2022年7月22日 更新
イエス『CLOSE TO THE EDGE』50周年記念ツアーの追加公演が決定!5月にはアラン・ホワイトが逝去。
プログレッシブ・ロックバンド「イエス」が9月に開催する50周年記念来日ツアー『CLOSE TO THE EDGE(邦題:危機)』において、予定の4公演のうち東京Bunkamuraオーチャードホールでの日程が完売したことを受け、9月12日に同会場で追加公演を行うことが決定しました。
イエス『CLOSE TO THE EDGE』50周年記念ツアーを開催!追加公演が決定!!
プログレッシブ・ロックバンド「イエス」が9月に開催する50周年記念来日ツアー『CLOSE TO THE EDGE(邦題:危機)』において、予定の4公演のうち東京Bunkamuraオーチャードホールでの日程が完売したことを受け、9月12日に同会場で追加公演を行うことが決定しました。
第一報はこちらです!
彼らの代表作と言えるアルバム「CLOSE TO THE EDGE(邦題:危機、1972年)」を冠したツアー『CLOSE TO THE EDGE』。それに先立ち、5月26日には同ツアーへの参加を予定していたアラン・ホワイトが72歳で逝去し、このたびのツアーは彼へのトリビュートという意味も込めたものとなります。ツアーを開催するに際し、「『危機』50周年記念ジャパン・ツアーをアラン・ホワイトへ捧げます」「アランを支えてきてくれた日本のファンの皆様と共に、50年にわたるアランのイエスでの日々に心から敬意を表し、トリビュートをささげる機会にしたいと思います」と語るイエスの面々。50周年という集大成の場で、どのようなパフォーマンスを披露してくれるかに注目が集まっています!
アラン・ホワイト逝去時の報道。
プログレ五大バンドの一角「イエス」とは?
イギリスを代表するプログレッシブ・ロックバンドとして、プログレ五大バンド(キング・クリムゾン、ピンク・フロイド、イエス、ジェネシス、エマーソン・レイク・アンド・パーマー)の一角を形成しているイエス。1969年のデビュー以来、1985年にはグラミー賞を受賞、2017年には「ロックの殿堂」入りを果たすなど、ロックの歴史を語る上で外せない存在となっています。
『こわれもの』『危機』で頭角を現す!
デビュー当初は、ビートルズなどブリティッシュロックのバンドに影響を受けた作品を発表していたイエスですが、70年代に入るとキング・クリムゾン、ピンク・フロイドらにより注目を集めていた「プログレ」というジャンルで語られることが多くなり、1971年に発表したアルバム「こわれもの」や、1972年に発表したアルバム「危機」で一躍スーパーグループとして台頭することとなりました。特に「危機」はわずか3曲で構成されたコンセプトアルバムであり、大作主義の傾向で知られるプログレを代表する一枚として語り継がれています。また、「こわれもの」に収録された楽曲「ラウンドアバウト」は、後年になってテレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」のエンディングテーマに起用され、若い世代にも幅広く浸透しています。
『ロンリー・ハート』
その後も「リレイヤー」「究極」「トーマト」など作品を定期的に発表したイエスですが、1980年から1983年にかけて活動を停止。そして1983年に“再結成”が行われると、プログレから一転したポップな作風のアルバム「ロンリー・ハート(90125)」を発表しました。アルバム全体として、ポップでモダンなロックミュージックが展開されており、また歌詞についてもかつて見られたような複雑な内容とは一線を画したわかりやすいものへと変貌を遂げました。この路線変更は大成功を収め、日本においても楽曲「ロンリー・ハート」が日産・バサラなど様々なCMに起用されるなど高い知名度を獲得しています。
その後もバンドの事実上の分裂、高齢化によるメンバーの訃報などに見舞われているイエスですが、ライブツアーは精力的に行われており、作品も定期的に発表し現在も現役のロックバンドとしてその地位を確たるものとしています。そんな彼らによる50周年記念来日ツアー『CLOSE TO THE EDGE(邦題:危機)』。素晴らしいパフォーマンスを披露してくれることは間違いないでしょう!
「イエス」50周年の集大成を堪能したくなった方はこちらで!
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