アニメ『キン肉マンキン肉星王位争奪編』の最終回ってどうだった？

子供のときに観てたけど、最終回ってどんなだったっけ？そんな作品ってけっこうありますよね。そんな方のために、最終回のあらすじをお届けします。これであなたも思い出せるはず？『キン肉マンキン肉星王位争奪編』はこんな感じでした。牛丼一筋300年！

キン肉マンが鉄柱に叩きつけられようとした時、空から光るものが飛んできた。それはキン肉マンの姿に変わる。
超人閻魔「あ、あれは邪悪大神殿に封じ込めておいた火事場のクソ力！」
火事場のクソ力はフェニックスに体当たりして吹き飛ばした。そしてキン肉マンの身体の中に入る。身体が光り、甦るキン肉マン。
キン肉マン「復活！火事場のクソ力！」
生き返ったキン肉マンに大喜びする仲間たち。

目で会話するキン肉マンとマリ。
キン肉マン（…マリさん。私は正義を守り通してみせます）
戦いが始まった。
フェニックス「キン肉マンが生き返るなんてそんな馬鹿な。超人閻魔様ー！」
超人閻魔「こればかりは私にもわからんのだ…」

リングサイド。
テリーマン「キン肉マンの心臓が止まり仮死状態におちいったのは、火事場のクソ力を封じ込められたままで今まで死闘を繰り広げてきたからだ」
ラーメンマン「だから生まれたときから心臓に病の種のあるニセの王子などではない」
ウォーズマン「フェニックスによって奪われた命はキン肉マンの命のほんの一部にすぎなかったのだ」

キン肉マン「その通り！この火事場のクソ力こそが私の命の力の源なのだ！」
一瞬、キン肉マンに四人の姿が見える。
キン肉マン「兄さん、ロビン、ネプチューンマン、ジェロニモ。みんなが力を貸してくれたのか。行くぜフェニックス！愛と友情と正義の！七千万パワー！マッスル・スパーク！」
心臓の病のために口から血を吐くフェニックス。
キン肉マン「長かった…本当に長かった戦いよ…さらばーっ！」
リングにフェニックスを叩きつける。動かないふたり。それを声もなくじっと見つめている一同。そしてフェニックスは倒れた。その身体が痙攣し、ピンクに光るものが飛び出して行く。それは超人閻魔だった。超人閻魔はマントに吸い込まれる。

アナウンサー「いま、いままさに純白のマントがすべて深紅に染まりキン肉マンが、キン肉スグルがここにキン肉星第58代大王となりましたー！」
キン肉マンに駆け寄る仲間たち。遠くから見ているマリ。頷くキン肉マン。

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宙にたくさんの顔が浮かんだ。それは超人の神々だった。
神々「キン肉スグルよ。超人閻魔や邪悪の5人の神々の妨害にもめげず偽りの5人の王子を撃破し、よくぞキン肉星大王の座をつかみとった」
キン肉マン「お言葉を返すようですが、私はつかみっとたのではありません。守り通したのです」
頷く神々たち。
神々「この最後の対戦相手、スーパーフェニックスの仕掛けた運命の糸によってそなたは4人の仲間を失ってしまった」
キン肉マン「超人の神々よ。私は今まで極悪残虐と呼ばれる超人たちと数限りなく戦ってきました。最初は憎み合いながらも超人たち全員が本当は優しい心を持っていることを知りました。私は戦いの中で様々なことを学び、戦いが終わった後は必ず友情を深めて参りました。
このフェニックスを始め5人の運命の王子たちからは世の中にはいろいろなことで悩み苦しんでいる人々がいるということを教わり、王というものは自分の栄光のためにではなく、そういった人々のためにこそあるべきだということを教わったのです。
つまりすべての人々を友や家族のように愛せよということです。老人となったすべての超人たちは自分の父や母として敬い尊び」

空からたくさんの花が降ってきた。キン肉マンがマスクをめくりフェイス・フラッシュ（キン肉王家の者しか使えない奇跡の力）をすると、花から今まで死んでいった超人たちが甦った。

キン肉マン「自分より年上の経験豊かなベテラン超人には兄として教えを請い、自分と同じ年頃の超人たちには親友としてお互いを高め合い、そして自分より年下の者たちに対しては弟や妹として可愛がりかつ、逞しく育てる。
つまり一人はみんなのために、みんなは一人のためにというワンフォアオール、オールフォアワンの精神。さらに何事にも決して最後まで諦めないというネバーギブアップの精神。
以上のことをキン肉星大王としての心構えにしていきたいと思います」

神々「うむ。よくぞ言った。真の大王としてこれ以上ふさわしい言葉はない。さあキン肉スグルよ。キン肉星大王の象徴である三種の神器をつけるがいい」
喜ぶ超人たち。
キン肉マン「ありがとうございます。しかしその前に」
フェニックスを抱き起こした。
キン肉マン「フェニックスよ。お前もこれからは私の大切な家族の一員だ。フェイス・フラッシュ！」
フェニックスの心臓が動き始めた。
フェニックス「うう…。キン肉マン、私の負けだ。今までのことを許してくれ…」
キン肉マン「許すことなんて何もないさ。友よ…」
フェニックスを抱きかかえるキン肉マン。
神々「キン肉スグルよ。もはや私たちに言うことは何もない」
消える神々たち。やってきたマリと見つめ合うキン肉マン。そして神器である杖を天にかざした。

文字と共にキン肉マンのセリフ。
キン肉マン「友情は成長の遅い植物である…。それが友情という名の花を咲かすまでは幾度の試練、困難の打撃を受けて耐えねばならぬ…」

地球のキン肉ハウス（キン肉マンの家）で大王就任を祝っている一同。ミートが皆の記念写真を撮る。
キン肉マン「おいおい、ミート君。私とマリさんの婚約記念写真も撮ってちゃぶだい」
キスしようとするキン肉マン。それをマリが平手打ち。
ミート「まったく。大王になってもまだ当分は目が離せませんね」
キン肉マン「ミートしゃん、何か言った？」
ミート、ため息。

おしまい。

その後の『キン肉マンキン肉星王位争奪編』

という訳で第2期『キン肉マンキン肉星王位争奪編』をお送りしました！　長さの都合もあり重要なキャラクターである「預言者」や女性キャラ「ビビンバ」、設定のひとつ「純白のマント」などの部分は大きく割愛させていただきました。詳細はぜひ本編映像でお楽しみください！

『キン肉マン』のテレビアニメ化としてはこれで終了ですが、2019年に連載40周年記念としてネット配信映像が制作されています。これには静止画になりますが『キン肉マンキン肉星王位争奪編』も含まれています。