ドラマデビューまで
桜っ子クラブ さくら組として活動しながら雑誌やCMなど他のメディアにも出演するようになります。
ドラマデビューしたのは1993年「いちご白書」に出演したのが最初です。その後同じ年の「ツインズ教師」にも出演しました。こちらは主人公の受け持つ生徒役で、先生に恋をしている生徒役でした。5話では菅野さんメインのお話だったんですよ。
その他にもボクたちのドラマシリーズの「時をかける少女」に出演したり、フジテレビヤングシナリオ大賞の受賞作「飛べないオトメの授業中」では主演を務めたりしていました。
他はちょい役が多かったですが1993年から1995年までどんどんドラマに出演していましたね。
連続テレビ小説「走らんか!」で注目を集める
RT>じつは未だに走らんか!のイメージが強いんですよね…ほんとあのドラマは良トラウマ
— シオリ (@shiosite) January 31, 2019
中江有里も菅野美穂もむちゃくちゃ可愛かった pic.twitter.com/7sfBngF6ew
長谷川法世さんの『博多っ子純情』を原作にしたドラマ。主人公は高校3年生の男子で、進路や恋愛に悩みながら成長していく姿を描いています。高校3年生の1年間をじっくり描いた作品。
菅野さんはヒロインの一人三浦真理を演じています。主人公・汐の幼馴染で、汐に思いを寄せているという役です。汐の気持ちはもう一人のヒロイン美樹に向かっていくのに気が付いて大人の女性へと成長していきます。
中盤で美樹はイタリアに留学し、物語から退場。そこからは真理1人がヒロインになります。
菅野さんはこの後も連続テレビ小説に出演しています。2001年に放送された「ちゅらさん」ではヒロインが上京していて住むことになった下宿の住人役。毒舌で皮肉屋でありながらメルヘン作家という城ノ内 真理亜役。味のある役で物語に欠かせない人物でしたね。
その後、2016年の「べっぴんさん」ではヒロインの母親役。(幼い頃に死別して以後はナレーション。2017年の「ひよっこ」では女優役。ヒロインと失踪した父親を結びつけるキーパーソンを演じました。
朝ドラだけを見てもどれも全く違う役どころでさすが、という感じです。
「イグアナの娘」で初主演
イグアナの娘というのはイグアナに変身するのではなく、鏡に映った自分の姿がイグアナに見えてしまうという少女のことです。リカの母、青島ゆりこはリカを出産した直後からリカの姿がイグアナに見えてしまい愛せずにいました。その後産まれた妹、まみは人間に見えたため溺愛していました。それからリカも自分の姿がイグアナにみえるようになってしまい、自分は母親にも誰からも愛されない、幸せになれないと思い込むようになってしまいます。
醜形恐怖症と娘を愛せない母親、母親から愛されない娘を描いたシリアスな作品。ドラマ版は登場人物などオリジナルな設定が多かったです。
「君の手がささやいている」で人気女優に
菅野さんはヒロインの美栄子を演じています。産まれた時から重度の聴覚障害があり、耳はほとんど聞こえません。原作よりもネガティブだったり、運動神経が良かったり多少設定が異なります。1回で数年間を描いているので、夫となる博文(武田真治さん)との出会いから、出産し、娘が小学校6年生になるまでを5回のスペシャルドラマで描いています。
原作漫画も賞を受賞していますが、ドラマ版も1998年にATP賞'98テレビグランプリ、1999年に第7回橋田賞を受賞しました。
「恋の奇跡」では悪女に
葉月里緒奈さんとのW主演で、菅野さんは葉月さん演じる塚本妙子を追い詰める倉田雪乃役でした。雪乃はある日遠い親戚ということで妙子の家に居候することになるのですが、実は妙子の父の愛人の子で2人は姉妹でした。
雪乃は表では明るくさっぱりとした性格なのですが、実際は自分の目的のためなら殺人もいとわないという悪女。菅野さんが悪役を演じるのは珍しいですよね。
その後、2010年に「ギルティ 悪魔と契約した女」で11年ぶりに悪女役をしています。
「愛をください」では挿入歌も担当
愛をください期の菅野美穂様美しすぎるね、、伊藤英明さんと菅野美穂様のビジュ好き(ビジュとは言わん) pic.twitter.com/O71TKvtuKW
— えるも (@Tytmf7) October 6, 2021
主人公は児童養護施設で育った遠野李理香という女性。愛を知らずに育ち、施設ではいじめを受けたり、外では差別を受けたりと思い悩み18歳の時に自殺をしようとした過去があるのですが、見知らぬ男性長沢基次郎(江口洋介さん)に助けられます。それから長沢と文通をするようになり、李理香の心のよりどころになっていきます。
その後、李理香は資格を取り、保育園で働くようになります。保育園の中でもいじめを受けているのですが、実は園児の父と不倫をしていました。
そして、夜は下北沢でストリートライブをしていました。歌うことは李理香にとってもう1つの心のよりどころでした。ある日、月密中也(伊藤英明さん)と場所取りでもめます。この中也との出会いが李理香に大きな影響を与えます。
この作品で菅野さんは蓮井朱夏の名前で「ZOO 〜愛をください〜」をリリース。ドラマだけでなく楽曲も話題になりましたね。
2000年以降も菅野さんは様々なドラマに出演し続けています。今でも主役を演じることも多いですよね。これからの菅野さんの作品も楽しみです。