「もう誰も愛さない」
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まずはジェットコースタードラマといわれた、1991年の「もう誰も愛さない」。
主人公の沢村卓也(吉田栄作さん)は、東都銀行の運転手。父親の裁判費用に困っていたところ、窓口係の宮本小百合(田中美奈子さん)から詐欺計画を持ち掛けられます。ターゲットは小百合の同僚である田代美幸(山口智子さん)。彼女の家を破綻させ、資産を手に入れようという計画でした。
美幸には婚約者がいるのですが2人を暴漢にあわせ、2人の縁談を破談にし、傷心の美幸に卓也が近づいていきます。
この3人を中心にした愛情と金を取り巻く復讐のストーリー。数分見逃しただけで展開が分からなくなるというほどの急展開で話題になりました。
最終回ではまず小百合が亡くなり、終盤で卓也も道に倒れて絶命します。
卓也の子を妊娠していた美幸は、卓也に病院に送られます。胎盤早期剥離で母体を取るか、子供を取るかという状況で命がけで出産。
最後に子供は映るのですが美幸の安否は分からないままラストを迎えます。メインキャスト3人のうち2人は亡くなり、1人は安否が分からないというラストでした。
主人公の沢村卓也(吉田栄作さん)は、東都銀行の運転手。父親の裁判費用に困っていたところ、窓口係の宮本小百合(田中美奈子さん)から詐欺計画を持ち掛けられます。ターゲットは小百合の同僚である田代美幸(山口智子さん)。彼女の家を破綻させ、資産を手に入れようという計画でした。
美幸には婚約者がいるのですが2人を暴漢にあわせ、2人の縁談を破談にし、傷心の美幸に卓也が近づいていきます。
この3人を中心にした愛情と金を取り巻く復讐のストーリー。数分見逃しただけで展開が分からなくなるというほどの急展開で話題になりました。
最終回ではまず小百合が亡くなり、終盤で卓也も道に倒れて絶命します。
卓也の子を妊娠していた美幸は、卓也に病院に送られます。胎盤早期剥離で母体を取るか、子供を取るかという状況で命がけで出産。
最後に子供は映るのですが美幸の安否は分からないままラストを迎えます。メインキャスト3人のうち2人は亡くなり、1人は安否が分からないというラストでした。
「二十歳の約束」
ふと稲垣くんと牧瀬里穂さんの懐かしい月9ドラマを思い出した今朝です。
— たくえん (@AVvNYI9RXZbfbiU) February 28, 2023
ヒューヒューだよ
カキーン
お・は・よ・う・ご・ざ・い・ま・す#二十歳の約束 pic.twitter.com/fp2NbLLd56
1992年に放送された「二十歳の約束」は牧瀬里穂さん、稲垣吾郎さんが主演。
牧瀬さん演じる高井夕希は、母を亡くし父と兄と暮らしていました。ですが兄が不良に絡まれていた少年を助け、亡くなってしまいます。少年は現場からいなくなり、夕希は少年を恨んでいました。
やがて成長した夕希は高校卒業後、アメリカに留学。そして夕希の元に「藤村旭」という人物から手紙が届くようになります。一時帰国した夕希は藤村旭をさがそうとして、赤木純平(稲垣吾郎さん)に出会います。純平こそ事件の時の少年だったのですが言い出せず、藤村を名乗っていました。
最後は障害を乗り越え恋仲になる2人ですが、純平が刺されてしまいます。そして病院を抜け出した純平は夕希に会いに行き、海を見ながら夕希にもたれかかっているり死んでいるのではないか、というところで終わります。
「カキーン」「ヒューヒューだよ」のセリフが印象的過ぎて内容を覚えていないという人も多いドラマではあります。
牧瀬さん演じる高井夕希は、母を亡くし父と兄と暮らしていました。ですが兄が不良に絡まれていた少年を助け、亡くなってしまいます。少年は現場からいなくなり、夕希は少年を恨んでいました。
やがて成長した夕希は高校卒業後、アメリカに留学。そして夕希の元に「藤村旭」という人物から手紙が届くようになります。一時帰国した夕希は藤村旭をさがそうとして、赤木純平(稲垣吾郎さん)に出会います。純平こそ事件の時の少年だったのですが言い出せず、藤村を名乗っていました。
最後は障害を乗り越え恋仲になる2人ですが、純平が刺されてしまいます。そして病院を抜け出した純平は夕希に会いに行き、海を見ながら夕希にもたれかかっているり死んでいるのではないか、というところで終わります。
「カキーン」「ヒューヒューだよ」のセリフが印象的過ぎて内容を覚えていないという人も多いドラマではあります。
「振り返れば奴がいる」
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1993年に放送された「振り返れば奴がいる」は三谷幸喜さんが連続ドラマに本格参戦した作品。主演は織田裕二さんと石黒賢さん。
若き天才医師、司馬 江太郎(織田さん)は実力は本物ですが、冷酷で延命措置には反対。自らの保身のために同僚も売る、という性格。ある時同じ病院に確かな腕を持つ熱血漢の医師・石川 玄(石黒さん)が赴任してきます。
正反対の2人は対立ばかりしていたのですが中盤で石川が病に倒れます。司馬が石川の執刀を任され、2人の間に絆が生まれます。手術は成功したのですが、その後様態が急変し石川は亡くなってしまいます。
ライバルだった石川の死で司馬の心にも変化が見られたような感じがしました。ですが手術を終えて帰ろうとした司馬を、元上司で司馬が失脚させた平賀 友一(西村雅彦さん)を刺し生死不明の所で「YAH YAH YAH」が流れ物語は終わります。
このラストには当時びっくりしたのですが、織田さん本人から「こんな悪人が生き残っちゃっていいの?」「刺されて死にたい」という要望があり、三谷さんが急遽脚本を書き替えたそうです。(西村さんはすでにクランクアップしていました)ということでドラマ内では言及されていませんがおそらく司馬は亡くなっています。
急遽シナリオを書き換えたので視聴者もびっくりのラストになったんですね。このラストのおかげでより伝説のドラマになったのではないでしょうか。
若き天才医師、司馬 江太郎(織田さん)は実力は本物ですが、冷酷で延命措置には反対。自らの保身のために同僚も売る、という性格。ある時同じ病院に確かな腕を持つ熱血漢の医師・石川 玄(石黒さん)が赴任してきます。
正反対の2人は対立ばかりしていたのですが中盤で石川が病に倒れます。司馬が石川の執刀を任され、2人の間に絆が生まれます。手術は成功したのですが、その後様態が急変し石川は亡くなってしまいます。
ライバルだった石川の死で司馬の心にも変化が見られたような感じがしました。ですが手術を終えて帰ろうとした司馬を、元上司で司馬が失脚させた平賀 友一(西村雅彦さん)を刺し生死不明の所で「YAH YAH YAH」が流れ物語は終わります。
このラストには当時びっくりしたのですが、織田さん本人から「こんな悪人が生き残っちゃっていいの?」「刺されて死にたい」という要望があり、三谷さんが急遽脚本を書き替えたそうです。(西村さんはすでにクランクアップしていました)ということでドラマ内では言及されていませんがおそらく司馬は亡くなっています。
急遽シナリオを書き換えたので視聴者もびっくりのラストになったんですね。このラストのおかげでより伝説のドラマになったのではないでしょうか。
「高校教師」
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1993年には真田広之さん、桜井幸子さん主演の「高校教師」が放送されました。
真田さん演じる羽村 隆夫は、大学の研究室で教授の助手をしていました教授の娘・千秋と婚約した直後、教授の紹介で日向女子高校の臨時教師になります。羽村は研究所に戻るつもりでいたのですが、じつは教授は羽村を研究室から追放するために高校に送ったのでした。その後、娘との縁談も破談になります。
高校ではひょんなことから二宮繭(桜井さん)に好意を抱かれるようになります。最初は困っていたのですが影を抱えた2人はやがて惹かれあいます。
繭は父親と2人暮らしで父親から束縛を受けていました(近親相姦をにおわせる描写も)。羽村と父親が敵対し、終盤で羽村が父親を刺します。
最後は羽村と繭が列車に乗って逃亡するのですが、手をつないで眠っている二人の手がだらんと倒れたところで終わり、物議をかもしました。
2人は死んでいるのか、羽村だけ死んでいるのかなど様々な憶測が飛び交いましたが、サブタイトルが「永遠の眠りの中で」なので2人は心中したのだと思われます。
このドラマはドラマ撮影前にシナリオがすべて完成していて、ラストまでに多くの伏線がありました。
真田さん演じる羽村 隆夫は、大学の研究室で教授の助手をしていました教授の娘・千秋と婚約した直後、教授の紹介で日向女子高校の臨時教師になります。羽村は研究所に戻るつもりでいたのですが、じつは教授は羽村を研究室から追放するために高校に送ったのでした。その後、娘との縁談も破談になります。
高校ではひょんなことから二宮繭(桜井さん)に好意を抱かれるようになります。最初は困っていたのですが影を抱えた2人はやがて惹かれあいます。
繭は父親と2人暮らしで父親から束縛を受けていました(近親相姦をにおわせる描写も)。羽村と父親が敵対し、終盤で羽村が父親を刺します。
最後は羽村と繭が列車に乗って逃亡するのですが、手をつないで眠っている二人の手がだらんと倒れたところで終わり、物議をかもしました。
2人は死んでいるのか、羽村だけ死んでいるのかなど様々な憶測が飛び交いましたが、サブタイトルが「永遠の眠りの中で」なので2人は心中したのだと思われます。
このドラマはドラマ撮影前にシナリオがすべて完成していて、ラストまでに多くの伏線がありました。
「若者のすべて」
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1994年には萩原聖人さん主演の「若者のすべて」が放送。
両親の残した自動車修理工場を営む原島哲生(萩原さん)と同じ川崎の下町で育った仲間たちが葛藤しながらも夢を追いかけていく姿を描いた青春群像劇。
木村拓哉さん、鈴木杏樹さん、武田真治さん、深津絵里さん、ユニコーンのEBIさんと豪華な6人がメインキャストです。
3年前、EBIさん演じる吉田守は、木村さん演じる上田武志に誘われた違法な仕事がきっかけで植物状態になっていました。それが原因で武志はみんなの前から姿を消します。
ですが久々に6人集まることができ、守も一度は目を覚ますのですが急変し、亡くなってしまいます。武志は自分を責めて再びみんなの前から姿を消します。ですが仲間の力で何とか自分を取り戻し、哲生と一緒に工場で働くことになります。
わだかまりも溶けた仲間たちはクリスマスの日に集まることに。仕事を終えた哲生と武志もみんなの元に向かおうとしていたところ、若者に刺されます。2人は血を流しながらもタバコを吸いながらみんなの元に歩いていくというラスト。
ここまで紹介したほかのドラマに比べ、生きている可能性もありそうですが一体どうなったんだ?と衝撃のラストでしたね。
両親の残した自動車修理工場を営む原島哲生(萩原さん)と同じ川崎の下町で育った仲間たちが葛藤しながらも夢を追いかけていく姿を描いた青春群像劇。
木村拓哉さん、鈴木杏樹さん、武田真治さん、深津絵里さん、ユニコーンのEBIさんと豪華な6人がメインキャストです。
3年前、EBIさん演じる吉田守は、木村さん演じる上田武志に誘われた違法な仕事がきっかけで植物状態になっていました。それが原因で武志はみんなの前から姿を消します。
ですが久々に6人集まることができ、守も一度は目を覚ますのですが急変し、亡くなってしまいます。武志は自分を責めて再びみんなの前から姿を消します。ですが仲間の力で何とか自分を取り戻し、哲生と一緒に工場で働くことになります。
わだかまりも溶けた仲間たちはクリスマスの日に集まることに。仕事を終えた哲生と武志もみんなの元に向かおうとしていたところ、若者に刺されます。2人は血を流しながらもタバコを吸いながらみんなの元に歩いていくというラスト。
ここまで紹介したほかのドラマに比べ、生きている可能性もありそうですが一体どうなったんだ?と衝撃のラストでしたね。
「眠れる森」
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1998年には中山美穂さん、木村拓哉さん主演の「眠れる森」が放送。
結婚を3か月後に控えた大庭実那子(中山さん)は、15年前の「市議会議員一家惨殺事件」の生き残りだったのですがその記憶を失っていました。
その記憶の鍵となる謎の男性・伊藤直季(木村さん)に出会ったところから物語はスタート。15年前の事件の真相と実那子の記憶をメインにしたサスペンスドラマ。
実那子は最初直季のことを不審に思っていたのですが、徐々に信頼して心を通わせるようになっていきます。
真犯人は婚約者の濱崎輝一郎(仲村トオルさん)だったことを思い出した実那子。輝一郎は自分を殺すように実那子にいいますが、実那子は憎み切ることができませんでした。一方、犯人だとされていた国府(陣内孝則さん)からの復讐におびえる輝一郎は精神的におかしくなり、精神病院に収容されます。
実那子は直季と一緒に生きていこうと眠れる森で約束をします。ですが眠れる森に向かう電車の中で眠っていた直季の手から花が落ち、涙が流れるというところで物語は終わります。実那子はすやすや眠っていますが直季は・・・というところで終わるのです。
第10話でサンタクロース(輝一郎)に暴行された直季。そこから病院に行きますが検査などをせず勝手に退院しています。その後、頭を抱えたり、物を落としたりする症状が出ています。この時の傷が原因で亡くなった、というのが有力な説です。
実際に脚本の野沢さんの手記にも直季は亡くなっていて、実那子は生きていると書かれています。木村さんから主役ではないので最後に主役にはできないことをしたい、最後に死ねないか?という打診がありそれに沿った脚本にしたのだとか。
余韻を持たせた終わり方のドラマは面白いですが、生死が分からないとたびたびざわつきますよね。
結婚を3か月後に控えた大庭実那子(中山さん)は、15年前の「市議会議員一家惨殺事件」の生き残りだったのですがその記憶を失っていました。
その記憶の鍵となる謎の男性・伊藤直季(木村さん)に出会ったところから物語はスタート。15年前の事件の真相と実那子の記憶をメインにしたサスペンスドラマ。
実那子は最初直季のことを不審に思っていたのですが、徐々に信頼して心を通わせるようになっていきます。
真犯人は婚約者の濱崎輝一郎(仲村トオルさん)だったことを思い出した実那子。輝一郎は自分を殺すように実那子にいいますが、実那子は憎み切ることができませんでした。一方、犯人だとされていた国府(陣内孝則さん)からの復讐におびえる輝一郎は精神的におかしくなり、精神病院に収容されます。
実那子は直季と一緒に生きていこうと眠れる森で約束をします。ですが眠れる森に向かう電車の中で眠っていた直季の手から花が落ち、涙が流れるというところで物語は終わります。実那子はすやすや眠っていますが直季は・・・というところで終わるのです。
第10話でサンタクロース(輝一郎)に暴行された直季。そこから病院に行きますが検査などをせず勝手に退院しています。その後、頭を抱えたり、物を落としたりする症状が出ています。この時の傷が原因で亡くなった、というのが有力な説です。
実際に脚本の野沢さんの手記にも直季は亡くなっていて、実那子は生きていると書かれています。木村さんから主役ではないので最後に主役にはできないことをしたい、最後に死ねないか?という打診がありそれに沿った脚本にしたのだとか。
余韻を持たせた終わり方のドラマは面白いですが、生死が分からないとたびたびざわつきますよね。
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