【ドラマ最終回シリーズ！】鹿男あをによし【ネタバレしてます】

『鹿男あをによし』ドラマ情報

制作局：フジテレビ
放送期間：2008年1月～3月
主な出演者：玉木宏/多部未華子
脚本：相沢友子
最高視聴率：13.0%

『鹿男あをによし』あらすじ

小川孝信（玉木宏）は、同僚とのトラブルが原因で勤めていた大学の研究室を追われることに。

そして、上司である教授から「奈良女学館」で理科教師、剣道部顧問の常勤講師になるよう勧められる。

急転直下な展開だが、子供のころからツキに見放されっぱなしの小川には、これも不可抗力な“運命”に思えるのだった。

気乗りがしないまま、女子校がある奈良へと旅立つ小川。

その途中、電車のなかで服にアイスクリームをベッタリ付けられるという不運な女性を目撃する。
その女性こそ、小川の同僚で、同じ下宿に暮らすことになる藤原道子（綾瀬はるか）だった。

小川は、下宿の女将の孫でやはり女子校の教員の福原重久（佐々木蔵之介）から道子を紹介されるが、マイペースで話がかみ合わない道子に初日から振り回される。

翌日、小川は新しい勤務先である奈良女学館の門をくぐる。
職員室で教頭・小治田史明（児玉清）らにあいさつを済ませると、担任を務める１年A組の教室へ。

見事に女子しかいない教室に気後れしつつも、小川は生徒一人ひとりに自己紹介をさせる。

そんな中、「堀田イト」という生徒がいないことに気づいた小川は、出席簿に欠席の印を書き込もうとする・・と、そのとき、ドアが開いて、堀田イト（多部未華子）が入ってくる。

堀田は小川にあいさつもせずにスタスタと席に着く。

その態度に腹を立てた小川は、「どうして遅刻したのか、ちゃんとその理由を説明しろ」と迫る。

すると堀田は、しばらく話そうかどうか迷っていたが、やがて立ち上がり「駐禁を取られました。」

「駐禁？お前、マイカーでも持っているのか？」
「マイカーじゃなくて、マイシカです」
「は？」
「マイシカ。自分のシカです。近鉄奈良駅の駐禁エリアに停めようとしたら、おまわりさんに見付かってしまって。怒られてたんです」と、とんでもない事を言うが・・・。

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『鹿男あをによし』ネタバレ最終回

いよいよ儀式が始まる。

水が満月に吸い寄せられるように集まり、やがて光る球形となっていく。
その時大きな揺れを起こし、やがて球体は静かにゆっくりとみんなの周りを回り、鹿の前で止まる。

「私の目にはめてくれ。そのまま、ただ当ててくれればいい。」と鹿。

イトが球体を手に取り、鹿のほうに放つと玉は鹿の目の中へ吸い込まれる。

「これで、終わりか？」と小川。
「全て終わったよ、先生。」と鹿。

翌日、盗難疑惑は解けたものの、小川はやはり東京に帰ることに。

藤原は教師たちに反発するが、小川は「疑惑が解けただけで十分だよ」と告げる。

そして鹿に会いに行き、自分と堀田の顔を元に戻してくれと頼む。

ところが、叶えられる望みはひとつだけ。
つまり、小川か堀田のどちらかしか元には戻せないと言うのだ。

堀田は鹿から事情を聞いたが、自分だけ元に戻るのは納得がいかないと言う。

それを見ていた藤原は、「小川先生の顔、元に戻して下さい！」鹿につめ寄る。

キチンと教えてくれない鹿に「わかりました。もうあなたには何も聞きません！その代わり、これから一生鹿に鹿せんべい上げませんからねーだ！」と言う。

近鉄奈良駅に着いた小川は、なぜか落ち着かずにドアのところへ来てホームを見やると、そこに堀田がやってくる。

驚く小川に堀田は、持っていた紙を渡し、小川を引き寄せると素早くキス！

堀田は、驚愕する小川と見つめ合うが、今度は小川の体を突き飛ばすように押し戻す。

そこでドアが閉まり、列車は走り出す。

座席に腰を下ろした小川は、堀田の手紙を見る。
手紙には、信じられないことを教えられたと書かれていた。

藤原が鹿から聞き出したらしい「信じられないこと」とは、小川の顔を元に戻す方法。鹿の「使い番」である堀田だけができるのだという。

数ヵ月後、東京の宝石店で指輪を受け取った小川が急ぎ足で向かった場所には、藤原がいた。

藤原は、小川が東京で教師をしていることに驚いたと嬉しそうに話す。

小川は指輪の箱を握り締めながら、渡すタイミングを計るが、おしゃべりはなかなか止まらない。

そんなとき、小川は雑踏のなかに鹿を見つける。
思わず足を止めるが、一瞬にしてその姿は見えなくなる。

その頃、小治田は、卑弥呼の墓の場所を聞き出そうと、飛火野にいる大勢の鹿に次々と話しかける。そんな小治田を見た鹿は、ニヤリと笑う・・。