猿渡哲也「Mr.ホワイティ」
まず最初にご紹介するのは、第14号で新連載となった猿渡哲也「Mr.ホワイティ(原作:北芝健)」。「高校鉄拳伝タフ」などで著名な猿渡による、医師から刑事に転身した主人公が織りなすサスペンスものでしたが、人気は低迷し第23号で連載は打ち切りとなっています。なお「Mr.ホワイティ」は単行本化されていません。
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まつもと泉「きまぐれオレンジ☆ロード」
第15号で新連載となったのは、まつもと泉「きまぐれオレンジ☆ロード」。春日恭介、鮎川まどか、檜山ひかるの三角関係が魅力的な超能力要素のあるラブコメで、シリーズ累計発行部数は2000万部、アニメ化もされるなど大ヒットを記録しました。連載自体は1987年第42号まで継続しています。
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あろひろし「とっても少年探検隊」
第20号で新連載となったのは、あろひろし「とっても少年探検隊」。「川口浩探検隊」といったバラエティをパロディ化した作品であり、作中のギャグもSFや特撮のパロディが満載の内容でした。なおこの作品は、桂正和が「ウイングマン」を体調不良のため休載することとなりその代稿として掲載されたもので、第27号で早々と連載終了となっています。しかしながら、作者にとっては思い入れのある作品のようで、続編が80年代後半から90年代前半にかけて連続読切という形で月刊少年ジャンプに掲載されています。
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小谷憲一「KID」
第22号で新連載となったのは、小谷憲一「KID」。「テニスボーイ」のヒットで著名な小谷によるボクシング漫画で、ラブコメ的な要素もあった作品であったものの、当時のジャンプにおいてボクシングものは車田正美「リングにかけろ」以降パッとしない状況が続いており、この作品も他の人気連載陣に埋もれてしまい第40号で打ち切りとなっています。