『風雲ライオン丸』
制作:フジテレビ、ピー・プロダクション
放送期間:1973年4月14日から1973年9月29日
放送時間:土曜19:00から19:30
放送局:フジテレビ系列
放送話数:全25話
主題歌:「行け友よライオン丸よ」浜ジョージ
放送期間:1973年4月14日から1973年9月29日
放送時間:土曜19:00から19:30
放送局:フジテレビ系列
放送話数:全25話
主題歌:「行け友よライオン丸よ」浜ジョージ
スタッフ
企画立案:うしおそうじ、別所孝治
監督:石黒光一(最終回担当)ほか
脚本:高際和雄(最終回担当)ほか
美術:春木章
音楽:筒井広志
監督:石黒光一(最終回担当)ほか
脚本:高際和雄(最終回担当)ほか
美術:春木章
音楽:筒井広志
キャスト
弾 獅子丸:潮 徹也
志乃:宮野涼子
三吉:新井つねひろ
虎 錠之助:福島資剛
マントルゴッド:小林清志(声の出演)
ナレーター:岡部政明
※第25話の表記は錠之助だが、他に「錠之進」「錠之介」という表記も存在している。
志乃:宮野涼子
三吉:新井つねひろ
虎 錠之助:福島資剛
マントルゴッド:小林清志(声の出演)
ナレーター:岡部政明
※第25話の表記は錠之助だが、他に「錠之進」「錠之介」という表記も存在している。
『風雲ライオン丸』とは
戦国時代。西日本を支配しているマントル一族は日本征服を企んでいた。若き忍者・弾 獅子丸はマントルの怪人に兄・影之進を殺される。仇を討つため、そしてマントル一族の野望を阻止するため、獅子丸は父から学んだ秘術を使ってライオン丸に変身。父を探す志乃と三吉の姉弟と共に、マントル地下帝国に立ち向かう。
前作『快傑ライオン丸』の好評を受けて制作された特撮時代劇。主人公の名前も同じ弾 獅子丸(ライオン丸)で役者も同じ潮 哲也だが、別人という設定で続編ではない。
前作『快傑ライオン丸』の好評を受けて制作された特撮時代劇。主人公の名前も同じ弾 獅子丸(ライオン丸)で役者も同じ潮 哲也だが、別人という設定で続編ではない。
『風雲ライオン丸』の最終回
第25話「マントル地下帝国 最後の日!!」
回想シーン。
「兄さん!」
獅子丸の腕の中で死ぬ兄・影之進。
白馬に乗って進む獅子丸。
獅子丸(…見ていてくれ。たとえこの命が滅ぶとて、俺は戦う。マントルゴッドを倒すために)
マントルゴッドの要塞内部。
マントルゴッド「きけ、地虫忍者。そして怪人マントルテロスよ。我らマントル一族の秘密を暴かれた今、ライオン丸のために我ら一族最大の危機に瀕しておる。我がマントルゴッドの分身、怪人マントルテロスよ。お前の敗北はすなわち我ら一族の滅亡につながる。ライオン丸を必ず仕留めよ!」
マントルテロス「ははーっ!万事お任せください。見事ライオン丸を撃ち果たし、マントル帝国の命の泉、みごと守ってみせます」
荒れ地を進む幌馬車を見つけた獅子丸。
獅子丸「志乃さん。くにへ帰ると言ったはずなのに」
志乃は三吉を探していると言う。
志乃「父さんの仇を討つんだっていなくなったんです。あたし朝から探しまわってるんです」
獅子丸「マントルの要塞に向かったかもしれん。やつらに見つかる前に連れ戻さないと危険だ。俺についてくるんだ」
その頃の三吉。
三吉(…父さん。おいらきっと仇を討ってやる)
歩き出すが、地虫忍者たちにみつかった。爆弾を投げて逃げるも、捕まってしまう三吉。そこへタイガージョージュニアが現れて敵を倒す。
錠之助「三吉、志乃さんとこ戻るんだ。…なんだ、気に入らんのか。お前が離れているあいだに、志乃さんが襲われてるかもしれないんだぞ」
その頃、獅子丸と志乃は地虫忍者たちと戦っていた。そして槍を持ったマントルテロスが現れた。
マントルテロス「貴様が獅子丸か。俺が生きている限り、マントル帝国は滅びぬ!死ねえ!」
戦いが始まった。
マントルテロス「ふふふ、獅子丸、あれを見ろ!」
それは忍者たちに志乃が連れて行かれるところだった。しかし錠之助が現れて助けた。
マントルテロス「くそう、邪魔が入ったわ。覚えておれ!」
消えるマントルテロス。倒れる獅子丸に駆け寄る錠之助。
「兄さん!」
獅子丸の腕の中で死ぬ兄・影之進。
白馬に乗って進む獅子丸。
獅子丸(…見ていてくれ。たとえこの命が滅ぶとて、俺は戦う。マントルゴッドを倒すために)
マントルゴッドの要塞内部。
マントルゴッド「きけ、地虫忍者。そして怪人マントルテロスよ。我らマントル一族の秘密を暴かれた今、ライオン丸のために我ら一族最大の危機に瀕しておる。我がマントルゴッドの分身、怪人マントルテロスよ。お前の敗北はすなわち我ら一族の滅亡につながる。ライオン丸を必ず仕留めよ!」
マントルテロス「ははーっ!万事お任せください。見事ライオン丸を撃ち果たし、マントル帝国の命の泉、みごと守ってみせます」
荒れ地を進む幌馬車を見つけた獅子丸。
獅子丸「志乃さん。くにへ帰ると言ったはずなのに」
志乃は三吉を探していると言う。
志乃「父さんの仇を討つんだっていなくなったんです。あたし朝から探しまわってるんです」
獅子丸「マントルの要塞に向かったかもしれん。やつらに見つかる前に連れ戻さないと危険だ。俺についてくるんだ」
その頃の三吉。
三吉(…父さん。おいらきっと仇を討ってやる)
歩き出すが、地虫忍者たちにみつかった。爆弾を投げて逃げるも、捕まってしまう三吉。そこへタイガージョージュニアが現れて敵を倒す。
錠之助「三吉、志乃さんとこ戻るんだ。…なんだ、気に入らんのか。お前が離れているあいだに、志乃さんが襲われてるかもしれないんだぞ」
その頃、獅子丸と志乃は地虫忍者たちと戦っていた。そして槍を持ったマントルテロスが現れた。
マントルテロス「貴様が獅子丸か。俺が生きている限り、マントル帝国は滅びぬ!死ねえ!」
戦いが始まった。
マントルテロス「ふふふ、獅子丸、あれを見ろ!」
それは忍者たちに志乃が連れて行かれるところだった。しかし錠之助が現れて助けた。
マントルテロス「くそう、邪魔が入ったわ。覚えておれ!」
消えるマントルテロス。倒れる獅子丸に駆け寄る錠之助。
夜になった。小屋にいる獅子丸、錠之助、志乃、三吉。三吉は獅子丸に、父親の仇を討ちたいから連れて行ってくれと言う。
獅子丸「三吉、仇を討ちたい気持ちはわかる。だがお前が死んだら、志乃さんはどうなる。三吉、悲しみをこらえて生き続けることにも、強い勇気がいるんだぞ」
錠之助「獅子丸。その身体じゃお前の命だって危ないぞ。一緒に行こう」
獅子丸「ことわる!マントルゴッドは俺ひとりの力で倒す。誰の力も借りない!」
錠之助「そうか、なら仕方があるまい。だが獅子丸、ひとつだけ忠告しておくぜ。いままでみたいに妙なところで仏心をおこすなよ。命取りにならんとも限らんからな」
次の日になった。馬で進む獅子丸の前に、忍者たちとマントルテロスが現れた。
獅子丸「ロケット!ライオン丸!」
獅子丸はライオン丸に変身する。
マントルテロス「そうか、やはり貴様がライオン丸か。ここから先へ進ますわけにはいかんのだ。かかれ!」
戦いが始まった。マントルテロスが吐くガスに苦しみながらも、ライオン丸は倒した。四肢がバラバラになったマントルテロス。ライオン丸は獅子丸の姿に戻って先を急ぐ。
獅子丸(…死ぬのは俺か。それともマントルゴッド、貴様か!)
獅子丸が去ったあと、マントルテロスの四肢は合体した。立ち上がる。
マントルテロス「さすが、ライオン丸。だが、俺は不死身だ。はははは!」
要塞の中、マントルゴッドの前に、マントルテロスがいる。
マントルゴッド「おめおめとよく戻ってこれたな!ライオン丸は必ずここへ現れる。見張りを厳重にし、要塞に近づけさせるな!」
獅子丸はもう近くまで来ていることを、マントルテロスはモニターで知る。
これまでのことを思い出しながら剣を抜いて歩いている獅子丸。要塞の中に入ると扉が閉まり、忍者たちが襲ってきた。倒すものの、足元の地面が割れて下に落ちてしまう。そして牢に閉じ込められてしまった。
獅子丸「三吉、仇を討ちたい気持ちはわかる。だがお前が死んだら、志乃さんはどうなる。三吉、悲しみをこらえて生き続けることにも、強い勇気がいるんだぞ」
錠之助「獅子丸。その身体じゃお前の命だって危ないぞ。一緒に行こう」
獅子丸「ことわる!マントルゴッドは俺ひとりの力で倒す。誰の力も借りない!」
錠之助「そうか、なら仕方があるまい。だが獅子丸、ひとつだけ忠告しておくぜ。いままでみたいに妙なところで仏心をおこすなよ。命取りにならんとも限らんからな」
次の日になった。馬で進む獅子丸の前に、忍者たちとマントルテロスが現れた。
獅子丸「ロケット!ライオン丸!」
獅子丸はライオン丸に変身する。
マントルテロス「そうか、やはり貴様がライオン丸か。ここから先へ進ますわけにはいかんのだ。かかれ!」
戦いが始まった。マントルテロスが吐くガスに苦しみながらも、ライオン丸は倒した。四肢がバラバラになったマントルテロス。ライオン丸は獅子丸の姿に戻って先を急ぐ。
獅子丸(…死ぬのは俺か。それともマントルゴッド、貴様か!)
獅子丸が去ったあと、マントルテロスの四肢は合体した。立ち上がる。
マントルテロス「さすが、ライオン丸。だが、俺は不死身だ。はははは!」
要塞の中、マントルゴッドの前に、マントルテロスがいる。
マントルゴッド「おめおめとよく戻ってこれたな!ライオン丸は必ずここへ現れる。見張りを厳重にし、要塞に近づけさせるな!」
獅子丸はもう近くまで来ていることを、マントルテロスはモニターで知る。
これまでのことを思い出しながら剣を抜いて歩いている獅子丸。要塞の中に入ると扉が閉まり、忍者たちが襲ってきた。倒すものの、足元の地面が割れて下に落ちてしまう。そして牢に閉じ込められてしまった。
マントルゴッド「獅子丸、貴様の負けだ。はははは!」
マントルテロス「観念しろ、獅子丸!」
獅子丸「貴様、生きてたのか!」
マントルテロス「俺は不死身だ!」
獅子丸はライオン丸に変身し、牢を壊して脱出した。マントルテロスとの戦いが始まり、長い剣戟のあと、ついに倒す。マントルテロスは、何かを庇おうとしていた。
ライオン丸「これはなんだ!」
地面の光る穴を刺すと、要塞が揺れ始めた。それはマントルゴッドの急所(命の泉?)なのだった。ライオン丸を道連れにすると叫びながら、眉間と目、口から炎を噴き上げるマントルゴッド。要塞が崩れ始める。
獅子丸「マントルゴッドの最後だ!マントルゴッドは滅びる!兄さん、俺は勝った!俺は勝ったんだーっ!」
マントルゴッドは爆発し、要塞もまた大爆発した。
ナレーション「戦いは終わった。その時、富士は赤く燃えたという。マントル地下帝国は地底深くに崩れ去り、地上には再び平和がよみがえった。だがマントルの野望によって町や村は荒らされ、多くの人々が殺された。しかし人々は決して忘れないだろう。命をかけてマントル一族と戦った男のことを。その名は弾 獅子丸。人は彼をライオン丸と呼んだ」
馬に揺られていく満身創痍の獅子丸。それに手を振る三吉。
三吉「獅子丸兄ちゃーん!さようならー」
錠之助「さて、俺も行くか」
背を向けて去って行く錠之助。
夕日に向かって進んで行く獅子丸。そして夕日のアップ…。
マントルテロス「観念しろ、獅子丸!」
獅子丸「貴様、生きてたのか!」
マントルテロス「俺は不死身だ!」
獅子丸はライオン丸に変身し、牢を壊して脱出した。マントルテロスとの戦いが始まり、長い剣戟のあと、ついに倒す。マントルテロスは、何かを庇おうとしていた。
ライオン丸「これはなんだ!」
地面の光る穴を刺すと、要塞が揺れ始めた。それはマントルゴッドの急所(命の泉?)なのだった。ライオン丸を道連れにすると叫びながら、眉間と目、口から炎を噴き上げるマントルゴッド。要塞が崩れ始める。
獅子丸「マントルゴッドの最後だ!マントルゴッドは滅びる!兄さん、俺は勝った!俺は勝ったんだーっ!」
マントルゴッドは爆発し、要塞もまた大爆発した。
ナレーション「戦いは終わった。その時、富士は赤く燃えたという。マントル地下帝国は地底深くに崩れ去り、地上には再び平和がよみがえった。だがマントルの野望によって町や村は荒らされ、多くの人々が殺された。しかし人々は決して忘れないだろう。命をかけてマントル一族と戦った男のことを。その名は弾 獅子丸。人は彼をライオン丸と呼んだ」
馬に揺られていく満身創痍の獅子丸。それに手を振る三吉。
三吉「獅子丸兄ちゃーん!さようならー」
錠之助「さて、俺も行くか」
背を向けて去って行く錠之助。
夕日に向かって進んで行く獅子丸。そして夕日のアップ…。
その後の『風雲ライオン丸』
『快傑ライオン丸』と比べて、志乃の乗っている幌馬車、戦車、そして獅子丸の背中のロケットなど、無国籍で時代設定も謎な感じが特色ですね。
兜をかぶっているためにタテガミが見えず、ライオン感があまりないのは残念でした(途中、兜を割られてタテガミが見えている話数もあります)。
ちなみに第9話「蛇ケ谷にライオン丸を見た」では、獅子丸の夢の中に前作のライオン丸がゲスト登場し、金砂地の太刀を託していました。
翌週からは、同じくピー・プロダクション制作の『鉄人タイガーセブン』が始まっています。『風雲ライオン丸』も鬱な話数が少なくなかったのですが(ラストシーンの獅子丸もすっきりした感じはしません)、こちらも鬱な展開で特撮ファンには語り草になっています。
兜をかぶっているためにタテガミが見えず、ライオン感があまりないのは残念でした(途中、兜を割られてタテガミが見えている話数もあります)。
ちなみに第9話「蛇ケ谷にライオン丸を見た」では、獅子丸の夢の中に前作のライオン丸がゲスト登場し、金砂地の太刀を託していました。
翌週からは、同じくピー・プロダクション制作の『鉄人タイガーセブン』が始まっています。『風雲ライオン丸』も鬱な話数が少なくなかったのですが(ラストシーンの獅子丸もすっきりした感じはしません)、こちらも鬱な展開で特撮ファンには語り草になっています。
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