「かってに改造」の連載時期
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「かってに改造」は週刊少年サンデーで1998年から2004年まで連載されていました。「サンデーには合わないから掲載も最後の方」などの自虐ネタが多かったですが、ギャグマンガで6年も続いているのですから、人気漫画ですよね。単行本は全26巻です。
この作品から全編PCで執筆されるようになりました。今でこそ当たり前になっていますが、1990年代でデジタルで執筆している作家さんはかなり珍しかったのではないでしょうか。
久米田康治さんは、1991年から週刊少年サンデーで「行け!!南国アイスホッケー部 」を連載、その後3作の連載を経て、「かってに改造」を連載しています。
長年週刊少年サンデーで活躍されていましたが、「かってに改造」を最後にサンデーから離れ、2005年には週刊少年マガジンで「さよなら絶望先生」を連載。その後もマガジン関連で連載を続けています。
ですから「かってに改造」は久米田さんの最後のサンデー作品となります。こうなるとやはり編集部受けが悪かったのかな?という気もしますが実際のところはわかりません。
この作品から全編PCで執筆されるようになりました。今でこそ当たり前になっていますが、1990年代でデジタルで執筆している作家さんはかなり珍しかったのではないでしょうか。
久米田康治さんは、1991年から週刊少年サンデーで「行け!!南国アイスホッケー部 」を連載、その後3作の連載を経て、「かってに改造」を連載しています。
長年週刊少年サンデーで活躍されていましたが、「かってに改造」を最後にサンデーから離れ、2005年には週刊少年マガジンで「さよなら絶望先生」を連載。その後もマガジン関連で連載を続けています。
ですから「かってに改造」は久米田さんの最後のサンデー作品となります。こうなるとやはり編集部受けが悪かったのかな?という気もしますが実際のところはわかりません。
「かってに改造」のあらすじ
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作品の舞台になっているのは、東京都練馬区と埼玉の間にある「とらうま(虎馬)町」。
この町に住む思い込みの激しい高校生勝改蔵とその周辺の人物を描いた1話完結のギャグマンガです。
主人公の改造は、改蔵は幼い頃はまじめな天才少年でした。ですが、ある事故をきっかけに、彩園すずによって改造人間にされた、と思い込んでいます。
彩園すずは科特部の部長で改造はその部員。幼馴染の名取 羽美、同級生の坪内 地丹もその部員です。
改蔵は容姿端麗なのですが、訳の分からないセリフばかりいっている変人。思ったままのことを口にするので、周囲の人にもよく切れられていました。
彩園 すずは1年先輩。改蔵からは「博士」と呼ばれています。裏社会などに絶対の権力を持っているなぞの多い人物。
当初は改蔵とすずが変人、羽美と坪内が常識人として描かれていますが、後半からは彼らのお菓子な面も浮上してきて立場が逆転していることも。
じつは改蔵がおかしくなった原因は羽美にあり、公園の遊具で突き飛ばして頭を打ってしまったことに原因がありました。そのことに責任を感じていて序盤は「悲劇のヒロイン」として描かれていました。だんだん猟奇的な性格が明らかになり、「ヤンデレヒロイン」ともいわれるようになりました。
自分は改造人間だと思い込んでいる改蔵は、科学部改め科特部に所属してさまさまな怪人(と思い込んだ普通の人)と戦うことを決意します。
また、改造は幼少期に天才塾という塾に通っていたのですが、改造がおかしな言動ばかりするようになったことが原因で天才塾は崩壊、塾生は変態化しています。ですから天才塾の刺客が改蔵を狙っているのです。
この町に住む思い込みの激しい高校生勝改蔵とその周辺の人物を描いた1話完結のギャグマンガです。
主人公の改造は、改蔵は幼い頃はまじめな天才少年でした。ですが、ある事故をきっかけに、彩園すずによって改造人間にされた、と思い込んでいます。
彩園すずは科特部の部長で改造はその部員。幼馴染の名取 羽美、同級生の坪内 地丹もその部員です。
改蔵は容姿端麗なのですが、訳の分からないセリフばかりいっている変人。思ったままのことを口にするので、周囲の人にもよく切れられていました。
彩園 すずは1年先輩。改蔵からは「博士」と呼ばれています。裏社会などに絶対の権力を持っているなぞの多い人物。
当初は改蔵とすずが変人、羽美と坪内が常識人として描かれていますが、後半からは彼らのお菓子な面も浮上してきて立場が逆転していることも。
じつは改蔵がおかしくなった原因は羽美にあり、公園の遊具で突き飛ばして頭を打ってしまったことに原因がありました。そのことに責任を感じていて序盤は「悲劇のヒロイン」として描かれていました。だんだん猟奇的な性格が明らかになり、「ヤンデレヒロイン」ともいわれるようになりました。
自分は改造人間だと思い込んでいる改蔵は、科学部改め科特部に所属してさまさまな怪人(と思い込んだ普通の人)と戦うことを決意します。
また、改造は幼少期に天才塾という塾に通っていたのですが、改造がおかしな言動ばかりするようになったことが原因で天才塾は崩壊、塾生は変態化しています。ですから天才塾の刺客が改蔵を狙っているのです。
ストーリーが徐々に変化!
連載初期は思い込みの激しい主人公に、天才塾からの刺客がやってくるという展開が多かったのですが、連載が進むによって徐々に変わってきました。
先にお話しした通り、常識人として描かれていたヒロインの羽美がだんだんと変態化していき、改造の方が常識人として突っ込みに回るという展開になっていきます。
まあ、基本的に1話完結のギャグマンガなので違和感はないんですけどね。全巻まとめて読むと序盤と中盤以降では全然違うことに気が付くでしょう。
そして、連載初期は下ネタが多い作品でもありました。久米田さんの最初の連載作品「行け!!南国アイスホッケー部」は下ネタギャグの作品でその名残という感じでしたね。ですが南国アイスホッケー部にも少し含まれていた「社会風刺」「作家いじり」加えてマニアックなネタが増えていきます。これはアシスタントの畑健次郎さんの影響が大きいといわれています。畑さんはのちに週刊少年サンデーで「ハヤテのごとく!」、「トニカクカワイイ」などを連載していますよ。
絵は元々きれいなので下ネタがなくなることによって女性でも読みやすいマンガになっていきました。
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先にお話しした通り、常識人として描かれていたヒロインの羽美がだんだんと変態化していき、改造の方が常識人として突っ込みに回るという展開になっていきます。
まあ、基本的に1話完結のギャグマンガなので違和感はないんですけどね。全巻まとめて読むと序盤と中盤以降では全然違うことに気が付くでしょう。
そして、連載初期は下ネタが多い作品でもありました。久米田さんの最初の連載作品「行け!!南国アイスホッケー部」は下ネタギャグの作品でその名残という感じでしたね。ですが南国アイスホッケー部にも少し含まれていた「社会風刺」「作家いじり」加えてマニアックなネタが増えていきます。これはアシスタントの畑健次郎さんの影響が大きいといわれています。畑さんはのちに週刊少年サンデーで「ハヤテのごとく!」、「トニカクカワイイ」などを連載していますよ。
絵は元々きれいなので下ネタがなくなることによって女性でも読みやすいマンガになっていきました。
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「かってに改造」の結末
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「かってに改造」の結末、覚えていますか?中には「サンデーで読んでいたけど、途中でサンデーを読むのをやめたので最後は読んでいない」という人もいるでしょう。
ギャグマンガなので結末も何もない!と思ってしまいますが、「かってに改造」の結末は衝撃的です。
じつは改造、羽美、知丹は石神井病院の精神科の患者。集団催眠のように同じ妄想を見ていました。今までのストーリーはすべて改蔵たちの妄想というわけです。夢オチではないですが、似たような感じですよね。でもちょっとぞくっとします。
すずは精神科の医師で改蔵の主治医。今まで守銭奴だったのは、改蔵たちが退院した時に、生活資金を渡すためだったのでした。
「二人が一緒にいれば互いの暴走を止められる」というすずの判断で改蔵と羽美は退院、一緒に暮らすことになるという結末でした。
突然の展開だったので本人も「打ち切り」などネタにしていましたが、実際は最終話のアイデアとして連載の序盤からあったそうです。
最終話を忘れてしまった、読んでないという方は是非読んでみてください。
ギャグマンガなので結末も何もない!と思ってしまいますが、「かってに改造」の結末は衝撃的です。
じつは改造、羽美、知丹は石神井病院の精神科の患者。集団催眠のように同じ妄想を見ていました。今までのストーリーはすべて改蔵たちの妄想というわけです。夢オチではないですが、似たような感じですよね。でもちょっとぞくっとします。
すずは精神科の医師で改蔵の主治医。今まで守銭奴だったのは、改蔵たちが退院した時に、生活資金を渡すためだったのでした。
「二人が一緒にいれば互いの暴走を止められる」というすずの判断で改蔵と羽美は退院、一緒に暮らすことになるという結末でした。
突然の展開だったので本人も「打ち切り」などネタにしていましたが、実際は最終話のアイデアとして連載の序盤からあったそうです。
最終話を忘れてしまった、読んでないという方は是非読んでみてください。
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