一の男だと確信した。だが、ケンはサウザーに敗北し、救出に行った息子シバは追っ手と共に自爆。更にアジトを聖帝軍にかぎつけられたため、傷ついたケンを地下水路から逃がし、単身聖帝軍との戦いに臨んだ。なんとかサウザーとの直接対決にまで持ち込むも、100人の人質の前に手が出せず、足の腱を切られて敗北。その後、巨大な聖碑を抱えて聖帝十字陵へと登るよう言われ、人質100人の命と、南斗の崩壊を防げなかった己の痛みとして聖碑を運んだ。だがそのまま頂上に繋ぎとめられ、全身を射られた挙句、サウザーの放った槍にその身を貫かれて絶命。最期に奇跡的に視力が戻り、成長したケンシロウの姿を目にしながら聖碑の下敷きになった。
自らを「聖帝」と名乗り、この世の覇権を目指す男。南斗六聖拳最強を誇る南斗鳳凰拳の伝承者。帝王の星、将星を宿星とする。心臓の位置が逆、秘孔の位置も表裏逆という特異体質をもっている。
捨て子としてオウガイに拾われ、南斗鳳凰拳の修行に邁進。だが15歳の時に行われた伝承のための試練において、相手を師オウガイと知らず、その手にかけてしまう事に。深い哀しみに襲わた結果、苦しまないためには愛や情けを捨てればいいという結論に至った。
核戦争後、聖帝軍の王として君臨。権力の証である聖帝十字陵を造るため、無垢な子供達を攫い、建設作業に従事させた。同じ南斗六聖拳の一人であるシュウが率いるレジスタンスとの戦いを繰り広げる中、そこに身を投じたケンシロウと対決。拳では敗北するも、秘孔の効かない身体によって勝利を収めた。その後、ケンを十字稜の人柱にしようとしたが、シバの活躍によって奪い返された。
十字稜が完成を迎えると同時に、レジスタンス部隊のアジトを襲撃し、鎮圧。100人の人質をとってシュウを降伏させ、そのシュウの血を十字稜の漆喰にすることを決定。巨大な聖碑を十字稜の頂上まで運ばせ、そのままシュウを聖碑の下敷きにした。その後、復活したケンシロウと再び戦いに臨むも、特異体質の謎を見破られ、劣勢に。秘奥義・天翔十字鳳を繰り出すも、天破活殺によって打ち破られ、最後は苦痛を生まない北斗有情猛翔破にて敗北。自らにはまだぬくもりが残されていることをケンシロウから諭され、十字稜の聖室に隠された師オウガイのミイラの膝元で、遠き日のぬくもりを求めつつ絶命した。
南斗最後の将を守護する「南斗五車星」の一人。通称、風のヒューイ。炎のシュレンの弟星。拳王の足を止めるために拳王侵攻隊を次々と襲撃し、拳王の本隊をおびき出すことに成功。果敢に拳王に飛び掛るが、傷一つつけることも出来ず、巨大な拳の一撃で全身を破壊されて絶命した。
リハク等と共にサザンクロスを訪れた際には、シュレンと共に偵察へと赴き、拳王軍が接近してきていることを報告した。

風のヒューイ
出典 http://yamadagekito2.zouri.jp/hokuto0010.html
南斗最後の将を守護する「南斗五車星」の一人。通称、炎のシュレン。燐を使い炎を発生させる五車炎情拳の使い手。
拳王の進軍をとめるため、そして弟星である風のヒューイの仇をとるため、拳王軍を襲撃。渓谷に差し掛かった拳王軍に無数の火矢を放ち、先制攻撃を仕掛けた。その後、嗾けられた二人の戦士を簡単に返り討ちにし、拳王と一対一の戦いに。炎で視界を奪い、背後から攻撃を仕掛けるも、簡単に見抜かれて拳を握りつぶされてしまい、更には蹴りにいった足も一撃で砕かれて絶体絶命。それでも諦めず、全身に炎をまとって拳王に飛び掛り、全ては将の目を涙にくれさせぬためだと答えた。だが結局拳王の肉体に傷を負わすことはできず、力で首を捻じ曲げられて殺された。
リハク等と共にサザンクロスを訪れた際には、ヒューイと共に、拳王軍が接近してきていることを報告した。