アニメ『みゆき』の最終回ってどうだった?
2021年4月5日 更新

アニメ『みゆき』の最終回ってどうだった?

子供のときに観てたけど、最終回ってどんなだったっけ?そんな作品ってけっこうありますよね。そんな方のために、最終回のあらすじをお届けします。これであなたも思い出せるはず?『みゆき』はこんな感じでした。大人の階段昇る、君はまだシンデレラさ。

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『みゆき』

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制作:キティ・フィルム、フジテレビ
放送期間:1983年3月31日から1984年4月20日
放送時間:木曜19:30から20:00
放送局:フジテレビ系列
放送話数:全37話
主題歌:「10(テン)%の雨予報」H2O

スタッフ

原作:あだち充
チーフ・ディレクター:西久保瑞穂
脚本:柳川茂(最終回担当)ほか
演出:ときたひろこ(最終回担当)ほか
絵コンテ:ときたひろこ(最終回担当)ほか
キャラクターデザイン:遊佐和重
スタイリスト:鶴巻葉子
アート・デザイン:早乙女満
美術監督:海保仁三朗
音楽:ライオン・メリー、天野正道、安西史孝

キャスト

若松真人:鳥海勝美

若松みゆき:荻野目洋子

鹿島みゆき:鶴 ひろみ

『みゆき』とは

高校生の若松真人を主人公に、同級生の鹿島「みゆき」と、血の繋がらない妹「みゆき」との三角関係を描いたラブコメディアニメ。

原作は『タッチ』でもお馴染みのあだち充で、第28回(昭和57年)小学館漫画賞を受賞している。
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『みゆき』の最終回

第37話「愛・哀(あい)…ブルーエアメール」

朝。登校しようと玄関を出た若松みゆき(以降、みゆき)は、ポストにエアメールを見つけた。それはカナダに赴任している父親からだった。

若松真人(以降、真人)があとから玄関を出てくる。手紙を読んでいたみゆきは、それを鞄に隠した。

授業中。窓の外を眺めて何かを考えているみゆきは、教師に注意される。
教師「こらあ、若松。どこ見てる」
みゆき「はい、カナダ方面を」

体育の授業。男子は鉄棒で女子は平均台。教師に言われて、みんなにお手本を見せるみゆき。
みゆき(…お父さんも勝手だよ)
考え事をしてしまい、みゆきは平均台から落ちた。

保健室に飛び込んでくる真人。みゆきは左手を吊っていた。骨折はしていないが病院で見てもらいなさいと保険医は言う。
みゆき「えへ。ウルトラCを狙ったらみごと失敗」

病院からの帰り道。
真人「良かったな、たいしたことはなくて」
みゆき「優しいんだ、お兄ちゃん」
腕に抱き着くみゆき。
みゆき「大丈夫、鹿島さんはいないわよ」

夜。片手で料理しているみゆきを危険だからと真人は止め、出前を取ることにする。
みゆき「もしみゆきがいなくなったら、お兄ちゃん、出前ばっかりだね、きっと」
真人「どうしていなくなるんだ?」
みゆき「もしもの話」

深夜の寝室。ベッドに座り悩んでいるみゆき。
次の日の学校。昼食にぼろぼろのおにぎりを食べている真人。鹿島みゆき(以降、鹿島)が話しかける。
鹿島「みゆきちゃんの怪我、ひどいの?」
真人「ああ、たいしたことないよ。4、5日もすれば治るんじゃないの」

学校が終わって帰ってきた真人。みゆきが洗濯をやめて玄関に迎えに行くと、隣には鹿島が立っていた。
真人「ばかだなあ、怪我人はじっとしてろよ」
みゆき「でも…」
真人「心配するな。お前が治るまで、みゆきちゃんが手伝ってくれるってさ」
鹿島「あの、手伝うと言っても、学校帰りに少しだけだけど」
真人「じゅうぶん、じゅうぶん助かります。な、みゆき?」
みゆき「…うん」

仲良く洗濯をしたり料理をしているふたり。みゆきは椅子に座ってテレビを眺めている。いつもは何もしてくれない真人が鹿島の手伝いをしているのが不満げである。

鹿島「じゃあ、お大事に」
帰る鹿島を、真人が送っていく。ひとり残されるみゆき。

リビング。
真人「みゆきちゃんはいいお嫁さんになるなあ、きっと」
みゆき「そうね」
真人「お前の怪我、もっと長引かないかなあ」
みゆき「えっ?」
真人「冗談冗談」

ふたりの楽しい姿を想像してしまうみゆき。

朝。自室にいるみゆき。左手を動かしてみる。
みゆき「…治っちゃった」

部屋を出てきたみゆきは、まだ腕を吊っていた。
真人「腕、まだ痛むか?」
みゆき「うん、ちょっぴりね」

通学途中。
真人「あのさあ、ずいぶんみゆきちゃんに世話かけちゃったから、今度の日曜、映画と食事でも誘おうと思うんだけど、どうかな?」
みゆき「…いいんじゃないの」
 (2257720)

日曜日。楽しくデートしているふたりの様子。

真人が帰って来ると部屋は薄暗く、みゆきの姿がない。椅子の横に落ちていた、父親からのエアメールを見つけて読む。

父の声「みゆき、元気でやっとるか。父さんはお前を日本に残してきたことを後悔してるよ。身の回りの世話をしてくれる者はいるにはいるんだが、やはり微妙なところでしっくりこない。いま考えてみると、お前ほど父さんのことを理解してくれた者はいない。どうだろう、もう一度父さんと一緒に暮らさないか」

その手紙には、兄にはハウスキーパーでも雇うから大丈夫と書いてあった。父親が日本に立ち寄るのは、今日だった。

真人がみゆきの部屋に飛び込むと、そこにも姿はない。
真人「みゆき…みゆき…」
がっくりとうずくまる。

みゆき「あ、お兄ちゃん、掃除するからどいて」
後ろには掃除機を持ったみゆきの姿が。
真人「…行かなかったのか?」
みゆきは空港で父親に会って来たと言い、預かったお土産を差し出す。
みゆき「ほれ、お土産」
真人はみゆきを抱きしめた。
真人「みゆき!」
みゆき「…お兄ちゃん、苦しいよ」
真人「…うるさい」

夜になり、真人はコーヒーを淹れてきた。
みゆき「あ、みゆきがやるのに」
真人「無理をすると、また腕を痛めるぞ」
みゆき「やさしいね」

父親への不満を言う真人。
真人「金出すだけが親の役目かよ」
みゆき「みゆきをお兄ちゃんの側に置いてるよ。ほんとは父さん、とっても寂しいのよ」
その時、臨時のテレビニュースが流れた。それはフィリピンで父親が乗っている飛行機が、行方不明になったというものだった。

深夜。真人は空港に電話をかけたが、新しい情報は入っていない。雨が降りだす。

自分が父親に付いて行くと言えば、もっと遅い便になったはずだと自分を責めるみゆき。それを真人がたしなめる。
真人「みゆき、寝とけよ。何か連絡があったらすぐ起こすから」
みゆき「…お兄ちゃん。怖いよ」
真人の胸で泣き出すみゆき。もし万が一のことがあったら学校を辞めて働いてでも、みゆきが大学に行き結婚するまで面倒を見ると真人は言う。
真人「お前が幸せをつかむまで、それまで一生懸命働くよ」
みゆき「みゆき、大学なんか行かなくていい。結婚なんかしなくていい。みゆきは…みゆきは…」

雨が上がり朝になった。ニュースが流れ、エンジントラブルで海に着水したものの、飛行機の乗客乗員はすべて無事だったことを知る。

通学してきたふたり。流れ出すH2Oの「想い出がいっぱい」。

真人のモノローグ「で、結局、寝不足を除けば何てことのない一日であって」

窓の外を眺めている真人は、昨晩の泣いているみゆきのことを思い出している。

真人のモノローグ「少なくとも、あの時の俺には、たしかな道が見えていた。覚悟。決意。そして生きがい」

窓の下には、友達と話しながら歩いているみゆきの姿が見える。ふりかえると、そこには友達と談笑している鹿島がいる。

青い空を眺める真人。
その姿が写真となって部屋に貼られている…。

その後の『みゆき』

連載中に放送が始まったため、原作の後半はアニメ化されず、またオリジナル展開となっています。
父親の乗った飛行機が事故に遭うのは一緒なのですが、真人が浪人を経て大学生になるまでの4年間を描き、「みゆき」と結婚するという最終回です。
どちらの「みゆき」を選んだのか気になる方は、ぜひ原作本をチェックしてみてください!

1983年には、井筒和幸監督で実写映画化もされています。

それにしてもH2Oの「想い出がいっぱい」は名曲ですね。個人的には、これが流れてしまったらもうどんな青春物語でも傑作認定してしまいそうです…。
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