「君の手がささやいている」って、どんなドラマ?
1997年から2001年に、年一度、秋~冬にかけてのスペシャルドラマとして
テレビ朝日系列で放送された。全5章。
1998年に、第1章がATP賞'98テレビグランプリ及びドラマ部門優秀賞を受賞、
1999年に第2章が第7回橋田賞を受賞。
俳優陣やスタッフが一体となった丁寧な作品作りが高い評価を受けた。現在はDVDがバンダイビジュアルより発売されている。
第1章 1997年12月15日(90分) 博文(武田真治)と美栄子(菅野美穂)の出会いから、
様々な苦難を乗り越えて結婚するまでを描く。
今回は、第1章のみの紹介になります。
Stevie Wonder I Just Called To Say I Love You - YouTube
ドラマ「君の手がささやいている」 テーマ曲
「心の愛」 スティービー・ワンダー
「心の愛」 スティービー・ワンダー
via www.youtube.com
漫画が原作のドラマです。
『君の手がささやいている』(きみのてがささやいている)は、軽部潤子による日本の漫画作品、
およびこれを原作としたテレビドラマのシリーズ。
漫画作品は、1992年から1996年に『mimi』(講談社)に連載された。
1994年、第18回講談社漫画賞少女部門を受賞。
全40話。単行本は講談社コミックスミミから全10巻が発行された。
聴覚障害者のヒロインと彼女と共に生きる夫や娘、家族が、
さまざまな障害や葛藤をお互い支え合い分かち合い、愛の力で乗り越えていく姿を描く。
読者に「真の愛情とは何か」を問い掛ける。
主な登場人物
・武田美栄子:菅野美穂
本作のヒロイン。
ドラマとしての設定上、原作で見せるようなポジティブな明るさとは逆にネガティブな考え方をして
思い悩む事が多く、それを克服していく姿が主に描かれている。
また原作以上に泣き虫と言われるほどに涙脆い性格になっている。
子供の頃は郊外の自然の多い山あいの一軒家に育った。
引っ込み思案で親に甘えて頼ってばかりだったために、
初めてまともに喋りだしたのが4歳の頃と遅かった。
ドラマ版では耳が不自由であるものの運動神経は良く、走り出すと博文でも追いつけないほど。
ドラマ版では見栄えの問題から補聴器を付けている描写は無い。
・野辺博文:武田真治
美栄子の夫。
美栄子との対比で原作よりも、アクティブなイメージで描かれている。
博文の母である正江に強く反対されたことで、一度は博文から身を引こうとした美栄子に
「耳が聞こえないことは特別なことじゃない」、「俺は聴覚障害者ではなく、武田美栄子が好きなんだ」と、ストレートに告白し、美栄子と結婚する。
手話も使えるが、美栄子の表情を見ただけで気持ちを察してしまうほど細やかな神経の持ち主。
普段は大手商社の総務部に務めるサラリーマン。
via blogs.c.yimg.jp
武田家
・武田晴子:木内みどり
美栄子の母。
・武田功:本田博太郎
美栄子の父。
博文が正式に結婚の承諾を受けに訊ねてきた時、
「どうして美栄子と結婚しようと思ったのか」との問いに「美栄子と結婚すれば自分が幸せになれると思った」と、答えた博文を信頼し、美栄子との結婚を快諾した。
また博文とは、初対面の時から意気投合し、その後は良き相談相手となって、
一緒に赤提灯の屋台で飲むのが、楽しみの1つとなっている。
常に美栄子を優しく見守る父として描かれている。
野辺家
・野辺靖彦:石田太郎
博文の父。
普段は妻の正江に振り回されて尻に敷かれているが、物事に動じないどっしりとした
落ち着きのある風情の父親として描かれている。
・野辺正江:加賀まりこ
博文の母。
博文と美栄子の結婚を強く反対するが、美栄子の優しい心に触れてからは力強い味方となって、
何かと頼りない野辺家の男どもの尻を叩いて、美栄子を応援する良き姑となる。
美栄子とは殆ど口話を読んでもらうか、多少なりとも手話を覚えて、美栄子と簡単な手話会話ができるようになっていく
坂井奈保子:中村麻美
聾学校時代からの美栄子の親友。
当初は、美栄子と健常者の博文の交際に強く反対していたが、美栄子の固い決心と博文の真摯な態度に触れて、一番の理解者となる。
中田義章:斎藤陽一郎
博文と美栄子の会社の同僚。
最初は聴覚障害者への偏見から美栄子に冷たい態度を取っていたが、美栄子の頑張りと博文の本気を知り、2人を応援するようになる。
遠藤聡子:高樹沙耶
博文、中田の会社の先輩OLでキャリアウーマン。
当初は、聴覚障害者の美栄子と、何かと彼女に構おうとする博文に冷めた態度で接していた。
博文には「同情なら彼女に近づかないほうがいい」と忠告するも、その言葉が、博文に美栄子への告白を決心させた。
その後、美栄子の努力と博文の純粋な気持ちを理解してからは、2人を応援するようになる。
過去に聴覚障害者だった実の妹を事故で亡くしており、それがトラウマになっていた。
また、それ故に健常者でありながら手話をマスターしていた。
駅で美栄子と博文が、離れたホームを挟んで手話で会話している場面において、遠藤がそれを目撃して博文に声をかけている。
via www.interq.or.jp
2人の出会い
博文(武田真治)が勤めている会社に美栄子(菅野美穂)が、障害者の枠で入社する。
部長が、課の皆に紹介すると、美栄子が耳がほとんど聞こえない事を知る。
周りの人たちがよそよしい態度でいると、博文は普通に美栄子に接して、仕事を頼む。
美栄子に頼んだ資料を会議で使い、上司に褒められる博文。
美栄子は「こんな自分でも人の役に立てた!」と、喜び急いで帰宅し、両親に嬉しそうに伝える。
レストランで、博文は手話で友人と楽しそうに会話をしている美栄子を見かけ、手話に興味を持つようになり、本を買って勉強をする。
部長が、課の皆に紹介すると、美栄子が耳がほとんど聞こえない事を知る。
周りの人たちがよそよしい態度でいると、博文は普通に美栄子に接して、仕事を頼む。
美栄子に頼んだ資料を会議で使い、上司に褒められる博文。
美栄子は「こんな自分でも人の役に立てた!」と、喜び急いで帰宅し、両親に嬉しそうに伝える。
レストランで、博文は手話で友人と楽しそうに会話をしている美栄子を見かけ、手話に興味を持つようになり、本を買って勉強をする。
手話を覚えて、2人は会話ができるようになる
翌朝、出社途中で博文を見かけた美栄子は、挨拶で軽く会釈をする。
すると、博文は手話で「おはよう」と返事をした。
驚いて、立ち尽くす美栄子をよそに博文は「間違えたかな?」と、手話の練習本を持って、
首を捻っていた。
この日から、美栄子にも手話を教わり、博文と会話が増えていく2人。
芝生の上で、寛ぎながら、親しく過ごす。
美栄子は筆談で、「どうして、手話を?」と、聞くが博文は「君と話したかったから」と答えるが、
口の動きがよく見えず、不思議そうに博文を見る。
すると、博文は手話で「おはよう」と返事をした。
驚いて、立ち尽くす美栄子をよそに博文は「間違えたかな?」と、手話の練習本を持って、
首を捻っていた。
この日から、美栄子にも手話を教わり、博文と会話が増えていく2人。
芝生の上で、寛ぎながら、親しく過ごす。
美栄子は筆談で、「どうして、手話を?」と、聞くが博文は「君と話したかったから」と答えるが、
口の動きがよく見えず、不思議そうに博文を見る。
トラブル発生!
ある日、美栄子は取引先の会社へ書類を届けるように頼まれます。
しかし、美栄子が乗った電車は、事故に巻き込まれてしまい、駅では乗客が溢れて、
パニック状態に。
皆、公衆電話などで、連絡を取りますが、美栄子は電話をかける事ができません。
筆談で駅員さんに自分は耳が不自由である事、書類は遅れるが、届ける事を伝えてもらうように
頼み、混雑状態の駅を落ち込みながら出ます。
会社では、電車事故の事を知らず、「美栄子に何かあったのでは?!」と、騒ぎになります。
幸い、駅員さんが事情を話してくれたため、大事にはなりませんでしたが、
美栄子は自分が、会社や博文に迷惑をかけてしまった事に落ち込みます。
しかし、美栄子が乗った電車は、事故に巻き込まれてしまい、駅では乗客が溢れて、
パニック状態に。
皆、公衆電話などで、連絡を取りますが、美栄子は電話をかける事ができません。
筆談で駅員さんに自分は耳が不自由である事、書類は遅れるが、届ける事を伝えてもらうように
頼み、混雑状態の駅を落ち込みながら出ます。
会社では、電車事故の事を知らず、「美栄子に何かあったのでは?!」と、騒ぎになります。
幸い、駅員さんが事情を話してくれたため、大事にはなりませんでしたが、
美栄子は自分が、会社や博文に迷惑をかけてしまった事に落ち込みます。