企業の成長力を左右する中高年の消費力。企業は中高年向けマーケティングを洗練させる必要がある。
2018年4月20日 更新

企業の成長力を左右する中高年の消費力。企業は中高年向けマーケティングを洗練させる必要がある。

消費市場で中高年の存在感が高まっている。大手コンビニエンスストアでは50代以上の来店客数が近く20代以下を上回る見通し。インターネット通販やスポーツクラブなど若者が主役だった市場の利用者数も中高年層が逆転する例が目立つ。家族・若者重視では今後の成長は見えない。企業はマーケティングの転換を迫られている。

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本稿では、私たち中高年世代の消費力が企業の成長力を左右する時代の到来と、それに向けて企業は中高年向けマーケティングを洗練させる必要があるのでは、といった論旨で情報を集めてみました。

▽中高年が今後の消費の主役を担う。家族・若者重視では今後の成長は見えない。企業はマーケティングの転換を迫られている。

人口ピークの団塊世代はシニアに、次にピークの団塊ジュニア世代はミドルに。

従来はトレンドセッターと呼ばれる若者世代が、マーケティング戦略において重視されることが多かったものの、これから先には中高年こそがその主役を担う時代がくるのかもしれません。

1)大手コンビニエンスストアでは主要顧客が若年層から中高年層にじわりとシフトしている。国内で急速に進む少子高齢化の影響。

40代以上の女性やシニアの取り込みに成功。チルド売り場...

40代以上の女性やシニアの取り込みに成功。チルド売り場で存在感を増しているのが、ぜんざい、だんご、どら焼き、わらびもち、大福といった和菓子スイーツ。

若年層から中高年層へ、消費の主役がシフトすることを示す様々な記事

コンビニエンスストアの主要顧客が若年層から中高年層にじわりとシフトしている。10〜20代の顧客の割合が減少する一方、40代や50代以上は増える傾向にある。
大手コンビニエンスストアでは50代以上の来店客数が近く20代以下を上回る見通し。
セブン―イレブン・ジャパンの調査では、11年の50歳以上の来店客比率は31%と、09年比3ポイント上昇した。29歳以下は33%だが震災後にコンビニをスーパー代わりに使う中高年層が増えており、「早期に50代以上が20代以下を抜きそう」という。
コンビニはこれまで若年層の男性を主要顧客に成長してきた。弁当やおにぎりもボリュームがあって値ごろな商品の売れ行きが良かった。

今後は顧客層の変化に合わせて、品ぞろえを柔軟に変えていく必要に迫られている。

2)ネット通販でも中高年の注文が増加中。20代を上回る例が目立つ。

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「Amazonパントリー」 食品・日用品をまとめてひと箱あたり290円でお届けする、Amazonプライム会員向けのサービス

中高年層を意識したアマゾンのサービス。高齢者の買い物負担の軽減を狙っていると思われる。

ネットはすでに、中高年層にとっても日用のツールに

インターネット通販やスポーツクラブなど若者が主役だった市場の利用者数も中高年層が逆転する例が目立つ。
Yahoo!ショッピングをもっとかんたんにした「らくら...

Yahoo!ショッピングをもっとかんたんにした「らくらく通販」

ネット通販では中高年の注文が増加中だ。ヤフーの6月のネット通販売上高に占める50代以上の割合は14・5%で前年同月比0・9ポイント上昇。14・2%の20代を逆転した。

3)サービス消費もアクティブな中高年が主役となりつつある。

金銭的余裕と経済的余裕。

超高齢化社会に向けて、ミドル層もアクティブに人生を謳歌するために行動します。
セントラルスポーツでは12年3月期のフィットネス会員数に占める60代以上だけでも33%。50代以上でみると、51・1%と初めて過半を占めた。
「スポーツクラブルネサンス」が自社の「年代別会員構成比の変化」(1998年〜2005年)を発表している。それによれば、50歳以上の会員が占める割合は、1998年に23%程度だったものが、2005年には36%まで増えている。

40歳以上について見ると、2002年には既に50%を超えた。フィットネスクラブは中高年でもっている、と言ってもいいだろう。中高年向けのサービスやプログラムが増えるのは当然だ。
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