「高校聖夫婦」とは?
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高校聖夫婦(こうこうせいふうふ)は、1983年4月19日から同年9月27日にかけて、TBS系列で毎週火曜日20:00〜20:54に放送された学園ドラマである。
1980年代にブームを巻き起こした大映ドラマの初期の作品であり、伊藤麻衣子(現:いとうまい子)のドラマデビュー作でもある。
ストーリー
安西俊と上条典子は、同じ学校に通う高校3年生。ある日お互いの事情から、なりゆきでカモフラージュ結婚をすることとなった。俊は、早くに両親を交通事故で亡くし、現在は姉と二人暮らし。学校では、野球部で最後の甲子園出場のチャンスにかけて練習に励んでいた。ところが俊にアメリカ行きの話が持ち上がる。姉がアメリカ人と結婚し、アメリカで生活することが決まり、俊を独り置いておくのが心配となり、一緒に連れて行きたいと言い出す。甲子園に出場したい俊は、姉に典子を恋人と偽り、一緒に暮らしたいと説得を試みる。一方の典子は、最近父親が若い女性と再婚したことから、家を出たいと考えていた。利害が一致したことにより、お互いの家族には恋人同士と偽り、俊の家で生活することを了承してもらおうとする。俊の姉と典子の両親が話し合った結果、正式に結婚することになり、奇妙な共同生活が始まった。
最初は偽装であったが、さまざまな経験を通じて、二人の間には、本物の愛情が芽生え、本当の夫婦になっていく。
まだまだ売り出し中のアイドルという感じだった伊藤麻衣子と、金八先生で15歳で父親になるという難しい役柄を演じた鶴見辰吾の2人が主演。脇は大映テレビの常連役者達が固め、衝撃的な内容だけをウリにした単なるアイドルドラマではなかったです。この当時小学生の私は親から「観ちゃダメ!」と釘をさされていたドラマでしたが、性描写などはほとんどなく、(キスシーンや下着姿くらい)2人のいきなりの結婚に振り回されたり、疑ったりの周囲を巻き込むドタバタも見どころでした。しかし、今思えば「アメリカに行きたくない」「家を出たい」この理由だけで結婚してしまうというストーリーは大映テレビならでは?「カモフラージュ結婚」という言葉を初めて知ったのも、このドラマからでした。
メインキャスト
安西俊 鶴見辰吾
野球部に所属し、甲子園を目標に練習に励んでいる。どっちつかずの優柔不断、少々甘ったれだが、男らしい一面も。
上条(安西)典子 伊藤麻衣子
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父の再婚までは家事をやりながら高校に通うしっかり者の普通の高校生。あだ名は「テンコ」。若い新しい母親になじめず、家を出たいと考えていた矢先に、俊と意見が合致する。
土屋浩一 宮田恭男
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俊のクラスメートで部活動も一緒。テンコとのカムフラージュ結婚にも、驚きながらもひやかしながら優しく見守る。
杉田あゆみ 伊藤かずえ
俊の幼馴染。俊のことを幼い頃から一途に想い続けいる。典子との結婚を偽装と疑っている。(偽装であってほしいと願っている。)