アニメ『銀河漂流バイファム』の最終回ってどうだった？

子供のときに観てたけど、最終回ってどんなだったっけ？そんな作品ってけっこうありますよね。そんな方のために、最終回のあらすじをお届けします。これであなたも思い出せるはず？アニメ『銀河漂流バイファム』はこんな感じでした。Good Luck,VIFAM7！

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和平派シャトルのブリッジ。
乗組員「地球軍の動きが妙だぞ。砲塔がこっちを向いた！誘導波に捕まりました！照準がこちらに合わされた！」
ジェダ「そんなはずはない！」
乗組員「撃ってきます！」
ジェダ「そんなはずは…！」
怯えるカチュアたち。

旗艦バンガードの砲身が青く光り、青いレーザー状のものがシャトルに向かって撃たれた。

和平派のシャトル。
「命中します！」
「回避しろ！」
「急速浮上、バーニア全開！」
「待ってください！」
ジェダ「どうした！？」
「熱弾ではありません！」
「なんだこれは！？」
「紙のようです！」
「かなりの数です。本船に到達します！」
カチュアの怯えた顔が、次第に笑顔になっていく。ジミーと共にブリッジを走って出て行く。

旗艦バンガードからシャトルに撃たれたもの。それは無数の紙飛行機だった。シャトルの横を飛んで行く紙飛行機。それを窓から笑顔で見ているカチュアとジミー。
カチュア「きっとロディたちだわ！」
紙飛行機と共に去って行くシャトル。

そして旗艦バンガードもまた地球へ向けて発進する。窓から外を眺めているクルーたち一同。

スコットのナレーション「ぼくたちの旅は、いま終わろうとしている。地球へ行けばまたそれぞれに別れて新しい生活が始まるだろう。そういう意味ではカチュアとジミーとはちょっと早く別れたと思えばいい。カチュアの言う通りだ。さよならなんか言うもんか。どこにいてもぼくたちはいつも13人。ぼくのこの航海日誌も今日で最後のページとしたい」

去って行く旗艦バンガード。

フレッドの声「兄さん、またジミーたちに会えるよね？」
ロディの声「ああ、戦争が終わったらきっと会えるさ、絶対に！」

紙飛行機が一機、旗艦バンガードを追いかけるように飛んで行く。

Some other day……

その後の『銀河漂流バイファム』

という訳で「主人公たち13人は誰も死なない」素晴らしいアニメでした。

なお割愛しましたが、地球人側の大人から「和平交渉だかなんだか知らんが自分の方から先に手を出しておいて今更和平はないよなあ」、ククト人の大人から「巡行出力になるまで地球軍に油断するな」というセリフもあり、決して戦争終結が簡単ではないことを匂わせるセリフもありました。

このあと13人がどうなったかはOVAが4本製作されておりますので、そちらをぜひどうぞ。
タイトルは『カチュアからの便り』『集まった13人』『消えた12人』『“ケイトの記憶”涙の奪回大作戦！！』となっています。

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また本放送から13年後（1998年）に『銀河漂流バイファム13（サーティーン）」というものも制作されていました。

シリアスでリアルな内容ながら、その絵柄の可愛いらしさが作品を親しみやすく、よりいっそう素晴らしいものにしています。キャラクターデザインを担当した芦田豊雄は残念ながら2011年に死去。スタジオ・ライブの社長（のちに会長）としてたくさんの人材を輩出しました。

その中のひとりとしてエンディングテロップに動画担当として吉松孝博の名がありました。最近では2018年『宇宙よりも遠い場所』、2019年『からくりサーカス』のキャラクターデザイン・総作画監督担当としてその手腕をふるっています。

余談ですが、戦闘メカ（ラウンドバーニアン）のプラモデルには関節部にポリキャップが採用され、これがとても衝撃的でした！