『愛という名のもとに』 ドラマ情報
制作局:フジテレビ
放送期間:1992年1月~3月
主な出演者:鈴木保奈美/唐沢寿明/江口洋介
脚本:野島伸司
最高視聴率:32.6%
放送期間:1992年1月~3月
主な出演者:鈴木保奈美/唐沢寿明/江口洋介
脚本:野島伸司
最高視聴率:32.6%
主題歌:悲しみは雪のように/浜田省吾
浜田省吾 『悲しみは雪のように (ROAD OUT "MOVIE")』 - YouTube
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『愛という名のもとに』 あらすじ
大学のボート部で一緒だった仲間が、卒業して3年が経った。
高校教師の貴子(鈴木保奈美)が、商社マンから父の代議士秘書に転身した健吾(唐沢寿明)からプロポーズされた。
ある日、ボート部OBの恩師が亡くなる。
貴子や健吾、デパート勤務の則子(洞口依子)、証券マンの篤(中野英雄)、区役所勤めの純(石橋保)が顔をそろえ、同窓会みたいな雰囲気になる。
大学時代のなじみの店、レガッタに集まった5人は近況を話し合い、貴子と健吾の結婚も話題になる。仲間のひとり、時男(江口洋介)はアメリカへ行き、もうひとりの尚美(中島宏海)は売れっ子モデルになっている。
みんなが話している最中に尚美がやってくるが、深夜も12時前になると、明日の仕事を考え腰をあげる。
その頃、時男が帰国する。ガールフレンドの有希(網浜直子)のマンションで一夜を明かした時男は、仲間との再会に張り切っている。有希は、「3年経てばみんな変わる」と言うが、時男は「俺たちは違う」と抗議する。
時男は、純に会うため区役所を訪問する。すると「変わらないのはお前だけ」と言われてしまう。尚美は愛人の五郎(森本レオ)の真意を疑い、証券マンの篤は日々悪戦苦闘、則子は男関係で悩んでいた。
そんなある日、健吾が貴子が住んでいる公団住宅を訪れ、母の清絵(佐藤オリエ)に挨拶する。
その頃、尚美は不倫相手の五郎とうまくいかず、貴子に相談をしたいが、機会を得られない。思い悩んだ尚美は自殺を図る。尚美のマンションを訪れた時男はガスの臭いを感じ、部屋に入り助ける。
尚美が収容された病院で、みんなが集まった。
時男は怒る。
「尚美は聞いてほしかったんじゃねえのか?おまえら、おかしいぞ。変にじじくさくなりやがって、妙にすかしやがって・・・どうしたんだよ!」
「いつまでもガキじゃいられないんだよ」健吾がからむ。
「俺はおまえらに会いたいから帰ってきたんだ。今の世の中で信じられるものって、仲間とか、そういうものじゃねえのかよ!」
誰もが尚美の相談に乗ってやれなかったことを反省するのだった。
高校教師の貴子(鈴木保奈美)が、商社マンから父の代議士秘書に転身した健吾(唐沢寿明)からプロポーズされた。
ある日、ボート部OBの恩師が亡くなる。
貴子や健吾、デパート勤務の則子(洞口依子)、証券マンの篤(中野英雄)、区役所勤めの純(石橋保)が顔をそろえ、同窓会みたいな雰囲気になる。
大学時代のなじみの店、レガッタに集まった5人は近況を話し合い、貴子と健吾の結婚も話題になる。仲間のひとり、時男(江口洋介)はアメリカへ行き、もうひとりの尚美(中島宏海)は売れっ子モデルになっている。
みんなが話している最中に尚美がやってくるが、深夜も12時前になると、明日の仕事を考え腰をあげる。
その頃、時男が帰国する。ガールフレンドの有希(網浜直子)のマンションで一夜を明かした時男は、仲間との再会に張り切っている。有希は、「3年経てばみんな変わる」と言うが、時男は「俺たちは違う」と抗議する。
時男は、純に会うため区役所を訪問する。すると「変わらないのはお前だけ」と言われてしまう。尚美は愛人の五郎(森本レオ)の真意を疑い、証券マンの篤は日々悪戦苦闘、則子は男関係で悩んでいた。
そんなある日、健吾が貴子が住んでいる公団住宅を訪れ、母の清絵(佐藤オリエ)に挨拶する。
その頃、尚美は不倫相手の五郎とうまくいかず、貴子に相談をしたいが、機会を得られない。思い悩んだ尚美は自殺を図る。尚美のマンションを訪れた時男はガスの臭いを感じ、部屋に入り助ける。
尚美が収容された病院で、みんなが集まった。
時男は怒る。
「尚美は聞いてほしかったんじゃねえのか?おまえら、おかしいぞ。変にじじくさくなりやがって、妙にすかしやがって・・・どうしたんだよ!」
「いつまでもガキじゃいられないんだよ」健吾がからむ。
「俺はおまえらに会いたいから帰ってきたんだ。今の世の中で信じられるものって、仲間とか、そういうものじゃねえのかよ!」
誰もが尚美の相談に乗ってやれなかったことを反省するのだった。
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『愛という名のもとに』 ネタバレ最終回
健吾は、内部告発の形で父親の健蔵を収賄容疑で告発した。数日後、行方の分からない健吾から貴子に電話が入る。
「今度のようなことは親父だけじゃない、けど、俺は、今でも自分のしたことがよかったかどうか分からないんだ」
と言う健吾に「私、世界中の誰にでも言える。健吾は正しいって」と貴子は励ます。
時男は貴子に健吾と素もぐりの勝負をしたときのことを話す。
「あの時、俺はわざと負けたんだ。この狭い国を出たくてたまらなかったからな。」
「要するに、俺は貴子・・お前より自分自身を選んだんだ。」
尚美は五郎に言う。
「あなたを自分から嫌いにならなきゃだめみたい。だからそれまで別れない。」
「ずっと嫌いにならなかったらどうするんだ?」
「あなたが死ぬときは奥さんが看取ると思うけど、最後に想うのは私であってほしい」五郎は黙ってうなづいた。
時男は海外へ行き、健吾も神戸に就職した。
そして、半年後。
則子が出産した。その頃純はリハビリセンターにいた。福祉のボランティアを始めたのだ。生きがいがみつかった。自信をもってノリに会いに行く。
「今日から親父だ」
貴子はボートの練習の河川敷を歩いていた。ボート部のトレーニングの先頭には健吾がいた。
「大会前の臨時コーチを頼まれたんだ」
「何年、何十年か先には立候補するつもりだ。地盤も金もないけどな」
「その時はみんなで応援に行くわ」
「時男から手紙がきたの」
手紙を見せる貴子。アルゼンチンでダイヤモンドを掘り、一攫千金を狙っているのだと言う。最後の文字が目に付いた。
「愛という名のもとに・・・か」
「今、あの団地に一人らしいな。寂しくないか?」
「大丈夫、私、強いから」以前母親から言われた。
「心許せる人の前では泣いていいのよ。泣いて、自分が生きてるって周りに知らせるの」しかし、孝子は素直にはなれない。
並木道を歩く貴子。どうしようもない孤独感に襲われ涙がこぼれた。
「どうしたんだ?」仲間の声がする。みんなが貴子を呼ぶ。時男、則子、純、尚美、篤もいる。そして健吾。
「私、本当はそんなに強くないの。本当は一人じゃ寂しいの」
「大丈夫だよ。お前は一人じゃないんだ」
「いつも私達がついてる」
「いつまでも変わらない仲間だ」
「私はできればすみれの花のようになりたい。誰かが倒れそうなとき、誰かが泣き出しそうなとき、そっと、そっと、支え合う。私達はすみれの花になりたい」
「今度のようなことは親父だけじゃない、けど、俺は、今でも自分のしたことがよかったかどうか分からないんだ」
と言う健吾に「私、世界中の誰にでも言える。健吾は正しいって」と貴子は励ます。
時男は貴子に健吾と素もぐりの勝負をしたときのことを話す。
「あの時、俺はわざと負けたんだ。この狭い国を出たくてたまらなかったからな。」
「要するに、俺は貴子・・お前より自分自身を選んだんだ。」
尚美は五郎に言う。
「あなたを自分から嫌いにならなきゃだめみたい。だからそれまで別れない。」
「ずっと嫌いにならなかったらどうするんだ?」
「あなたが死ぬときは奥さんが看取ると思うけど、最後に想うのは私であってほしい」五郎は黙ってうなづいた。
時男は海外へ行き、健吾も神戸に就職した。
そして、半年後。
則子が出産した。その頃純はリハビリセンターにいた。福祉のボランティアを始めたのだ。生きがいがみつかった。自信をもってノリに会いに行く。
「今日から親父だ」
貴子はボートの練習の河川敷を歩いていた。ボート部のトレーニングの先頭には健吾がいた。
「大会前の臨時コーチを頼まれたんだ」
「何年、何十年か先には立候補するつもりだ。地盤も金もないけどな」
「その時はみんなで応援に行くわ」
「時男から手紙がきたの」
手紙を見せる貴子。アルゼンチンでダイヤモンドを掘り、一攫千金を狙っているのだと言う。最後の文字が目に付いた。
「愛という名のもとに・・・か」
「今、あの団地に一人らしいな。寂しくないか?」
「大丈夫、私、強いから」以前母親から言われた。
「心許せる人の前では泣いていいのよ。泣いて、自分が生きてるって周りに知らせるの」しかし、孝子は素直にはなれない。
並木道を歩く貴子。どうしようもない孤独感に襲われ涙がこぼれた。
「どうしたんだ?」仲間の声がする。みんなが貴子を呼ぶ。時男、則子、純、尚美、篤もいる。そして健吾。
「私、本当はそんなに強くないの。本当は一人じゃ寂しいの」
「大丈夫だよ。お前は一人じゃないんだ」
「いつも私達がついてる」
「いつまでも変わらない仲間だ」
「私はできればすみれの花のようになりたい。誰かが倒れそうなとき、誰かが泣き出しそうなとき、そっと、そっと、支え合う。私達はすみれの花になりたい」
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