翔んだカップル、セーラー服と機関銃、台風クラブ…映画監督・相米慎二のイベント『没後20年 作家主義 相米慎二』が開催!
2021年1月13日 更新

翔んだカップル、セーラー服と機関銃、台風クラブ…映画監督・相米慎二のイベント『没後20年 作家主義 相米慎二』が開催!

映画監督・相米慎二の死去から20年。このたび、ミニシアター×オンラインシネマイベント「没後20年 作家主義 相米慎二〜アジアが見た、その映像世界」の開催が決定しました。開催日程は2021年2月6日~19日、東京・渋谷「ユーロスペース」にて行われる予定となっています。

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映画監督・相米慎二の死去から20年。イベント「没後20年 作家主義 相米慎二」が開催!

映画監督・相米慎二の死去から20年。このたび、ミニシアター×オンラインシネマイベント「没後20年 作家主義 相米慎二〜アジアが見た、その映像世界」の開催が決定しました。開催日程は2021年2月6日~19日、東京・渋谷「ユーロスペース」にて行われる予定となっています。
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イントロダクション

2001年9月11日、アメリカ同時多発テロが発生。その2日前、9月9日、映画監督・相米慎二が逝った。あれから20年――。

その世界的な評価は遅れていると言われていたが、2012年にナント映画祭(フランス)、エディンバラ映画祭(イギリス)、パリシネマテーク(フランス)、2015年にはフランクフルト映画祭(ドイツ)などで、次々とレトロスペクティブが行われた。

2005年、全州(キョンジュ)映画祭(韓国)で行われた回顧上映で衝撃が流れた。そして、2021年、アジアでの再評価の波が来る。韓国映画「はちどり」は、本国はもちろん日本でも異例のヒットを記録。数年前には、台湾のエドワード・ヤン「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」のリバイバルが大成功を収めた。デジタルの時代、コロナ禍の時代、新たな映画の方法が求められている。アジア映画がもつ、荒々しさ、凶暴性。それを考えたとき、作家・相米慎二という名前が浮かぶ。アジアの作家、評論家がいま、相米慎二を改めて発見しようとしている。今回の特集上映は作家・相米慎二とアジアを結ぶ端緒となる試み。

期間中には、台湾のホアン・シー監督などアジアの監督らとのオンライントークを実施。もちろん、俳優の佐藤浩市、永瀬正敏をはじめ、相米映画を知る日本の関係者のオンライントークも予定している。

いま、日本に相米慎二のような作家は存在しているのだろうか。その、荒々しさ。その、深さ。その、美しさ。その、真実。

「作家主義 相米慎二」

80年代を生きた獰猛さ。アイドル映画という枠組みを超え、その過剰なまでの演出を突き詰めた。90年代を生きた繊細さ。ミュージカル的な世界観の導入。自己の集大成と、新たなる変化への挑戦。そして、2001年(21世紀)に結果として残した、たった一本の別れの挨拶。

デビュー作「翔んだカップル」から遺作「風花」までの全監督作品13作。さらに共同プロデュースを務めた「空がこんなに青いわけがない」を上映。

いま、作家・相米慎二が、ここにいる。

プロモーションビデオが公開中!

没後20年「作家主義 相米慎二」

上映作品

全監督13作品+1本(共同プロデュース作品)完全上映

翔んだカップル (1980年)
セーラー服と機関銃 (1981年)
ションベン・ライダー (1983年)
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魚影の群れ (1983年) 
ラブホテル (1985年) 
台風クラブ (1985年)
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雪の断章 ―情熱― (1985年) 
光る女 (1987年) 
東京上空いらっしゃいませ (1990年) 
お引越し (1993年) 
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夏の庭 The Friends (1994年) 
あ、春 (1998年) 
風花 (2001年) 
空がこんなに青いわけがない (1993年)共同プロデュース作品
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企画概要

ミニシアター×オンラインシネマイベント
「没後20年 作家主義 相米慎二 〜アジアが見た、その映像世界」

日程:2021年2月6日(土)~2月19日(金)
企画・主催:A PEOPLE CINEMA
会場・運営:ユーロスペース 
特別協力:ムスタッシュ 中央映画貿易
⽂化庁委託事業「⽂化芸術収益⼒強化事業」

※作品ごとの上映スケジュール、イベントの詳細、そして、前売券、回数券の発売情報は、公式サイト(ホームページ)にて随時、発表していきます。
※コロナ禍など社会状況により、やむを得ず番組編成が中止、変更になる場合があります。予めご理解いただきますようお願い申し上げます。A PEOPLE CINEMA

公式サイト

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