2020年10月8日 更新
「アイヤイヤ~♪」のあの曲も…初代ダンレボを彩った楽曲たち
90年代後半に、一大ブームを巻き起こしたダンスダンスレボリューション。本稿では、そんな『初代ダンレボ』について振り返りながら、同時に、ゲーム中に登場する『Butterfly』『KUNG FU FIGHTING』といったダンスナンバーについて紹介していきます。
1998年に大ヒットしたダンスダンスレボリューション
『ダンスダンスレボリューション』は、コナミが開発した音楽シミュレーションゲームであり、最初は、ゲームセンターのアーケードゲームとして1998年9月に登場しました。 1998年後半と言えば、1997年12月に同じくコナミからリリースされたアーケードゲーム『beatmania』によって、「音ゲー」ブームが巻き起こっていた時期。そんな中登場した『ダンスダンスレボリューション』は、プレイヤーの真下に設置された通称「フットパネル」と呼ばれる上下左右の矢印を、画面に流れる矢印に合わせてタイミングよく足で踏んでいくというスタイルのゲームであり、その斬新さゆえに、瞬く間に人気を博していきました。
ダンスダンスレボリューションの筐体
1999年には家庭用が発売される
アーケード版で人気を博したタイトルが、コンシューマ版へ移殖されるという流れは、ゲーム業界の常。『ダンスダンスレボリューション』も例外ではなく、1999年4月に家庭用ゲームとして発売され、国内累計出荷本数127万本の大ヒット商品となりました。
ダンスダンスレボリューション(家庭用)
画期的だった家庭用ダンレボのコントローラー
家庭用発売に際して登場したのが、マット状の専用コントローラーでした。マット状であるため折り畳みもでき、かつ、そこまで高くなく(8000円くらいだったと思います)購入できるため、当時は、自宅でゲームセンターさながらの興奮を味わえるとして、大変な人気を誇っていたものです。
しかし、フローリングの床だとプレイ中にズレる、表面に貼られた透明な保護シートが時間と共に経年劣化し、足の裏にベタつくなど、さまざまな問題を抱えていたのも事実。 とりわけ問題視されたのが、騒音。マンション、アパートの2階以上の上層階でドカドカとやると、下の住人に迷惑がかかるという遺憾ともし難い難点を抱えていたものです。そのため、後に、衝撃吸収用のマナークッションや、クッションを内蔵したDX(デラックス)コントローラー(PS用)も発売されました。
ダンスダンスレボリューションマナークッション
ダンスダンスレボリューションの代表的楽曲たち
以下では、初代ダンスダンスレボリューションを彩った楽曲を紹介していきます。
Butterfly(Smile.dk)
「アイヤイヤー♪」のフレーズでお馴染みの『Butterfly』は、ダンスダンスレボリューションを代表する一曲としても知られています。 もともと、この曲はスウェーデンの女性デュオ『Smile.dk』のデビューアルバムに収録されていた楽曲であり、ゲームへの起用をきっかけに大ヒット。以降、Smile.dkはダンレボの常連アーティストとなっていきました。
KUNG FU FIGHTING(BUS STOP)
邦題「吼えろ! ドラゴン」と銘打たれた、ジャマイカ出身歌手・カール・ダグラスの楽曲『KUNG FU FIGHTING』。1974年にリリースされ、世界中で1100万枚の大ヒットを記録した誰もが一度は耳にしているであろう名曲です。 ダンレボの中ではそのカバー曲を使用。比較的スローなテンポなので、素人でもなんとかステップを踏める難易度でした。
VIDEO
KUNG FU FIGHTING(BUS STOP)
Have You Never Been Mellow(OLIVIA PROJECT)
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