1980年にはダイエー(現・イオン)傘下に入り、同系列で関西基盤のローソンジャパンと業務提携し、商品の共同開発など積極的な交流を行った。ローソンとの店舗ブランド展開エリアの再編成を経て、1989年に運営会社が対等合併。合併後、サンチェーンの本部があった東京に本社機能を集約するようになった。さらに、サンチェーンの店舗を全てローソンに統合・一本化したうえで、1996年に社名もローソンに変更されている。
昭和61年(1986)9月、有線による専用回線で、関東・関西・東海・600店舗をネットした、独自の24時間店内放送・「サンチェ―ン放送局」を開局した。
主な放送内容は
①・歌手のオリジナル・メッセ―ジ付きの新譜紹介
②・DJ番組・リクエスト曲の提供
③・メーカーC Mの提供
④・特定商品の販売促進
⑤・キャンペーン・メツセージ
⑥・緊急店内作業情報等
⑦・24時間の生活時間帯に応じたシズル感あるBGMなど
同社ではかつてアマチュアミュージシャンのコンテストとして「サンチェーンミュージックバトルロイヤル」を主催していた(1986年 - 1989年)。同コンテストからはALI PROJECT、JAG-TOY、岩田麻里、KARAKなどがメジャーデビューを果たしているが、ローソンとの合併に伴い同コンテストも終了した。
「サンチェーン放送局」など今ではどこでもやっているコンビニ店内独自放送など当時としては新しいモノを取り入れるコンビニでした。そんな70年代、80年代を代表するコンビブランド「サンチェーン」の創業者にスポットを当ててみましょう。
その後、業績への影響が確定したことから交換比率を再算定、2010年(平成22年)4月14日に二度目の株式交換契約を締結した。6月25日付でJASDAQ上場廃止となり、7月1日付でローソンの完全子会社となった。2011年(平成23年)には全店舗がローソンストア100に移行し、統合を完了させた。