アニメ『ハクション大魔王』の最終回ってどうだった？

子供のときに見てたけど、最終回ってどんなだったっけ？そんな作品ってけっこうありますよね。そんな方のために、最終回のあらすじをお届けします。これであなたも思い出せるはず？涙、涙の『ハクション大魔王』はこんな感じでした！

『ハクション大魔王』

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タツノコプロ制作『ハクション大魔王』

放送期間：1969年10月5日から1970年9月27日
放送時間：日曜18:00から18:30
放送局：フジテレビ系列
放送話数：全104話（1回の放送に2話なので全52回放送）
主題歌：「ハクション大魔王の歌」嶋崎由理、「アクビ娘の歌」堀江美都子

スタッフ

原作：吉田竜夫
総監督：笹川ひろし
音楽：若月明人

キャスト

ハクション大魔王：大平透
アクビ：貴家堂子
カンちゃん（与田山かんいち）：加藤みどり
パパ（与田山与太郎）：田の中勇
ママ：麻生みつ子

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『ハクション大魔王』とは

屋根裏部屋で壺を発見したカンちゃんは、ホコリのせいでクシャミをする。するとハクション大魔王が壺から飛び出した。大魔王はクシャミで呼び出され、もう一度クシャミをしたら戻って行くという魔法使いなのだ。娘のアクビも加わって、にぎやかな生活が始まる。

『ハクション大魔王』第103話（最終回前話）のあらすじ

第103話「魔王は町のナンバー1（ワン）の話」

大々魔王はハクション大魔王とアクビちゃんに告げる。「お前たちはあと一度だけ呼ばれて引っ込んだら、我々と一緒に、魔法の国の掟にしたがって100年間の眠りに入らなければいかん」。

驚き、もうカンちゃんに会えなくなると泣く大魔王。呼ばれたあとクシャミやアクビをしなければ別れる必要はないと考えるが、「あと3日のち、満月が欠ける時、必ずお前は壺に戻るのじゃ」と大々魔王は言うのだった。

何も知らないカンちゃんはコショウでクシャミをして大魔王を呼び出す。大魔王が名誉市民に選ばれて、4日後に表彰式があると言う…。

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『ハクション大魔王』最終回

第104話『さよなら大魔王の話』

今日は月食で、満月が欠けたとき大魔王とアクビちゃんは壺に帰ってしまうという。そして100年間の眠りについてしまうのだ。

屋根裏に集まり、大魔王たちを帰らせまいとしているカンちゃん一家とみんなたち。「なんと優しいみなさんでごじゃろうか。こんなマヌケな私との別れをみんな必死で止めようとしてくれるんでごじゃるもんのう」。過去のカンちゃんとの思い出で泣き出す大魔王。カンちゃんは言う。「まだ別れるなんて決まったわけじゃないんだから！」。明日はみんなでピクニックに行こうと約束する。

口をテープでふさいでいるパパがアクビをしそうになるが、頭上からバケツに入った水が落ちてきて免れる。

満月が月食により欠け始めた。魔王を柱に縛り、アクビちゃんをトランクに隠す。大魔王はクシャミが聞こえないように耳栓を、カンちゃんはクシャミが出ないように鼻栓をする。

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満月が消えた。壺をしまった金庫の中から音楽が聞こえてきて、みんな眠くなる。犬のブル公が倒れ、飲み込んで隠していた金庫の鍵が出てきてしまった。その鍵はフワフワと飛んで金庫を開けた。出てきた壺の栓は抜け、飛んでパパの口のテープをはがす。パパがアクビをして、トランクが開いてアクビちゃんが出てきてしまった。壺へと帰って行くアクビちゃん。「さよなら、カンちゃん。アクビはカンちゃんが好きだったの。カンちゃん、アクビのこといつまでも忘れないでね。さようならー！」

壺の目が光る。それを見て、ついにカンちゃんはクシャミをしてしまった。「カンちゃん、お世話になりました」。ロープがほどける。抱き合って泣くふたり。「男の子は泣かないでごじゃるよ。魔法の力を借りなくても、自分のことは自分でやるでごじゃるよ。それを楽しみにしています」。

遠く消えて行く大魔王。「ハクション大魔王は、いつもカンちゃんと一緒でごじゃるよ」。言っちゃいやだー！と叫ぶカンちゃん。「さよならカンちゃん。いつまでもお元気でー！」。大魔王は壺の中に消えてしまった。

周りのみんなが目を覚ました。壺を捕まえようとするが、窓を開けて去って行ってしまう。壺を追いかけて夜の町を走るカンちゃんたち。声が聞こえた。「ハクション大魔王はいつもみんなと一緒でごじゃるよ」。「アクビちゃんもよ」。そして壺は月に消えるのだった。

「さようなら、魔王。これからクシャミをするたびに、お前のことを思い出すよ」。星空を見上げるカンちゃん。そして叫ぶ。「魔王ー！」。