寺沢武一「コブラ」
1981年の第2-3号で新連載となったのは、寺沢武一「コブラ」。本作は1978年から週刊少年ジャンプで断続的に連載されており、この号では第2部「黒竜王」編がスタートしました。しかしながら第9号で一旦連載は終了、第23号の読切での掲載を経て、第41号より第3部「異次元レース」編が再び連載開始となっています。こちらは第51号で連載が終了しました。
にしまじん「あしがら山スーパー伝説熊元拳」
第4-5号で新連載となったのは、にしまじん「あしがら山スーパー伝説熊元拳」。「熊元拳」という拳法を使う老人・沢田研神(けんじん)と弟子・西条秀金(ひできん)が織りなすギャグ漫画で、その名の通り「熊本県」を前面に押し出したご当地漫画的な印象でした。人気は芳しくなく、第17号でひっそりと連載は終了しています。
ジャンプの伝説のギャグ漫画
— ヨンディス (@WhiteAudley) October 31, 2020
にしまじん先生の『熊元拳』 pic.twitter.com/T1jvAOUauD
江口寿史「ひのまる劇場」
第6号で新連載となったのは、江口寿史「ひのまる劇場」。「すすめ!!パイレーツ」により人気漫画家の仲間入りを果たした江口が満を持して発表した、白智探偵事務所などを舞台としたギャグ漫画であったものの人気は低迷、限界を感じた江口が半年で投げ出し、第29号で連載は終了となりました。しかしその結果、同年「ひばりくん」の連載がスタート(後述)することに繋がりました。
えだまつかつゆき「フォーエバー神児くん」
第17号で新連載となったのは、えだまつかつゆき「フォーエバー神児くん」。後年「じゃりガキ9」「4SPIRITS」などで人気を博すことになる、えだまつのペンによる野球漫画でした。「パラメット」という身体能力を大幅に強化するヘルメットを身に着けた少年・鳴海神児が、弱小球団・武蔵野ワイルドキャッツを初優勝へと導くというストーリーで、第46号まで連載は継続しました。
高橋陽一「キャプテン翼」
第18号で新連載となったのは、高橋陽一「キャプテン翼」。高橋の代表作となるサッカー漫画で、サッカー人気が今ほどではなかった当時、連載を開始するや否や大ヒットを記録。80年代以降のサッカーブームの火付け役となりました。そんな本作の記念すべき1ページ目には、3頭身ほどの幼少期の翼が描かれています。なお、連載自体は1988年第22号まで継続しました。