『スクール☆ウォーズ』 ドラマ情報
放送期間:1984年10月~1985年4月
主な出演者:山下真司/松村雄基
脚本:長野洋/大原清秀
最高視聴率:21.8%
主題歌:ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO/麻倉未稀
麻倉未稀 ヒーロー Holding Out For Hero - YouTube
『スクール☆ウォーズ』 あらすじ
滝沢賢治(山下真司)は、川浜高校赴任以来わずか7年でここまで上り詰めたが、その間の血と汗と涙は計り知れないものであった。
元オールジャパンの滝沢賢治は、南郷中学から高校を経て東都体育大学に進学。
その後は市の教育委員会に勤務する傍ら、少年たちを相手にラグビーの指導を行っていた。
名フランカーにして名キッカーの賢治は、「集中力」が大事であると子供たちに説くと同時に、それを証明すべくゴールキックを5本中3本ゴールポストに当てるという神業を披露。
そんな折、東北製鉄からラグビー部の監督にとの依頼があったが、ラグビースクールでの子供たちへの的確な指導を見ていた川浜高校の山城校長(下川辰平)から見込まれてしまう。
結局、元々中学時代の恩師の影響で教師になりたかった賢治は、山城の必死の説得から、妻節子(岡田奈々)の反対を押し切って「悪名高き」川浜高校の教師となることを決意。
当時の川浜高校は、校内暴力が深刻化しており、器物損壊、カツアゲ、暴力など毎日起こっていた。
賢治は川浜高校番長の水原亮(小沢仁志)や大木大助(松村雄基)らの不良たちとぶつかり合いながらも、ラグビー部初代マネージャー山崎加代(岩崎良美)やラーメン屋「新楽」の夫婦(梅宮辰夫、和田アキ子)ら支援者とラグビー部の再生に向けて立ち上がるが、あまりの荒廃さに、「ここは学校じゃない…戦場だ!」と言ってしまう。
かくして賢治の戦いが始まった。
『スクール☆ウォーズ』 ネタバレ最終回
決勝戦は一進一退の攻防を繰り返す大激戦。
川浜はペナルティーキックのチャンスを得ると、それを決めて3-0とした。
その後も両チーム点が入らず前半が終わった。
ハーフタイム、賢治に何か言われるようではこの試合をモノにすることはできないと、選手たちは賢治の口を遮った。集中力を保ったまま後半戦に乗り込む。
しかしペナルティーを与えキックを決めたれてしまい3-3となる。
残り時間は5分少々。
緊迫した試合展開の中、川浜はまたも反則を犯し相手にペナルティーキックのチャンスを与えてしまう。しかし、幸いにもこのキックをはずし、3-3のままロスタイムに入った。
試合は川浜ボールのスクラム。
スクラムから出たボールは一人をとばしてセンターへと渡ったのである。
予想外の攻撃にデフェンスの出足が遅れた城南。ボールはウイングの栗原まで渡ると、必死に走った。大チャンスである。
終了寸前、ボールは栗原の手に渡り、ゴール目指して猛突進。
走る栗原を城南は必死に追いかけ、ゴールライン間際でタックルをした。
レフリーの判定は「トライ!」
抱き合って喜ぶマネージャーの清美と明子。
「やったー!」
その10秒後
「ノーサイド」
賢治たちは日本一となった。
意識を取り戻した賢治は駆け寄る部員を受け止めると、思いっきり泣いた。
賢治は胴上げされ、表彰式、そして戦いは終わった。
しかし賢治には、このときからまた新たな戦いが始まろうとしていた。