【訃報】ボクシング元WBC世界スーパーバンタム級王者・ロイヤル小林さん死去。
ボクシングの元WBC世界スーパーバンタム級チャンピオンで、1972年のミュンヘン五輪に出場経験もある元プロボクサー・ロイヤル小林(本名:小林和男)さんが、食道がんのため11月17日に熊本県内の病院で亡くなっていたことが明らかとなりました。71歳でした。
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ロイヤル小林さん死去 元WBC世界スーパーバンタム級王者 71歳、食道がん https://t.co/YE4ZKxFsCS #スポーツ #sports #ニュース
— スポーツ報知 (@SportsHochi) December 8, 2020
小林さんは1949年、熊本県出身。拓殖大学を卒業後、自衛隊体育学校でボクシングと出会い、アマチュアとして1972年に開催されたミュンヘン五輪に出場。ベスト8という好成績を収めました。翌1973年にはプロに転向し、その強打力から11試合連続KOを記録し「KO仕掛人」の異名を持つハードパンチャーとして活躍。1976年にはWBC世界スーパーバンタム級王座を獲得し、当時の日本のボクシング人気を牽引しました。そして1981年の引退後は、ボクシングジムでのトレーナーを務めるなど後進の育成に力を注ぎ、晩年は故郷の熊本で生活していたとのことです。
「KO仕掛人」時代の活躍はこちら!
ロイヤル小林 KO集
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ロイヤル小林が出場した「ミュンヘン五輪」で金メダルを獲得した選手たち!
プロボクサーとして一世を風靡したロイヤル小林さんが出場した「ミュンヘン五輪」。小林さん自身はベスト8という成績でしたが、小林さんと共に出場した選手の中には見事金メダルを獲得した選手も多数います。ここでは、ミュンヘン五輪において金メダルを獲得した選手を振り返っておきましょう。
田口信教
まずご紹介するのは、田口信教(たぐち のぶたか)。足首を水面ギリギリまで沈める「新・田口キック」というロケットスタートを編み出し、ミュンヘン五輪では100m平泳ぎで金メダル、また200m平泳ぎでも銅メダルを獲得しました。
青木まゆみ
100mバタフライで金メダルを獲得した青木まゆみ。ミュンヘン五輪では当時の世界新記録で優勝し、1936年のベルリン五輪200m平泳ぎの前畑秀子以来の日本人女子の金メダル(個人種目)を獲得しました。
体操男子団体総合
体操男子団体総合では、加藤沢男、中山彰規、塚原光男、監物永三、笠松茂、岡村輝一のチームが金メダルを獲得しました。中でも塚原光男は、鉄棒における「月面宙返り(ムーンサルト)」の発明者としても有名です。
男子バレーボール
男子バレーボールでは、大古誠司・木村憲治・佐藤哲夫・嶋岡健治・中村祐造・西本哲雄・猫田勝敏・野口泰弘・深尾吉英・南将之・森田淳悟・横田忠義のチームが金メダルを獲得しました。中でも横田忠義、大古誠司、森田淳悟の3人は「全日本ビッグスリー」と呼ばれ、「フジヤマブロック」と呼ばれた緻密なブロックで相手に隙を与えませんでした。