『ずっとあなたが好きだった』 ドラマ情報
放送期間:1992年7月~9月
主な出演者:賀来千香子/佐野史郎
脚本:君塚良一
最高視聴率:34.1%
主題歌:涙のキッス/サザンオールスターズ
涙のキッス/サザンオールスターズ.cover by taka - YouTube
『ずっとあなたが好きだった』 あらすじ
見合い相手の桂田冬彦(佐野史郎)は、東大卒のエリートサラリーマンで、さわやかな印象に美和も好感を持った。
当初は全く気の進まない見合いであったが、徐々にまんざらでもない気持ちになる美和。
冬彦を東京へ見送った後、美和は母校の高校へ足を運ぶ。
そこではなんとかつての恋人、大岩洋介(布施博)がラグビー部のコーチをしていたのだ。二人はしばらくとりとめのない話をして、その日はそのまま別れた。
仙台から帰って一週間、美和は東京のレストランで冬彦からのプロポーズを受ける。
「はじめてあった時からそう考えていました。・・・・いけないかな、花を見て最初に綺麗だと感じるように結婚を考えては。」
結婚に対して美和は少しづつ気持ちを固めていく。
その一週間後、熱を出して寝込んでいる美和に冬彦が見舞いに来て食事を作ってくれた。静かで優しい雰囲気の冬彦とうまくやれそうな気がした美和は、結婚を承諾する。
それからしばらくして、美和と冬彦は結婚する。
しかし結婚式会場で美和は別の式に出席していた洋介とバッタリ遭遇してしまう。
呆然と立ち尽くす二人。
複雑な感情を抱いたまま式は終わった。美和は、心が揺らぐのを抑えられなかった。
二人の新婚生活が始まった。最初の朝食後に冬彦は笑みを浮かべながら美和に言った。
「味噌汁はひどかったね。味噌を変えて。母に聞くといい。」
その言葉に唖然とした美和は、これからの生活への不安感を募らせていく・・・。
『ずっとあなたが好きだった』 ネタバレ最終回
命に別状はなかったものの、冬彦は自ら警察に電話し、殺意を否定することはしなかった。冬彦が警察の取調べを受けている一方で、美和は父・常雄と二人で悦子の見舞いに行く。
その時、悦子から「冬彦はずっと美和さんが好きだった」と気になることを聞かされる。
病院を出た美和たちは洋介と会う。洋介は九州の会社にラグビーのコーチとして転職することになった。常雄は洋介に「娘の力になってくれ」と伝え、その場を去る。
美和と洋介は、翌日の夕方に多摩川沿いで会うことを約束して別れた。
翌日、洋介はニューヨークへ転勤する元チームのマネージャー・中井律子(宮崎ますみ)を空港へ見送りに行き、美和は警察まで冬彦に会いに行く。
面会室でガラス板を挟んで会う二人。そこで冬彦は美和が初恋の人で、子供の頃からずっと好きだったことを打ち明ける。
そして「自分を忘れて幸せになってほしい」と言われ、胸を詰まらせる美和。
夕方、美和は多摩川沿いで洋介を待っていた。遠くから人影が近づいてくる、洋介だ。
駆け寄って抱きしめあう二人。それから二人は一緒になり九州へと旅立った。
数年後、グランドで洋介がラグビーの指導をしている。
幼い兄妹を連れている美和。
練習が終わって家路に着く一家四人だが、美和は不意に誰かに見られているような気がして振り向いた。
しかし、そこには誰もいなかった。ただ蝶が木にとまっていたのだった、、、。