ガタピシ
アニメ製作はシンエイ動画。監督には同社の藤子アニメ路線などでも同職を務めた、笹川ひろしが就任。多忙な現代のオアシスを目指した、潤いのある番組作りが図られた。
あらすじ
via i.ytimg.com
via gyao.c.yimg.jp
アニメの主人公「ガタピシ」
ガタピシ
白の雑種犬だが、かなり賢い。名の由来は、雨戸を引きずる音『ガタガタ、ピシ』とすると散歩の時間と思い喜ぶところから付けられた(第1話「名前はガタピシ」、第53話「なかよし金魚」より)。
いつも平太のお守り役を押し付けられているが、平太とは兄弟の様に仲が良い。
普段は「アンアン」などと犬語しか発しないが、番組タイトルコール、並びに後期のエンディング(第129話「ピアノでハッスル」より)にはセリフがあった(それ以外にも本編でもセリフが何度かあった)。
ガタピシは、注射が大嫌いで、注射の日には大家さんの家に逃げたりする(第4話「注射のごほうび」より)
いつも平太のお守り役を押し付けられているが、平太とは兄弟の様に仲が良い。
普段は「アンアン」などと犬語しか発しないが、番組タイトルコール、並びに後期のエンディング(第129話「ピアノでハッスル」より)にはセリフがあった(それ以外にも本編でもセリフが何度かあった)。
ガタピシは、注射が大嫌いで、注射の日には大家さんの家に逃げたりする(第4話「注射のごほうび」より)
via i.ytimg.com
via gyao.c.yimg.jp
【凄い犬だと感じさせられるエピソード】
平太の子守をして、失敗を反省するガタピシ。
ママが買い物に行っている間、平太の子守を任されたガタピシ。ところが、平太が机から落ちてたんこぶをつくってしまうと、責任を感じてひどく落ち込んでしまった。夜も眠れないガタピシをペエスケとママが励ますのだが・・・。
雨の日でも家族を迎えに行くガタピシ。
ガタピシが雨の日でも迎えができるように特訓を開始した平野家。ママがバス停までの順序を教えて、少しずつ覚えはじめてきた矢先に突然の雨。早速ガタピシはぺエスケを迎えに一人でバス停に向かう。
平野家の福の神になるガタピシ。
会社で宝くじをもらったペエスケ。なんとか一等を当てようと家族みんなで神社へお参りに行くことに。すると、その帰り道にガタピシが100円を拾う。ペエスケは平野家の福の神としてガタピシを扱いはじめる。
盲導犬なみに献身的に働こうとするガタピシ。
盲導犬の賢さに影響されたガタピシは、自分も名犬気取りで家族のために献身的に働こうとする。すると、すっかりその気になったペエスケもガタピシをエリートに育てようとも猛特訓する。
見張りをするガタピシ。
大家さんが大切に育てていた朝顔の鉢植えが荒らされてしまった。そこで犯人をみつけるためにガタピシが見張りをすることに。ガタピシは池の鯉をねらった猫が犯人であることを突き止めるが、なぜかわざと取りにがしてしまう。その理由は・・・。
「はなさか爺さん」の犬のように活躍するガタピシ。
ペエスケに「はなさか爺さん」を読んでもらった平太とガタピシ。すっかり影響されたガタピシは大家さんの庭でここ掘れワンワンと泣きはじめるのだった。言われた通り掘ってみると、なんとそこには壺が埋められていた。
ボートを漕ぐガタピシ。
ボールを追いかけて池のボートに乗り込んでしまった平太とガタピシ。すると、そこにアヒルの親子があらわれる。平太達はボートを漕いでアヒルと競争を始めるが、行く手には大きな岩が待ち構えていた。
タイトルがガタピシであることからも分かる通り本作の主人公は犬のガタピシだったわけですが、一見するととぼけているような顔(失礼)であるように見えて人間の言葉を理解できたりとなかなか賢い犬でしたね。
それゆえ飼い主夫婦の子どものお守りをしてあげたり、雨の日にはご主人のために傘を届けてあげたり、またテレビをつけてあげたりと実は訓練させれば一流のエリート犬になれる素質を持っている反面、どこか抜けているところがあってドジを踏んでしまったりと親しみ易い部分もあったりと、やはり飼い主夫婦の家庭がガタピシにとっては一番環境に合っているかもしれませんね。
もっとも、利口であるがゆえにプライドもそれなりにあるようで飼い主から過小評価されることや仲間外れにされることを極端に嫌い、飼い主夫婦の子どもにちゃんとガタピシと呼んでもらえなかったときには本気でへこんでいたりとなんだかこう言ってしまうと変な言い方になってしまいますが、人間以上に人間臭い奴だったなという印象でしたね。
1990年4月~1991年3月、月~金曜日の午後6時50分~午後7時にテレビ朝日系列で放送。但し、午後7時までローカルニュースに充てていた局も多かったため、朝日放送や九州朝日放送のように未放送に終わった地域も多い。全199話。テレ朝チャンネルでも放送された。