『昆虫物語 みなしごハッチ』 子供たちが夢中になった 蜜蜂ハッチの大冒険!
2016年9月8日 更新

『昆虫物語 みなしごハッチ』 子供たちが夢中になった 蜜蜂ハッチの大冒険!

かの有名な「みなしごハッチ」。主人公は、ミツバチの国の王子様、ハッチ。勝気なハッチが生き別れになったママを探して旅する道中、暖かい友情を育んだり、弱い虫(これが本当の弱虫!?)たちのために悪い虫をやっつけたりするヒーロー物語。長く苦しい旅を乗り越え、大団円を迎える最終回には、母子の愛が溢れる!

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「昆虫物語 みなしごハッチ」は、初回の放送が1970年、その後、1989年のリメイク版再放送、2010年には劇場版が公開されるなど、世代を超えて子供たちに大人気となった。

タイトルが示すとおり、主人公ハッチの旅を通して、様々な昆虫の生態などが描かれ、また人間の環境破壊が昆虫たちに与える影響についても描かれている。

『昆虫物語 みなしごハッチ』 ~ アニメ概要

『昆虫物語 みなしごハッチ』:1970年(昭和45年)4月7日から1971年(昭和46年)12月28日まで、毎週火曜日19時00分-19時30分の時間帯にフジテレビ系で放送。全91回。

『昆虫物語 新みなしごハッチ』:1974年(昭和49年)4月5日から同年9月27日まで、毎週金曜日19時00分-19時30分の時間帯に毎日放送制作・NETテレビ系(当時の系列)で放映[1]。「昆虫物語 みなしごハッチ」の続編。

『昆虫物語 みなしごハッチ』(リメイク版):1989年(平成元年)7月21日から1990年(平成2年)8月31日まで、毎週金曜日17時30分-18時00分の時間帯に日本テレビ系で放映。全55回。

2010年7月31日には『昆虫物語 みつばちハッチ〜勇気のメロディ〜』のタイトルで松竹より劇場アニメが公開された[2]。
タツノコプロのメルヘンアニメ代表作。タツノコプロは本作以前はどちらかと言うと子供向けと位置づけられる作品を制作していたが、本作でメルヘン路線を開拓した。ストーリー全てを通じて普遍的な母と子の愛情を描いている。

「ハッチ」は本番組を放送したフジテレビが8チャンネルであることにちなむとされる[3][4]。

原作・制作者の吉田竜夫は、この作品で1971年に小学館漫画賞を受賞している。

あらすじ

シマコハナバチのおばさんに拾われて育てられていた主人公のハッチ。種の違う兄弟たちとうまくやっていけず、自己卑下していたが、ある日、シマコハナバチのおばさんに、自分は「誇り高いミツバチの子供だ」と告げられる。

それを知ったハッチは、外の危険に尻込みすることもなく、本当のママを探し求めて旅立つのである。

旅の道中、様々な虫たちに出逢い、その運命の過酷さをかみしめる。
自分とは違う習性をもつ虫たちに驚きながらも、あるときは熱い友情を見出し、あるときは、捕食者などに脅かさているものを手助けしながら、飛んでゆく。

ほぼ毎回、弱虫とそれを脅かす悪役が出てくる。
ハッチは勝気で、悪役に対して引き下がることを絶対によしとしない。しかし、まだ子供ミツバチのハッチでは、太刀打ちできないこともあり、無茶をしてピンチに陥ることも多々ある。

ピンチに陥ると、たいてい、仲よくなった虫が助けにきてくれるのだが、そのせいで犠牲になってしまう虫たちもでてくる。

ハッチは、たくさんの虫たちの死も経験し、助けてくれた虫たちの優しさも経験し、苦しく長い旅を乗り越えてママに会いにゆこうとするのである。

キャラクター紹介

ハッチ

ハッチ

声 - 栗葉子(1、2作)、石川ひとみ(リメイク版)、齋藤彩夏(映画みつばちハッチ)
本編の主人公。
ミツバチ王国の王子という設定。勝ち気で正義感が強いが、世間知らずでどこか間が抜けた性格。
オスのミツバチのためか針はない。
物語当初は泣き虫で情けない一面が目立ったが、旅の道中で様々なことを体験し、心身共に強く成長していく。また、実の妹アーヤと出会ってからは、孤独感から解放されると共に責任感が増してくる。本編最後には仲間と共にミツバチ王国を守るため戦う
ハッチのママ

ハッチのママ

声 - 北浜晴子(1、2作)、 榊原良子(リメイク版)、安田成美(映画みつばちハッチ)
ミツバチ王国の女王バチで、ハッチの実母。
ハッチが卵の頃に生き別れになる。
心優しく上品だが、国が戦中にある中で女王としての責任があるため、アーヤには厳しい態度を取った事がある。
ハッチの妹 アーヤ

ハッチの妹 アーヤ

声 - 山本嘉子(1作)、野村道子(2作、リメイク版)
ハッチの妹。
当然ハッチとは面識がない。母と共に兄を探す旅に出る。
心優しく思いやりのある性格だが、まだ幼いためか弱い部分もある。
声 - 山本嘉子(1作)、野村道子(2作、リメイク版)

なつかしのアニメソング ~ 「みなしごハッチ」と「ママをたずねて」

昆虫物語 みなしごハッチ オープニングテーマ&エンディングテーマ

島崎由理 - みなしごハッチ
島崎由理 - ママをたずねて

最終回ネタバレ

ハッチは、ママが平和を求めて城を再建した新しい土地へたどり着いた。
しかし、またもスズメバチに城を襲われ、女王鉢であるママは、スズメバチに連れ去られてしまっていた。女王蜂に卵この隠し場所を吐かせようという魂胆だったのである。

しかし、ハッチはママに会うことをあきらめず、ママの閉じ込められている地下牢へたどり着くことに成功する。ママは、「スズメバチに見つかってはいけない」と、逃げるよう促すが、とうとう、ハッチは見つかり、つかまってしまうのだった。

ハッチはスズメバチに殴られるなどの暴行を受けた末、縛られたまま、おなかをすかせた蛇がうようよいる岩場に吊るされる。
「卵の隠し場所を言わなければ、ハッチを吊るしている縄を切る」と脅し、ママに卵の在処を吐かせようとするスズメバチ。

ママは「自分の命と引き換えに、ハッチと卵だけは助けてくれるよう」乞うが、聞き入れられず、遂にハッチが吊るされていた綱は、切られてしまった。

まっさかさまに落ちていくハッチ。
あわや、蛇の口の中、というところで、味方のカマキチがハッチを助け、飛び去っていった。

スズメバチの本拠地から離れたところで、意識を取り戻したハッチは、「ママを見捨てた」という思いに苛まれて泣き続ける。
そこへ、妹のアーヤがやってくる。

ミツバチの仲間が「女王を助け出し、城を奪い返そう」と奮起して集まっていたのだ。
スズメバチの戦力を分散させる作戦をたて、ついにミツバチ対スズメバチの全面対決が始まる。

カマキチが、「卵の在処を知っている」といって、主力スズメバチの大群をおびき出し、ミツバチが罠を張っているところまで案内した。

ミツバチが準備していた土の塊を、スズメバチたちの上へ落とすと、開戦し、カマキチたちのいる場所と、ハッチたちのいるスズメバチの本拠地とに分かれて戦いが始まる。

一匹の戦力がミツバチに上回るスズメバチはさすがに強く、必死の抵抗もむなしく、ハッチが敵の矢にかかろうとしていたそのとき、これまでの旅の道中ハッチが助けた、たくさんの虫たちが自分の仲間を連れて加勢にきたのであった!

彼らに促され、ハッチは、後ろ髪を引かれる思いで、戦場を後にし、ママに会うためミツバチの城へ戻るのである。

城にたどりつき、遂にママのいる女王蜂の部屋の扉を開ける。

二人ともこれまでの想いの丈がこみ上げ、言葉もなく見つめ合いながら立ち尽くすこと数十秒。
それから、勢いよく走り寄って、互いに、強く強く抱きしめ合い泣くのであった。

ミツバチの国は平和を取り戻し、ハッチは、国の復興のために、ほかの鉢たちに交じって、汗を流す。

ハッチとママは、二人が共に暮らせるこの幸せが、自分たちの力だけでなく、支えてくれたたくさんの愛情と犠牲の上にあるのだということを心にきざむ。
そして、ハッチは、亡くなっていった仲間たちが皆、自分の心の中にいるのだと感じ、感謝するのであった。

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