『ストップ!!ひばりくん!』
制作:フジテレビ、東映動画
放送期間:1983年5月20日から1984年1月27日
放送時間:金曜19:00から19:30
放送局:フジテレビ系
放送話数:全35話
主題歌:「ストップ!!ひばりくん!」雪野ゆき
放送期間:1983年5月20日から1984年1月27日
放送時間:金曜19:00から19:30
放送局:フジテレビ系
放送話数:全35話
主題歌:「ストップ!!ひばりくん!」雪野ゆき
スタッフ
原作:江口寿史
演出:山吉康夫(最終回担当)ほか
脚本:土屋斗紀雄(最終回担当)ほか
作画監督:河村信道
キャラクターデザイン:兼森義則
音楽:西村耕次
演出:山吉康夫(最終回担当)ほか
脚本:土屋斗紀雄(最終回担当)ほか
作画監督:河村信道
キャラクターデザイン:兼森義則
音楽:西村耕次
キャスト
大空ひばり:間嶋里美
坂本耕作:古谷徹
大空いばり:八奈見乗児
大空つぐみ:平野文
大空つばめ:色川京子
大空すずめ:鈴木富子
花園かおり:中野聖子
坂本耕作:古谷徹
大空いばり:八奈見乗児
大空つぐみ:平野文
大空つばめ:色川京子
大空すずめ:鈴木富子
花園かおり:中野聖子
『ストップ!!ひばりくん!』とは
母を亡くし、知り合いのおじさんを頼って上京してきた坂本耕作。ところが、その家は『関東大空組』の大親分の屋敷だった!逃げ出そうとする耕作だが、びっくりするほど可愛い女の子に出会ってしまう。このひばり、じつは大空家の長男なのだった。
江口寿史の伝説的ギャグマンガをアニメ化。ただし原作のストックも少なかったからか、後半はオリジナルエピソードとなっている。
江口寿史の伝説的ギャグマンガをアニメ化。ただし原作のストックも少なかったからか、後半はオリジナルエピソードとなっている。
『ストップ!!ひばりくん!』最終回
第35話「超人ひばり?!時をかける!!」
大空家の天井裏に住んでいる白いワニ4匹。ワニたちは人間には見えない。
ワニ「おい、ひばりちゃんが着替えてるぞー」
自分の部屋で、下着姿で体操をしているひばり。それをうっとりとしたハートマークの目で見ているワニたち。
ワニ1「あー、いつ見てもええなあ」
ワニ2「あのピンクのバリア」
ワニ3「あれさえなければ、あの身体に…悔しい」
ワニ4「しょうがなか。ひばりちゃんはスーパーレディやけん」
ひばりはピンクのバリアに包まれている。それは欠点なしの証拠で、ワニたちも取り憑くことができないのだった。
耕作に友達の大介から小包が届いた。それは『らっきょう』だった。
ワニ1「うへー、らっきょうやて」
ワニ2「おお、いや。どうしようもないわ」
ワニ3「あんなもの食うやつは」
ワニ4「本物の変態だぞ」
耕作がらっきょうの瓶の蓋を開けると、ワニたちは逃げた。そこへひばりがやってくる。ひばりもらっきょうが嫌いだった。
ひばり「きゃー、やめて!ぼく、らっきょう見るだけで怖いんだから!はやく!」
笑う耕作。
耕作「ひばりくんに怖い物があったなんて。それがらっきょうだなんて」
ひばりの顔に瓶を近づける耕作。するとピンクのバリアが消えた。
ワニ1「あ、バリアが消えたぞ」
ワニ2「取り憑けるのか?」
倒れて気を失ってしまうひばり。
ワニ「チャンスや!」
ワニたちはひばりに取り憑いた。耕作、ひばりを抱き起こす。
耕作「ひばりくん、ごめんよ」
ひばりは空を飛ぶ夢を見ていた。
ワニ「おい、ひばりちゃんが着替えてるぞー」
自分の部屋で、下着姿で体操をしているひばり。それをうっとりとしたハートマークの目で見ているワニたち。
ワニ1「あー、いつ見てもええなあ」
ワニ2「あのピンクのバリア」
ワニ3「あれさえなければ、あの身体に…悔しい」
ワニ4「しょうがなか。ひばりちゃんはスーパーレディやけん」
ひばりはピンクのバリアに包まれている。それは欠点なしの証拠で、ワニたちも取り憑くことができないのだった。
耕作に友達の大介から小包が届いた。それは『らっきょう』だった。
ワニ1「うへー、らっきょうやて」
ワニ2「おお、いや。どうしようもないわ」
ワニ3「あんなもの食うやつは」
ワニ4「本物の変態だぞ」
耕作がらっきょうの瓶の蓋を開けると、ワニたちは逃げた。そこへひばりがやってくる。ひばりもらっきょうが嫌いだった。
ひばり「きゃー、やめて!ぼく、らっきょう見るだけで怖いんだから!はやく!」
笑う耕作。
耕作「ひばりくんに怖い物があったなんて。それがらっきょうだなんて」
ひばりの顔に瓶を近づける耕作。するとピンクのバリアが消えた。
ワニ1「あ、バリアが消えたぞ」
ワニ2「取り憑けるのか?」
倒れて気を失ってしまうひばり。
ワニ「チャンスや!」
ワニたちはひばりに取り憑いた。耕作、ひばりを抱き起こす。
耕作「ひばりくん、ごめんよ」
ひばりは空を飛ぶ夢を見ていた。
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大空家の食卓に、ひばりの姿はなかった。食事後、耕作はひばりの部屋に行く。ひばりは布団をかぶって寝ていた。
耕作「具合どう?さっきはごめん。冗談のつもりだったんだ。…まだ気分が悪いの?」
ひばり「耕作…ぼく、何か変だよ…ぼく、おかしい」
耕作「まさか、さっきのあれが、まだ」
ひばり「そうじゃないの。気分はもう治ったんだけど、変なんだ。こんなことができるようになったの」
ひばりの目が光ると、ソファの上にあった人形が空を飛んだ。部屋のレコードやクッション、ラジカセなども空を飛ぶ。
ひばり「ね、変でしょう。どうしよう、ぼく。これだけじゃないんだ。ぼく、明日にも行ってきちゃったんだ。さっき、らっきょうの匂いを嗅いでから」
ひばりは学校に行き、花園かおりたちが数学のテストの最中、カンニングペーパーを回しているのを見たのだった。
信じてない耕作は、夢を見たんだよと笑う。
ひばり「耕作、明日の数学の試験、ぜんぜんできないんだよ。らっきょう食べ過ぎてね、お腹壊すんだもん」
お腹が痛くなりトイレに行こうとする耕作。それを邪魔するひばり。
ひばり「変でしょう、ぼく。超能力、使えるみたいだよ」
耕作「具合どう?さっきはごめん。冗談のつもりだったんだ。…まだ気分が悪いの?」
ひばり「耕作…ぼく、何か変だよ…ぼく、おかしい」
耕作「まさか、さっきのあれが、まだ」
ひばり「そうじゃないの。気分はもう治ったんだけど、変なんだ。こんなことができるようになったの」
ひばりの目が光ると、ソファの上にあった人形が空を飛んだ。部屋のレコードやクッション、ラジカセなども空を飛ぶ。
ひばり「ね、変でしょう。どうしよう、ぼく。これだけじゃないんだ。ぼく、明日にも行ってきちゃったんだ。さっき、らっきょうの匂いを嗅いでから」
ひばりは学校に行き、花園かおりたちが数学のテストの最中、カンニングペーパーを回しているのを見たのだった。
信じてない耕作は、夢を見たんだよと笑う。
ひばり「耕作、明日の数学の試験、ぜんぜんできないんだよ。らっきょう食べ過ぎてね、お腹壊すんだもん」
お腹が痛くなりトイレに行こうとする耕作。それを邪魔するひばり。
ひばり「変でしょう、ぼく。超能力、使えるみたいだよ」
ひばりたちが通う若葉学園。数学の試験を行っている。
耕作(…ひばりくんの言ったことは本当だった。全部ひばりくんの言った通りだ。ということは…)
花園たちがカンニングペーパーを回していた。耕作がひばりを見ると、超能力を使って目が光っている。カンニングペーパーは自動で折りたたまれて人型になり、花園の机の上を走った。悲鳴をあげた花園は、慌ててそれを口の中に隠す。だが超能力によって口が開いてしまい、先生にカンニングペーパーが見つかってしまう。
岩咲先生「カンニングは許しません!退場!退場!出ていきなさい!」
耕作(…凄い、ひばりくん。完全に超能力を自分のものにしている)
ひばりは耕作にウインクする。
学校の屋上。
耕作「凄い、凄い、とにかく凄いよ」
ひばり「ん。何だか自分でも怖いよ」
耕作「でも最高に気持ち良かったなあ。花園かおりの奴、あがあがあが(顎が外れる様子の真似)だなんて。ひばりくんがやったなんてわかんなかったろうし、最高だよ」
それを屋上のドアの陰から花園の仲間たちが聞いていた。
耕作「ひばりくんの力さえあればもう何だってできるなあ」
ひばり「そうだよね、なんだって」
ひばりは超能力で耕作を引き寄せる。逆らう耕作は、らっきょうの瓶を出す。
ひばり「やめてー!」
らっきょうを怖がる姿も、のぞかれていた。
耕作(…ひばりくんの言ったことは本当だった。全部ひばりくんの言った通りだ。ということは…)
花園たちがカンニングペーパーを回していた。耕作がひばりを見ると、超能力を使って目が光っている。カンニングペーパーは自動で折りたたまれて人型になり、花園の机の上を走った。悲鳴をあげた花園は、慌ててそれを口の中に隠す。だが超能力によって口が開いてしまい、先生にカンニングペーパーが見つかってしまう。
岩咲先生「カンニングは許しません!退場!退場!出ていきなさい!」
耕作(…凄い、ひばりくん。完全に超能力を自分のものにしている)
ひばりは耕作にウインクする。
学校の屋上。
耕作「凄い、凄い、とにかく凄いよ」
ひばり「ん。何だか自分でも怖いよ」
耕作「でも最高に気持ち良かったなあ。花園かおりの奴、あがあがあが(顎が外れる様子の真似)だなんて。ひばりくんがやったなんてわかんなかったろうし、最高だよ」
それを屋上のドアの陰から花園の仲間たちが聞いていた。
耕作「ひばりくんの力さえあればもう何だってできるなあ」
ひばり「そうだよね、なんだって」
ひばりは超能力で耕作を引き寄せる。逆らう耕作は、らっきょうの瓶を出す。
ひばり「やめてー!」
らっきょうを怖がる姿も、のぞかれていた。
喫茶店。顎に包帯を巻いている花園。
花園「なにい?超能力だとお?」
仲間「そう、あんたの顎を外したのはひばりなの」
突っ伏してテーブルを叩く花園。
花園「悔しいよお、悔しいよお!ひばりが超能力なんか持ったら、もう絶対に勝ち目がないよお!」
仲間「ところが勝ち目があんのよ。そう、超能力もまっつ青の大弱点がひばりにあったの。ひばりはらっきょうが怖いの。見ただけで死にそうな顔すんの」
花園たち、にやりと笑う。
花園「なにい?超能力だとお?」
仲間「そう、あんたの顎を外したのはひばりなの」
突っ伏してテーブルを叩く花園。
花園「悔しいよお、悔しいよお!ひばりが超能力なんか持ったら、もう絶対に勝ち目がないよお!」
仲間「ところが勝ち目があんのよ。そう、超能力もまっつ青の大弱点がひばりにあったの。ひばりはらっきょうが怖いの。見ただけで死にそうな顔すんの」
花園たち、にやりと笑う。
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ひばり「ぼくに果たし状?」
それは花園かおりと他6名からだった。大空組の子分たち、父親のいばりまでお供すると言い出すがそれをひばりは断る。
ひばり「これは子供の喧嘩だから親は顔出しちゃいけないの」
それでもついて行こうとするいばりに言う。
ひばり「いいんだってば。ぼくたち絶対勝つ自信があるもん。ねえ、耕作」
耕作「うん、ひばりくんの力があればね」
出かけるひばりと耕作。ひばりの肩には4匹のワニが載っている。その後ろからはワニたちの大群が整列してついてきている。
夜の神社。
花園「今夜こそひばりのやつ、思う存分いたぶってやるわい」
仲間「これさえあればひばりなんて」
瓶に入ったらっきょうを準備している。ひばりと耕作がやって来た。
ひばり「耕作、ぼくから離れないで」
耕作「大丈夫。ぼくだって一人や二人はやれるさ」
そして喧嘩が始まった。超能力で大男を宙に持ち上げるが、他の者に倒されてしまうひばり。そこへ花園がらっきょうを取り出す。
ひばり「らっきょう、こわーい!」
顔の両側から瓶を押しつけられる。
ひばり「こ、耕作…」
花園「フフフ。たっぷり食べてもらおうじゃんか。ほら、食べな。ほら、食べるんだよ。ほれ、らっきょうじゃ、らっきょうじゃあ」
そこへ耕作が助けに来て、後ろから花園に飛びかかる。らっきょうが飛び散った。ワニたちはひばりの身体から離れる。
ワニ「ひばりちゃんのためだ!」
ワニたちはらっきょうを食べる。すると様子がおかしくなり、合体して1匹の巨大白ワニになってしまった。
同じくらっきょうを口にしてしまったひばりは、目から青い光線が出る。それが巨大ワニを包む。ワニの超能力で空を飛んで消えて行く6人。
耕作「見た、見てしまった、白いワニの正体!」
気を失う。ひばりも気を失った。そしてピンクのバリアが復活する。
巨大白ワニ「おお、またバリアかあ。そうか、ひばりちゃん、さっきらっきょう食べちゃったんだなあ。これでまたひばりちゃんには取り憑けなくなったのかあ」
それは花園かおりと他6名からだった。大空組の子分たち、父親のいばりまでお供すると言い出すがそれをひばりは断る。
ひばり「これは子供の喧嘩だから親は顔出しちゃいけないの」
それでもついて行こうとするいばりに言う。
ひばり「いいんだってば。ぼくたち絶対勝つ自信があるもん。ねえ、耕作」
耕作「うん、ひばりくんの力があればね」
出かけるひばりと耕作。ひばりの肩には4匹のワニが載っている。その後ろからはワニたちの大群が整列してついてきている。
夜の神社。
花園「今夜こそひばりのやつ、思う存分いたぶってやるわい」
仲間「これさえあればひばりなんて」
瓶に入ったらっきょうを準備している。ひばりと耕作がやって来た。
ひばり「耕作、ぼくから離れないで」
耕作「大丈夫。ぼくだって一人や二人はやれるさ」
そして喧嘩が始まった。超能力で大男を宙に持ち上げるが、他の者に倒されてしまうひばり。そこへ花園がらっきょうを取り出す。
ひばり「らっきょう、こわーい!」
顔の両側から瓶を押しつけられる。
ひばり「こ、耕作…」
花園「フフフ。たっぷり食べてもらおうじゃんか。ほら、食べな。ほら、食べるんだよ。ほれ、らっきょうじゃ、らっきょうじゃあ」
そこへ耕作が助けに来て、後ろから花園に飛びかかる。らっきょうが飛び散った。ワニたちはひばりの身体から離れる。
ワニ「ひばりちゃんのためだ!」
ワニたちはらっきょうを食べる。すると様子がおかしくなり、合体して1匹の巨大白ワニになってしまった。
同じくらっきょうを口にしてしまったひばりは、目から青い光線が出る。それが巨大ワニを包む。ワニの超能力で空を飛んで消えて行く6人。
耕作「見た、見てしまった、白いワニの正体!」
気を失う。ひばりも気を失った。そしてピンクのバリアが復活する。
巨大白ワニ「おお、またバリアかあ。そうか、ひばりちゃん、さっきらっきょう食べちゃったんだなあ。これでまたひばりちゃんには取り憑けなくなったのかあ」
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