2019年1月31日 更新
【訃報】「クインシーの秘蔵っ子」R&Bシンガー、ジェイムス・イングラムさん死去。
70年代から90年代にかけて活躍し「クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子」として名を馳せたミュージシャン、ジェイムス・イングラムさんが1月29日に脳腫瘍で亡くなっていたことが明らかとなりました。66歳でした。
「クインシーの秘蔵っ子」ジェイムス・イングラムさん死去。
70年代から90年代にかけて活躍し「クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子」として名を馳せたミュージシャン、ジェイムス・イングラムさんが1月29日に脳腫瘍で亡くなっていたことが明らかとなりました。66歳でした。
友人で女優のデビー・アレンによる第一報。
「クインシーの秘蔵っ子」ジェイムス・イングラムさんとは?
ジェイムス・イングラムさんは1952年、オハイオ州出身。70年代よりバンド活動を開始し、レイ・チャールズのバンドでキーボードを担当するなど、徐々に頭角を現していきました。その後セッション・ボーカリストとして活動するようになった頃、クインシー・ジョーンズにその才能を見出され、クインシーの楽曲に参加するようになります。
「Baby, Come to Me」で全米1位を獲得!
中でも注目なのは、クインシーのプロデュースで1982年に発表された「Baby, Come to Me」。パティ・オースティンとのデュエット曲で、翌1983年に全米ビルボードのチャートで1位を獲得する大ヒットを記録しました。
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Patti Austin & James Ingram - Baby Come To Me (1983)
1985年には「We Are The World」に参加!!
歌手としてのキャリアを順調に積み上げていったジェイムス・イングラムさんですが、1985年にはあの「USAフォー・アフリカ」に参加。そして、世界的ヒット曲である「We Are The World」では名立たる歌手とともにリードボーカルを務めました。
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USA For Africa - We Are The World (字幕)
その後もヒット曲を量産!
その後も、リンダ・ロンシュタットとのデュエット曲で映画「アメリカ物語」の主題歌「Somewhere Out There」や、映画「ビバリーヒルズ・コップ2」への楽曲提供などヒット曲を量産。R&Bの重鎮として、その存在感を示し続けてきました。
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Linda Ronstadt & James Ingram - Somewhere Out There
世界各国のミュージシャンが哀悼の意を表する!
そんなジェイムス・イングラムさんの突然の訃報に、全世界の音楽関係者が哀悼の意を表明しています。中でも彼の生みの親とも言えるクインシー・ジョーンズは「(彼は)これまでも、これからも比類なき存在。安らかに眠ってください」とコメントしており、音楽を作る仲間としてかけがえのない存在であった事が伺えます。また日本からも、ゴスペラーズの黒沢薫やノーナ・リーヴスの西寺郷太らが追悼のコメントを発表。ジェイムス・イングラムさんの生み出した音楽は、これからも人々の心に残り続けていくことでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。
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