KinKi Kids主演！！青春恋愛ドラマ！｢若葉のころ｣【ネタバレあり】

懐かしい90年代ドラマ！！初々しい制服姿の堂本剛、堂本光一、奥菜恵の青春ドラマ。十代だからこそできた演技です！！悩みを抱えながらも、恋愛や失恋を経験し、友情を築いていきます。時に歯がゆく、甘酸っぱく、切ない。そうして、３人はゆっくり大人へと成長していきます。

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暴かれた出生の秘密

悟郎は相変わらず、啓輔から口止め料としてお金を要求していた。

啓輔も武司が入院した時に採取したデータで、自分と武司は親子関係にあると心の中では分かっていた。
悟郎の要求がエスカレートし出すと、啓輔の差し金で帰宅途中にチンピラに絡まれ、怪我をして帰って来る。

ちょうど武司の家で、泉が食事を作っていた時で、家には2人しかいない。
悟郎は泉を襲おうとするが、間一髪で武司が帰宅する。
武司は泉に自宅へ帰るように言い、悟郎と激しい口論になる。

すると、悟郎は「お前の父親は藤木病院の院長だ」と、告げながら、
包丁を持って向かってくる。
2人はもみ合いになり、誤って武司は、悟郎に包丁を刺してしまっていた。

警察に連行され、「本当は父親である悟郎の方から、包丁を持ち出してきたのではないか」と、
聞かれてもその事には口を閉ざす。
その結果、武司は少年更生院へ送られ、学園は退学処分になる。

兄妹は泣きながら見送り、泉と甲斐も「待っている」と、言い自宅を後にする武司だった。

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少年更生院にいる間の出来事

父親である悟郎が消えてしまったため、武司の幼い兄妹は、施設に預けられる。

妹からの電話で、弟が塞ぎこんでしまっている事を知り、どうしても会いたいと思い、悩んでいたところに
他の少年たちが、脱走を計画している事が聞こえてくる。

少年たちに誘われ、脱走を試みるが、甲斐から送られてきた手紙を見て、更生院へと引き返す。

その頃、藤木家にも衝撃の知らせが届く。
甲斐の兄が、事故で亡くなったという。

啓輔は優秀な長男に期待し、愛情を注いでいて、将来、一緒に病院を大きくする事を夢見ていた。
甲斐は昔から、啓輔の愛情や関心が、全て優秀な兄に向いている事に
寂しさやコンプレックスを抱いていた。

長男を失った啓輔の精神的ダメージは、とてつもなく大きく、「甲斐、お前が代わりに死ねば良かった」と、言われ、ショックの余り家を飛び出す甲斐。
そんな甲斐を放っておけずに、泉はずっと傍に寄り添っていた。

季節は移り変わり、武司が更生院を出られる日が、近づいていたが、甲斐と泉からの手紙は、
ぱったりと途絶えていた。

元通りの関係に戻る

武司が戻ってくる。
泉は甲斐が好きだが、甲斐は武司を裏切る事はできないと言い、元の関係に戻ろうと告げる。

武司は、運送会社で働き始め、泉とデートの約束をしていた。
しかし、待ち合わせ場所に泉は来なかった。
土砂降りの雨の中、公園のベンチで傘も差さず、ぐったりとした泉を見つけ、武司は慌てて
病院に連れて行く。

病院で、武司は泉が妊娠している事を聞かされる。
甲斐を呼び出し、泉の妊娠を告げると、「相手はお前じゃないよな？」と問い詰めるが、
甲斐は謝罪をする。別れた理由は「武司を裏切りたくなかったから」だと、いう甲斐に
武司は、「お前は俺を裏切った！泉には二度と近づくな！！」と、激怒し追い返してしまう。

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お互いの関係を知る

いつものように出勤すると、武司は特に理由も告げられず、会社をクビになっていた。
啓輔の元を訪ね、「あなたの仕業ですね？」と問うと、肯定される。

啓輔は、自分たちは親子関係にある事を告げ、武司もそれを知っていた。
「藤木家に養子に来ないか？」と聞くと、少し躊躇う素振りを見せる。

「甲斐の事を気にしているのか？まだ友情が、大事なんて言っているのか？」と、聞くと
「もう友情は信じていない」と告げる。

そして、「母を愛していましたか？」と、聞くと
啓輔は「愛していた。彼女の為に全てを捨ててしまおうかと、人生で初めて迷った」と、いう言葉を聞き、武司は、養子になる事を決意する。

甲斐は、自分達が異母兄弟である事を知り、驚く。
武司に「君は知っていたのか？」と、聞くと
「更生院に入る事件になった夜に知った。あれで育ててもらった恩はチャラだ。それに友達が父親からの愛情を求めていたから、黙っていた」と、聞かされた甲斐は愕然とする。
そして、「俺は、もう友情なんて信じない」と、突き放される。

二人の関係が、完全に崩れてしまった。

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自分の居場所

武司は啓輔の力により、嘉南学園に復学する。
夕食時には、「今までの勉強の遅れを取り戻し、医学部に入学する」と話すと、啓輔も満足そうに頷く。
甲斐は家庭で、孤独を感じるようになる。

いつも泉と会っていた公園で、甲斐は泉と再会する。
「ずっと待っていた」と、告げる泉に「会わせる顔がない」と、答える。
すると、泉は中絶をせずに子どもを産みたいと、甲斐に告げる。
その言葉を聞き、甲斐は泉と産まれてくる子どもの為に高校を中退する。

甲斐は、家を出てアパートを借り、泉と子どもの為に、昼も夜も懸命に働く。
すると、工事現場で悟郎と出会う。悟郎も同じ現場で、働いていた。

武司は、工事現場へ行き、悟郎と口論になるが、「やり直したくてこの街に戻ってきた」と、言っても
武司は腕を振り払う。
そこに鉄材が落下して、悟郎と武司を庇った甲斐が重体となり、病院へ搬送される。

医師が足りず、どちらかの手術しかできないが、啓輔は甲斐の手術を選択する。
甲斐は、一命を取り止めたが、植物状態になってしまう。

悟郎は亡くなり、葬儀が営まれる。武司は、悟郎の荷物の中から、家族名義の通帳を見つける。
コツコツと貯金をしていて、やり直したいという言葉は、本心だったようだ。
そして、武司の生徒手帳も見つけ、自分にも愛情を向けられていたと知り、肩を震わせながら泣く。

啓輔は、今までの不正が発覚し、警察に連行されて行く。彼も父親として、甲斐に愛情を持っていたのだった。

甲斐は、相変わらず意識が戻らず、眠ったままの状態が続いていた。
時は過ぎ、泉のお腹もだいぶ大きくなり、出産を控えていた。

甲斐の目が覚めないまま、泉は出産する。

武司は病室に来て、眠ったままの甲斐に色々と話しかける。
飲み物を買い、病室へ戻るとわずかに意識が戻ったらしい甲斐が目を開けていた。