【1980年代歌謡曲】美の映像にピッタリ!女性が歌った懐かしの化粧品CMソング7選
2023年4月6日 更新

【1980年代歌謡曲】美の映像にピッタリ!女性が歌った懐かしの化粧品CMソング7選

化粧品のCMといえば、昔から映像の美しさに定評があり、起用されるBGMもまた美を引き立てるセンスがありました。1970年代には有名歌手の楽曲が起用されるようになり、その後は、歌った本人が出演することも。今回は1980年代にフォーカスし、当時お茶の間でよく流れたCMソングを7曲ご紹介します。

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不思議なピーチパイ / 竹内まりや

リリース日:1980年2月5日
作詞:安井かずみ
作曲:加藤和彦
編曲:加藤和彦・清水信之


『不思議なピーチパイ』は、竹内まりやの4枚目のシングルで、資生堂化粧品の「'80春キャンペーン」のCMソングとして起用された楽曲です。現タイトルは、キャンペーン名の「ピーチパイ」の前に、糸井重里が "不思議な" を付加したものと言われています。作詞・作曲は、当時はまだ竹内まりや本人ではなく、安井かずみ&加藤和彦のコンビが手がけました。オリコン3位(年間30位)を記録し、竹内まりやの出世作となった楽曲です。

CMでは「春の口紅がピーチになりました」というキャッチコピーで、当時 "メアリー岩本" と名乗っていたマリアンがキャンペーンガールとして出演しています。

不思議なピーチパイ / 竹内まりや(1980年)

Shiseido 1980 CM

春咲小紅 / 矢野顕子

リリース日:1981年2月1日
作詞:糸井重里
作曲:矢野顕子
編曲:ymoymo


『春先小紅』は、矢野顕子の5枚目のシングルで、カネボウ化粧品の「1981年春のキャンペーン」のCMソングとして起用された楽曲です。中国をイメージしたCMで、主に新製品「レディ80ミニ口紅」のキャンペーンで使用されました。矢野顕子にとっては初めてのトップ10ヒットで、オリコン5位(年間38位)を記録しています。

作曲は矢野顕子本人、作詞はコピーライターの糸井重里で、編曲のymoymo(イモイモ)とは、YMOのツアーメンバー6人(細野晴臣・坂本龍一・高橋ユキヒロ・松武秀樹・大村憲司・矢野顕子)のことです。

春咲小紅 / 矢野顕子(1981年)

【なつかCM-Classic】カネボウ 「レディ80 ミニ口紅」 / ♪春咲小紅 (矢野顕子) 1981

う、ふ、ふ、ふ、 / EPO

リリース日:1983年2月5日
作詞:EPO
作曲:EPO
編曲:清水信之


EPOといえば、デビュー曲の『DOWN TOWN』、4枚目のシングル『土曜の夜はパラダイス』など、当初は『オレたちひょうきん族』のエンディングテーマを歌うシンガーとして知られていました。本曲『う、ふ、ふ、ふ、』は、EPOの5枚目のシングルで、オリコン7位(年間42位)を記録しています。彼女にとっては、初めてのトップ10ヒット曲です。

本曲は、資生堂化粧品の「'83春キャンペーン」のCMソングとして、新商品「フェアネス」のキャンペーンで使用されました。出演したモデルは、アンジェラ・ハリーです。

う、ふ、ふ、ふ、 / EPO(1983年)

資生堂 フェアネス

Rock'n Rouge / 松田聖子

リリース日:1984年2月1日
作詞:松本隆
作曲:呉田軽穂
編曲:松任谷正隆


『Rock'n Rouge』は、松田聖子の16枚目のシングルで、カネボウ化粧品の「1984年春のキャンペーン」のCMソングとして起用された楽曲です。本曲もオリコン1位(年間3位)を記録し、『風は秋色』から14作連続のナンバーワンを達成しました。CMには、松田聖子本人が出演。「聖子の口紅」というキャッチフレーズで、「バイオ口紅」は大ヒット商品となりました。

作詞・作曲を手がけたのは、『赤いスイートピー』からの黄金コンビ、松本隆&呉田軽穂(松任谷由実)で、編曲は夫の松任谷正隆です。実は、サビの「PURE PURE LIPS」の歌詞は、スポンサーのカネボウ化粧品から事前に指定されたものと言われています。

Rock'n Rouge / 松田聖子(1984年)

CM カネボウ化粧品 バイオ口紅 1984年

色・ホワイトブレンド / 中山美穂

リリース日:1986年2月5日
作詞:竹内まりや
作曲:竹内まりや
編曲:清水信之

『色・ホワイトブレンド』は、中山美穂の4枚目のシングルで、本人が出演して話題になった、資生堂の「'86春のキャンペーン」のCMソングです。CMのキャッチコピーは曲名と同じ「色・ホワイトブレンド」で、「インテグレート口紅」のキャンペーンで使用されました。前作に続いてトップ5入りし、オリコン5位(年間38位)のヒットを記録しています。

因みに、カップリングの『ときめきの季節(シーズン)』も、竹内まりや清水信之が手がけた楽曲です。レコーディングの際は、竹内まりやが直々に、英語の発音や歌唱の指導を行ったと言われています。

色・ホワイトブレンド / 中山美穂(1986年)

1986年CM 資生堂 春のキャンペーンソング 色ホワイトブレンド 中山美穂

吐息でネット。 / 南野陽子

リリース日:1988年2月26日
作詞:田口俊
作曲:柴矢俊彦
編曲:萩田光雄


『吐息でネット。』は、南野陽子の11枚目のシングルで、カネボウ化粧品の「1988年春のキャンペーン」のCMソングとして起用された楽曲です。本曲もオリコン1位(年間11位)を獲得し、『楽園のDoor』から6曲連続のナンバーワンを達成しました。南野陽子の最大のヒット曲です。

CMには、南野陽子本人が出演。曲名と同じキャッチコピーで、新商品「フィットネット口紅」のキャンペーンに使用されました。

吐息でネット / 南野陽子(1988年)

カネボウ化粧品 1987-1988CM

MUGO・ん…色っぽい / 工藤静香

リリース日:1988年8月24日
作詞:中島みゆき
作曲:後藤次利
編曲:後藤次利


『MUGO・ん…色っぽい』は、工藤静香の5枚目のシングルで、本人も出演したカネボウ化粧品の「1988年秋のキャンペーン」のCMソングです。キャッチコピーは「ん、色っぽい」。前曲『FU-JI-TSU』に続いて、中島みゆきが作詞を手がけ、2曲連続でオリコン1位(年間6位)を獲得しました。

実は、中島みゆきが最も多くの楽曲を提供したアーティストが工藤静香で、その数は20曲以上に及びます。当初は作詞のみでしたが、後に作曲も手がけるようになりました。

今回は、結果的に、1980年代後半の「アイドル四天王」のうち3人の楽曲およびCM出演をご紹介しました。
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