川原みなみのアンニョン!韓国
#001 2005/5/30
毎月1日と16日に更新します!
 
アンニョンハセヨ!^^川原みなみです。今回は「アンニョン!韓国」の第1回目ですので、自己紹介も含めつつ「韓国との出会い」についてお話していきたいと思います。

私が韓国に興味を持ち始めたのは、およそ10年前。サッカー大好きな私は韓日戦を観たさに一人ソウルへ向かいました。その時がはじめての韓国だったのですが、ソウルへ向かう飛行機の中で隣に座っていた美しい韓国女性との出会いが、私が韓国に魅せられていく第一歩でした。

日本人男性と結婚し、もう10年ほど日本で暮らしているというその女性は、その日はソウルへの里帰りだったそうです。上手な日本語で話しかけて下さいました。初めての韓国の旅、「なにかあったら遠慮なく電話して下さい」とソウルの連絡先をくれました。そして「今回はみなみさんはソウルで忙しそうだから、日本でまた会いましょう」と日本の連絡先もくれたのです。彼女の親切心に、初めての国への一人旅の不安が大きく薄らいだのです。たまたま隣の席にいただけの私に「情」をなげかけてくださるそのことがジーンと嬉しかったのです。

そんなご縁で、日本でも彼女に何度か会い親しくなり、翌年には彼女のソウルの実家に一緒に連れていっていただくことに。初めて韓国の家庭に入り、家族愛の強さを感じたり、日本とはチョット違う風習が面白かったりどんどん韓国に興味を持つようになりました。例えば、オンドルの暖かさを利用するので布団の厚さは非常に薄いとか、朝からおかずがいっぱい並んでしっかり食事するとか(韓国ではトースト&コーヒーという朝食は「超手抜き」と思われています^^)、トイレに紙は流さずゴミ箱に入れるとか、お風呂には湯船がないとか、ベランダが室内にあるとか、小さな1つ1つが「へえ〜、そうなんだ」と興味をそそったのです。

そして何よりも私を惹きつけたのは「暖かく、熱く、おおならかな『情』」でした。当時、私は韓国語は一切わからなかったのですが、言葉は通じなくても「愛」を感じるのです。これは1つの例ですが、道がわからずにあるブティックに入って尋ねると「じゃあ、一緒に行ってあげる」とそのお姉さんは、お店に鍵をかけて一緒に歩いて連れて行ってくれたのです。それから女性が重い荷物を持っていれば、誰かしらが助けてくれたり。

すっかり韓国に惹かれた私は「いつか、韓国で暮らしてみたい」と思っていました。その念願の留学は、それから7年以上も実現できず、ようやく2003年に叶えることが出来ました。2年4ヶ月のソウル生活はいろいろなことを経験、感じることができた貴重な時間でした。

第2回目以降は、生活の中で感じた「韓国」を皆さんにお伝えしていきたいと思います。
 
 
●川原みなみプロフィール
2003年1月から05年4月まで韓国ソウルで暮らす。テレビ、雑誌などを通して生の韓国情報を日本に向け発信していた。KBS放送のドラマやSBS放送のバラエティ番組などにも出演、韓国のタレントへの日本語指導も行っていた。
5月から「レディス4」司会を務めている。

川原みなみHP http://homepage1.nifty.com/mnmk/

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