特撮『ぐるぐるメダマン』の最終回ってどうだった?
2021年4月20日 更新

特撮『ぐるぐるメダマン』の最終回ってどうだった?

子供のときに観てたけど、最終回ってどんなだったっけ?そんな作品ってけっこうありますよね。そんな方のために、最終回のあらすじをお届けします。これであなたも思い出せるはず?『ぐるぐるメダマン』はこんな感じでした。

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『ぐるぐるメダマン』

Amazon.co.jp | ぐるぐるメダマン DVD-BOX デジタルリマスター版 DVD・ブルーレイ - 佐久間真由美, 三好美智子, 鶴見丈二

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制作:東映
放送期間:1976年7月10日から1977年1月29日
放送時間:土曜19:00から19:30
放送局:東京12チャンネル(今のテレビ東京)系列
放送話数:全28話
主題歌:「ぐるぐるメダマン」堀江美都子

スタッフ

原作:秋月一彦
監督:山際永三(最終回担当)ほか
脚本:田口成光(最終回担当)ほか
作画:吾妻ひでお
美術:井上明
音楽:小森昭宏
音楽制作:あんだんて

キャスト

メダマン:京田尚子(声の出演)

高坂マミ:佐久間真由美

『ぐるぐるメダマン』とは

オバケの国からメダマンたちオバケの子供は、高坂家に伝わる「108個の水晶でできたネックレス」を取り返すためにやって来た。
高坂マミが持つそのネックレスには仙人が宿っていて、人間によいことをすれば水晶を少しずつ返すと言う…。

1974年『がんばれ!!ロボコン』のヒットを受けて制作された特撮コメディ。

『ぐるぐるメダマン』の最終回

第28話「地獄の鬼が迎えに来るゾー」

墓場にいるメダマンらオバケたち。今日はオバケの暦では12月31日、大晦日だった。水晶玉のネックレスを今日までに手に入れないと、みんなオバケの国を追放されるという約束だ。
ミイラ男「マミちゃんからどんなことをしても水晶玉を手に入れるんだよ」
水晶玉とは高坂家に伝わる108個の水晶玉のことだ。

高坂家の朝。メダマンとお揃いの手袋を編んでいるマミ。パパが今日は銀座で待ち合わせして外食しようと提案する。
パパ「たまには家族水入らずってのもいいもんだろう?」
マミ「うわあ!きっとメダマンも大喜びよ」
困った顔をするパパとママ。

出かけて行くパパを見送るママとマミ。それを外で見ていたメダマンとアマノジャク。マミがネックレスをしてないので、メダマンはきっと勉強部屋にあるに違いないと取りに行く。

天井から勉強部屋に入ったメダマンはネックレスを発見。それを手に取るが、ちょうどマミが部屋に入ってきた。見せて貰ってただけと言うメダマンに、マミはみんなで食事に行くことになったと教える。
マミ「今日はメダマンが我が家の家族の一員として認められた記念すべき日になるのよ」

アマノジャクのところに戻ったメダマンは、オバケの味方なのか人間の味方なのかはっきりしろと言われてしまう。

手袋を完成させたマミが家を出て来た。メダマンに渡そうとすると、アマノジャクが後ろからマミを羽交い絞めにする。ネックレスを奪えとメダマンに言うが、オバケと人間のどちらの味方かで悩む。
アマノジャク「お前はオバケなんだぞ!俺たちの住める場所はオバケの国しかないんだ!」
メダマン「マミちゃんごめん。ぼくはやっぱりオバケなんだ!」
メダマンはマミのネックレスを引きちぎった。アマノジャクと共に逃げる。
マミ「メダマン、ひどい!」
ふたりを追うが、マミは転んでしまう。

ネックレスを手に入れて、オバケたちに褒められるメダマン。
メダマン「ぼくだってオバケだからね、いざとなりゃ人間なんて」
オバケの国に帰る前に食事やお土産を買いたいと言い、一同は解散した。
メダマン

メダマン

タカトク製の合金おもちゃ
高坂家の天井裏に、漫画雑誌を取りに来たメダマン。下をのぞくとマミが泣いていた。メダマンが下りるとマミは走り去る。水晶玉の仙人が現れた。
仙人「ばかもん!メダマン、お前はいったい何ということをしてくれたんじゃ!半年ものあいだ何をしておった」
仙人に叱られて、メダマンはネックレスを返すことにする。

公園の池のほとりでメダマンはマミを見つけた。返そうとするが、もうそんなものはいらないと言って走り去るマミ。追いかけようとするメダマンを、オバケの仲間たちが捕まえた。裏切り者と言われ、袋叩きにされる。メダマンは「おんみょうのんけんそわか」という呪文を唱えてオバケたちを弱らせて、マミを追った。

ネックレスをマミに投げるメダマン。それを手にしたマミは路上へ飛び出して、トラックに轢かれてしまった。魂は抜け出し、ネックレスを持って去る。

病院。ベッドに寝ているマミ。ママ、医者と看護師のほか、メダマンたちオバケもいる。パパもやって来た。あと半日の命だと医者は宣告する。うなされたマミは、メダマン助けてと言った。
マミ「あーっ、怖い!鬼がー!鬼がー!」
それを聞いたミイラ男が、マミは黄泉の国の入り口にいると言う。

メダマン「みんな、手伝ってくれ。ぼくはマミちゃんを助けに行ってくる」
アマノジャク「そうか。マミちゃんが帰って来なければ水晶玉も帰って来ないわけだな」
アズキアライ「メダマンはやっぱりマミちゃんを好きなのね」
メダマン「ああ、好きなんだ。大好きなんだ」
アマノジャク「よし、メダマン行ってこい!みんな、メダマンを黄泉の国に送るんだ」

ビルの屋上。木の棺桶をみんなは床に置く。
アズキアライ「このロウソクが消えるまでに帰ってこなきゃだめよ」
アマノジャク「いいか、水晶玉を忘れるな」
メダマンは棺桶の中から黄泉の国へ入って行った。
黄泉の国。死者たちが鬼によって閻魔大王の前に引き出され、天国行きか地獄行きか決められている。次はマミの番だった。
閻魔大王「まだ若いのにのう。心も綺麗なようじゃ。お前は天国!」
喜ぶマミ。そこへメダマンが現れた。
メダマン「オバケのメダマンだ!マミちゃんをもらって行くよ!」
閻魔大王「狼藉者!生きて返すな!」
手をつないで逃げるメダマンとマミ。それを鬼たちが追いかける。あと少しというところでふたりは捕まってしまった。

閻魔大王に、地獄行きにされるマミ。しかしメダマンが丸太を持って暴れ出す。再びふたりで逃走。

たくさんの鬼たちに囲まれてしまった。メダマンはマミを先に逃がす。だが黄泉の国の入り口で振り返るマミ。
マミ「メダマ―ン!わたし、メダマンを置いていけない!」
メダマンはマミの首から水晶玉を取った。それを地面に投げると爆発し、鬼たちは逃げ出した。
アマノジャク

アマノジャク

タカトク製の合金おもちゃ
病院。目を開けるマミ。
マミ「メダマンはどこ?」
病室から走って出て行く。

ビルの屋上。マミがたどり着くと、ちょうどロウソクの炎が消えたところだった。だが棺桶の蓋が開き、メダマンが現れる。喜ぶオバケたち一同。
アマノジャク「水晶玉はどうしたんだよ?はやくよこせよ」
メダマン「それが…マミちゃんを助けるために鬼たちに投げちゃったんだ」
もう国に帰れないと落ち込むオバケたち。

マミ「みんな、私のためにごめんなさい」
パパ「そうだ、なあみんな。今日から私のうちに来ないか?狭いけど、何とか一緒に暮らそうじゃないか」
ママ「そうねえ、それがいいわ」
マミ「嬉しいわ!これでずっとメダマンと暮らせるのね!」

高坂家にオバケたちが入ろうという時、仙人が現れた。
仙人「入ってはならん!お前たちはオバケの国へ帰るんじゃ。メダマン、よくやったぞ。これでこそ半年間マミちゃんと暮らした甲斐があったというもんだ。お前もやっと人の心がわかるようになったのう。どりゃ、水晶玉を返してやろう」
マミの胸にネックレスが戻った。マミはそれをメダマンに渡す。
仙人「さあ、みんな。国に帰る時には、みんなで楽しく踊りながら帰るとしよう」
仙人のあとを踊りながらついて行くメダマンたち。

それを追いかけたマミはメダマンに手袋を渡す。
メダマン「ありがとう!」
歌いながら去って行くメダマン。
マミ「さようならー!」
手を振るマミ。

メダマンたちは消えて行った…。

数日後。風と雨が強い夜。窓を開けて空を見ているマミの姿。

その後の『ぐるぐるメダマン』

本編中、メダマンが漫画雑誌を取りにくるのですが、これには『ぐるぐるメダマン』が掲載されています。メタ構造ですね。おそらく雑誌は講談社の「テレビマガジン」で、作者は芝しってるだと思われます。

なおキャラクターデザインは吾妻ひでおが担当しています。同氏は1971年東映制作の『好き!すき!!魔女先生』でも、主人公アンドロ仮面のコスチュームデザインをやっていました。

その後としては、2016年にDVDボックスとして初ソフト化されています。
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