スーパーカーブームを産んだ「サーキットの狼」を懐かしむ!
2021年1月10日 更新

スーパーカーブームを産んだ「サーキットの狼」を懐かしむ!

1970年代中期、日本はスーパーカーブームに包まれましたが、その立役者となったのが「サーキットの狼」という漫画でした。今回は、伝説のスーパーカー漫画「サーキットの狼」について振り返っていきます。

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「サーキットの狼」の概要

サーキットの狼(1) | 池沢さとし | スポーツ | Kindleストア | Amazon (2250097)

漫画「サーキットの狼」は、池沢さとしさんの作品で1975~1979年の期間、週刊少年ジャンプにて連載されていました。

サーキットの狼という漫画で、最も特徴的な点は「実在する車」が漫画に数多く登場した点。

主人公が操る「ロータス・ヨーロッパ」を中心に、ポルシェやランボルギーニなどのいわゆる「スーパーカー」が登場する本作の影響で、スーパーカーブームが到来したのは有名な話ですよね。
ロータス・ヨーロッパ - Wikipedia (2250099)

主人公が乗っていたのはロータス・ヨーロッパ!

画風や題材が「ジャンプっぽくない」漫画だった

ロータス・ヨーロッパ - Wikipedia (2250101)

サーキットの狼は、画風や主人公の気質など(割と軟派なキャラだった記憶があります)が、ジャンプっぽくない作品だったと思うのは筆者だけではないはず。

どちらかと言えば、バトル物や冒険物の漫画など「正統派」な男の子向け漫画が多いイメージがあるジャンプ。
サーキットの狼がドンピシャな世代なら、ジャンプ=サーキットの狼となるのかもしれませんが、1980年代以降のジャンプを読んできた世代からすると少し違和感があるかもしれませんね。

例えば、サーキットの狼と類似する人気漫画の「頭文字D」などは青年を対象として「ヤングマガジン」で連載されています。

スーパーカーという題材と、やや青年向けに近いストーリーからサーキットの狼は連載から少し経った頃に、連載打ち切りになりかけたことがあるそうです。

当時は、少年誌と青年誌の棲み分けが無かったことも大きな原因だとは思いますが、連載が打ち切られそうになったというエピソードは判るような気がしますね。

しかし、読者アンケートで大人気(このあたりからスーパーカーブームが始まる)だったため、連載が継続されてスーパーカーブームの後押しもありジャンプの看板漫画の一つとして人気を博したのです。

サーキットの狼が残した功績

 (2250104)

サーキットの狼は、スーパーカーブームの終焉と共に人気が低迷して1979年に連載を終了しています。

続編として「サーキットの狼II モデナの剣」を週刊プレイボーイで連載するなどしていますが、スーパーカーを題材にしていただけに、すごいスピードで盛況と衰退を駆け抜けた漫画だったと言えますね。

そんなサーキットの狼ですが、様々な功績や影響を与えた素晴らしい漫画だったことは確かです。

「サーキットの狼」発行部数

サーキットの狼が、いかに大人気だったのかを示すデータが「発行部数」です。

連載開始から、わずか2年となる1977年時点での発行部数は1,100万部。

同じジャンプに掲載されていた漫画で言えば「ハイスクール奇面組」が累計発行部数1000万部。
他にも、人気漫画で言うと「モンキーターン」や「高校鉄拳伝タフ」なども1000万部となっています。

これらの人気漫画を超える発行部数をわずか2年で達成したサーキットの狼は、いかに人気だったのかが判ります。
(ちなみに累計発行部数は1,700万部)

車を題材にした漫画の常識を変えた

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サーキットの狼が登場する前にも、車やレースを題材にした漫画はありました。
有名なところで言えば、マッハGOGOGOやチキチキマシン猛レースなどですよね。

しかし当時のレース漫画と言えば「架空の車」だったり、様々なギミックが搭載された車が描かれているのが普通でした。

ところが、サーキットの狼で登場するのは「実在する普通の車」。

車の性能で競うという描写ではなく、今ではレース漫画では当たり前のように登場する「ドリフト走行」など、ドライビングテクニックで競っていることが衝撃的だったのです。

サーキットの狼が登場して以降、レースや車を題材とした漫画に大きな影響を与えたことは間違いないのです。

最大の功績は「スーパーカーブーム」

サーキットの狼最大の功績は、1970年代中期~後期にかけて巻き起こった「スーパーカーブーム」を作ったことにあります。

残念ながらブームは長く続かずに、ロングランとはいきませんでしたがそれでも不朽の名作漫画だったことは疑いようがないと言えるでしょう。

まとめ

ミドルエッジ読者の皆様にとって、思い出に残るレース系漫画は年代によって違うと思います。

筆者のように頭文字Dが好きだった人もいれば湾岸MIDNIGHTが好きだった!なんて人もいるでしょう。

しかし、車を題材とした漫画の元を辿っていくと「サーキットの狼」が与えた影響なしでは語れません。
車が好き!レース漫画が好きだという方は、昔を懐かしみつつ改めてサーキットの狼を手に取ってみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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