ビッグバン・ベイダー物語は猪木秒殺事件から始まった!空飛ぶ巨漢が新日UWF全日ノアで大暴れ!
2016年11月25日 更新

ビッグバン・ベイダー物語は猪木秒殺事件から始まった!空飛ぶ巨漢が新日UWF全日ノアで大暴れ!

日本マット界にビッグバンを起こした皇帝戦士ベイダー。170キロの巨漢で空中殺法を炸裂させるプロレスラーは他に類例がない。ベイダーの新日本マット登場から、UWFインター、全日本プロレス、プロレスリング・ノアでの激闘を振り返り、強さの秘密に迫る。

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高田がミドルキック連打。しかしベイダーハンマーでダウン。高田が立ち上がるとベイダーが張り手! 一発の打撃でダウンを奪ってしまう。いかにベイダーの打撃が強力かがわかる。
ベイダーが行く。高田にベイダーラリアット! ダウンした高田は立ち上がってもふらつく。チャンスか。ベイダーがパワーボム・・・は高田が何とか逃げた。
高田苦しい。ベイダーラリアット! 張り手で追い込む。もう一度高田を抱え上げて投げ捨てパワーボム! ダウン。高田コールが湧き起こる。
ベイダーの引き出しは多い。まさかの脇固め! 高田ピンチ。セコンドか観客か、「高田耐えろ!」の声援が飛ぶ。
ベイダーの技が止まらない。ドラゴンスリーパー! 悲鳴混じりの声援と高田コール。
高田が反撃。ハイキック! ミドル、ミドル、ハイ、ミドルキック・・・しかしベイダーが張り手一発で高田ダウン。何というパワー。
高田の執念。猛然とベイダーに立ち向かう。膝蹴り連打からハイ、ミドル、ミドル、ミドル、フロントキック! 最後は顔面ハイキック! ベイダーが卒倒する。
ベイダーは何とかロープをつかんで立とうするがカウント10でKO負け。
絶対勝利の執念を燃やした高田延彦がベルトを奪還することができた。

スーパー・ベイダーのUWFインター上陸は短期間だったが、新日本プロレスとはまた違った好勝負をファンに見せることができた。
そしてベイダー自身の言葉で言うと「危険な闘い」を経験したことは大きいと思う。
このあとベイダーは新日本プロレスに戻るが、1998年に、いよいよ新天地・全日本プロレスのリングに登場する。

ベイダーVS小橋健太

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きのうの敵はきょうの友。ベイダーは、あの宿敵・スタン・ハンセンとコンビを組み、全日本プロレスの世界最強タッグ決定リーグ戦に出場する。
1998年11月14日、後楽園ホールで三沢光晴、小川良成組と対戦。何とベイダーはセカンドロープからのリバーススプラッシュ(フライングボディプレス)で三沢からフォールを奪ってしまった。
ブロディ&ハンセン以来の「組むこと自体が反則」のコンビかもしれない。
優勝候補の小橋健太、秋山準組も、ハンセンがウエスタンラリアットで秋山からフォール。
ベイダーとハンセンは、ビッグバンクラッシュとウエスタンラリアットで無敗の快進撃を続け、ついに公式戦7戦全勝の快挙を成し遂げた。
最強の証明をしたが、優勝決定戦で小橋、秋山組と再び激突。
ベイダーが小橋を羽交い絞めにし、ハンセンがウエスタンラリアット・・・かと思った時、秋山がコーナーポスト最上段からのダイビングニーアタックでハンセンがよろけたところを、小橋がラリアット! ハンセンからフォールを奪い、小橋、秋山組が優勝。
ベイダーとハンセン組は準優勝だったが、ベイダーの恐るべき強さを見せつけた大会だった。

ベイダーVS小橋健太

1999年1月15日、横浜文化体育館で特別試合。
1999年1月2日、全日本プロレスのスーパーヘビー級バトルロイヤルでベイダーと小橋健太の因縁が勃発。
ベイダーが場外で小橋を襲い、観客席から悲鳴が上がるほど顔面パンチ連打。大流血の小橋も殴り返し、秋山準も加わり大乱闘。何と小橋は14針を縫う怪我を負わされた。
そんな中迎えた1月15日、横浜文化体育館での特別試合。これがシングル初対決だ。
最初から小橋はベイダーにパンチとチョップの連打。頭には痛々しい包帯。
ベイダーも非情。傷口にパンチ、ベイダーラリアット、ベイダーハンマー! 
ベイダーは場外で小橋を抱え上げて投げ捨てパワーボム! さらに脳天をイスで殴打!
リング上。ベイダーが小橋にビッグバンクラッシュ! カウントツー。小橋コールが湧き起こる。
怒りの小橋がベイダーのボディにソバット! DDT! コーナーに追い込み、チョップ連打からローリングケサ斬り!
場外にいるベイダーに小橋がトップロープを両手でつかみ、飛んだ! これは珍しい小橋健太のブランチャー!
リング上。小橋がベイダーの巨体をブレーンバスターで投げた。大拍手。さらにバックドロップ!
小橋はベイダーをボディスラムで投げ捨て、拳を握った。コーナーポスト最上段からムーンサルトプレス・・・はよけられて自爆。

小橋とベイダーのラリアットは相打ち。
ベイダーアタックで小橋をダウンさせたベイダーがセカンドロープに上るが、小橋はデッドリードライブ気味のパワースラムのような形でベイダーを叩きつける。
小橋はボディスラムから、今度こそ。コーナーポスト最上段からムーンサルトプレス! 決まった。しかしカウントツーで返すベイダー。
ベイダーが傷口にパンチ。小橋をボディスラムでダウンさせ、今度はベイダーがコーナーポスト最上段に上がる。危ない。ムーンサルトプレス! 
カウントは、ワン、ツー・・・WOOOOOOOOOO! カウント2.99で返した小橋。大拍手。
しかし小橋苦しい。ベイダーハンマーが強烈。バックを取ったベイダーが投げっ放しジャーマンスープレックス! 
ベイダーがセカンドロープに上り、ロープをつかんでリバーススプラッシュ! カウントツーで返す小橋。
大技が止まらないベイダー。もう一度セカンドロープから必殺ビッグバンクラシュ! カウントスリー!
ベイダー強し。小橋無念。



 

ベイダーVS小橋健太

1999年4月16日、 日本武道館。チャンピオン・カーニバル決勝戦。どちらが勝っても初優勝。
ベイダーの勢いは加速度を増す。
川田利明が右腕骨折のため王座返上。1999年3月6日、三冠ヘビー級選手権王座決定戦が行われた。
田上明VSベイダー。
ベイダーは田上明をベイダーハンマー連打で追い込み、最後は必殺パワーボムでフォール。三冠ヘビーのベルトを奪う。これでベイダーは、IWGPと三冠の2大タイトルを獲得する快挙を達成したのだ。
そして全日本プロレス春の祭典・チャンピオン・カーニバルにもベイダーは堂々の出場。
ベイダーは、秋山準、田上明、ジョニー・エース、ゲーリー・オブライト、高山善廣、新崎人生、大森隆男から勝ち点をもぎ取る。
しかし小橋とは時間切れ引き分け。三沢には破れ、ベイダーは小橋健太と優勝決定戦。
小橋健太はベイダーを止められるか。そして、1.15の借りを返すことができるか。

チャンピオン・カーニバル優勝決定戦は、1999年4月16日、日本武道館。
試合はベイダーハンマーと小橋のチョップの乱打戦。ベイダーが押す。ベイダーハンマー、ベイダーラリアット3連発。小橋もラリアットでなぎ倒し、ベイダーの上に乗り顔面パンチ連打。
場外でもベイダーをフェンスに叩きつけ、顔面パンチ連打、頭部へのキック連打。
ベイダーはハンマー、ラリアットで小橋をダウンさせ、170キロのヒップドロップ! 鎖骨のあたりを押さえて痛がる小橋は立てない。
セカンドロープからのビッグバンクラッシュ! 二階からのパワーボム! 小橋ファンから悲鳴にも似た声援が飛ぶ。
小橋もジャーマンスープレックス! コーナーポスト最上段からのムーンサルトプレス!
激しい大技合戦にファンも大興奮。
小橋のラリアットをベイダーが交わしたが、小橋が後頭部ラリアット! もう一度ラリアット・・・はベイダーが交わしてバックを取り、投げっ放しジャーマンスープレックス!
今度はベイダーがコーナーポスト最上段からムーンサルトプレス! カウント2.99で返した小橋だが、ベイダーは休まずパワーボムを狙う。粘る小橋にベイダーハンマー連打からパワーボム!
最後はベイダーアタックでそのまま覆いかぶさりカウントスリー! 19分11秒。
ベイダーがチャンピオン・カーニバル初優勝。


 

ベイダーVS三沢光晴

ビッグバン・ベイダーは、もともと桁外れのパワーファイターだったが、新日本プロレスとUWFインターで、テクニックや駆け引きなど多くのものを吸収し、完成度が高くなった。
おそらく全日本プロレス時代のベイダーが一番強かった時期ではないかと思う。

1999年5月2日、東京ドーム。全日本プロレスの最後の砦・三沢光晴が、ベイダーの三冠ヘビー級ベルトを奪いに、いざ出陣する。

ベイダーVS三沢光晴

1999年5月2日、東京ドーム。三冠ヘビー級選手権。
イントロと同時に「ミ、サ、ワ! ミ、サ、ワ!」と嵐のような三沢コール。そしてあまりにもドラマティックなスパルタンXが流れるなか、三沢光晴が入場してくる。場内にはレインボーの光が舞う。
リング上にはすでにチャンピオンのベイダーが待っている。
60分1本勝負。
ベイダーハンマーとエルボーの乱打戦。強烈なベイダーハンマーを頭部に叩き込まれ三沢ダウン。
ベイダーはグラウンドの展開に持ち込みフェイスロック。何というクレバーな巨漢。
三沢をコーナーに投げてベイダーアタック! さらにベイダーラリアット! ジャンピングエルボードロップ! 飛ばしまくるベイダー。
三沢をコーナーに投げてベイダーアタックは三沢がWキックで迎撃。さらにエルボーはベイダーが交わしたがすぐに側頭部にエルボー!
三沢が素早くセカンドロープに跳び乗ったが、ベイダーハンマーで三沢が場外に転落。
ベイダーはフェンスの外まで三沢を連れて行き、持ち上げて鉄柵に三沢の首を落とすギロチン!
三沢苦しい。ベイダーは場外でパワーボムの体勢。粘る三沢にベイダーハンマー連打からパワーボム!
三沢コールが湧き起こるが、ベイダーはエプロンに上り、まさかそこから場外へビッグバンクラッシュ!
ベイダーは三沢をリングに上げ、ロープに飛ばしてベイダーラリアット! ひねりを加えたブレーンバスター! 苦悶の表情の三沢にもう一度垂直落下式ブレーンバスター! 
ベイダーがチャンスか。ビッグバンクラッシュ! カウントツー。
まさにベイダータイム。三沢の脚を極めて、さらに顔を極める。これはSTFか。三沢が足をロープに伸ばす。
三沢が反撃。エルボー連打。ロープに飛んでランニングエルボー! ベイダーは一回転して場外転落。
行くか。三沢がロープに飛んで場外にエルボースイシーダ! ベイダーの顔面にエルボーで突っ込んで行った。
場外でもベイダーをエルボーでなぎ倒し、三沢がセントーン! 三沢がいち早くリングに上がったと思ったら、両手でトップロープをつかみ、場外へブランチャー気味のフライングボディプレス!
三沢はベイダーをリングに上げ、コーナーポスト最上段からのミサイルキック!
ベイダーのバックを取った三沢が170キロをジャーマンスープレックス! カウントツー。
三沢が攻める。ベイダーをタイガードライバー・・・は上がらない。エルボーからボディスラム。三沢がセカンドロープからジャンピングエルボードロップ! カウントツー。
三沢がソバット・・・脚をつかむベイダーに顔面蹴り! さらにエルボー・・・を交わしたベイダーが三沢のバックを取り、投げっ放しジャーマンスープレックス! 
ベイダーが勝負を懸けるか。投げ捨てパワーボム! ビッグバンクラッシュ! カウントツーで返す三沢。
そしてベイダーは掟破り。三沢に対してまさかのタイガードライバー! カウントツー。
コーナーポストに上ったベイダーがムーンサルトプレスは三沢がよけて自爆。

 
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しかしベイダーはタフガイだ。ベイダーハンマーで流れを変える。三沢をボディスラムで叩きつけ、再びコーナーポスト最上段に上る。三沢はすぐに立ち上がりエルボー! セカンドロープに上り、ベイダーの巨体を雪崩れ式ブレーンバスター!
三沢がコーナーポストからダイビングボディプレス! 三沢がもう一度ベイダーをコーナーに乗せ、雪崩れ式のDDT!
ベイダー苦しいか。三沢がローリングエルボー! カウントツー。決めるか。三沢がランニングエルボーを交わしてベイダーラリアット! ダウンした三沢に170キロのヒップドロップ! カウントツー。
三沢はすぐにベイダーの上に乗り、鬼の形相でベイダーの顔面にエルボー連打! 立ち上がるベイダーに三沢が左右のエルボー! ベイダーがボディブローを返すが鬼気迫る三沢が痛烈なエルボー連打! 三沢がロープに飛んだ。ランニングエルボー! カバーの体勢。ワン! ツー! スリー!
18分7秒。三沢光晴、三冠ヘビー級王座奪還。
しかしベイダーは強かった。最後の最後までどっちに転ぶかわからない白熱した試合だった。
スパルタンXが流れ、大三沢コールが湧き起こる。

思えばビッグバン・ベイダーは、新日本プロレスではストロングスタイルを、UWFインターでは格闘色の強いファイトを、そして全日本プロレスでも王道プロレスで会場を興奮と感動に包んだ。
素晴らしい順応性と適応力を感じる。
ベイダーは、根っからのプロレスラーだ。

ビッグバン・ベイダーが快挙達成

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その後も全日本プロレスで活躍したベイダーは、2000年2月20日、神戸ワールド記念ホールで殺人医師スティーブ・ウイリアウムスとコンビを組み、世界タッグ選手権に挑む。
ベイダーとウイリアムスの強豪タッグは、小橋健太、秋山準組を破り、世界タッグ王座に君臨する。
シングルでも、ベイダーは、1999年10月30日、三沢光晴から三冠ヘビーのベルトを奪い返し、第24代王者となっていた。
ベイダーは川田利明の挑戦をベイダーラリアットで退けた。四天王全員に勝ったというのも凄い記録だ。
しかし、小橋健太は2000年2月27日、ベイダーに挑戦。
ベイダーの投げっ放しジャーマンスープレックス3連発にも耐え抜き、ベイダーアタックをカウンターのラリアットで迎撃。
コーナーポスト最上段からのムーンサルトプレスを決めたが、タフなベイダーはカウントツーで返す。
最後はベイダーアタックに怯まず、小橋が豪快なラリアットでベイダーからスリーカウントを奪い、三冠ヘビー級王者に返り咲く。
小橋健太はついにベイダーに勝利することができた。

プロレスリング・ノアが設立されると、ベイダーもノアのリングに参戦。
2001年10月19日、横浜文化体育館。ベイダーはスコーピオとコンビを組み、秋山準、齋藤彰俊組と対戦。見事勝利をおさめ、初代のGHCタッグチャンピオンに輝く。

これでベイダーは、IWGPタッグ、世界タッグ、GHCタッグという日本の3大タッグタイトルを獲得したことになる。シングルのIWGPヘビー、三冠ヘビーをあわせると、さすがにこれだけのタイトルを獲った外国人レスラーは、ビッグバン・ベイダーが史上初だ。
ベイダーは、プロレスリング・ノアでも三沢光晴をはじめ、全日本プロレス時代からの因縁の相手と激闘を繰り広げた。

それから月日が流れ、全盛期を過ぎたビッグバン・ベイダーだが、何度も来日し、いろいろなプロレス団体に参戦し、試合をしている。
ベイダーが日本マット界に残した功績は、あまりにも大きいと思う。
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驚愕の外国人レスラー100撰

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