高橋由佳利先生の「プラスティックドール」とは
プラスティックドールは、1982年から1983年にかけて、りぼんに掲載された少女漫画です。
高3の吉武篤郎は歌手のマリエに夢中。彼がマリエを真似て歌う姿が、マリエのマネージャー降旗の目にとまり、ある裏事情に関わることに…。芸能音楽という虚構の世界で奏でるラブストーリー。
少女漫画のなかで、いつの時代も人気のあるジャンル、普通の学生が、芸能界にひょんなことから関わりを持つことになるというシチュエーションの漫画。
この作品の特徴的なところでいえば、女性シンガーの影武者役が男子高校生という設定。ヒロインの、阿月マリエは、ハスキーボイスがウリの女性シンガー。マリエは、声が出なくなってしまい、それを世間に知られないために、影武者に歌わせてコンサートを決行する、というストーリー。
・・・どうせ口パクするのなら、CDをかけるってのはどうでしょう、と読みつつ思ったのは私だけではないはずw
高3の吉武篤郎は歌手のマリエに夢中。彼がマリエを真似て歌う姿が、マリエのマネージャー降旗の目にとまり、ある裏事情に関わることに…。芸能音楽という虚構の世界で奏でるラブストーリー。
少女漫画のなかで、いつの時代も人気のあるジャンル、普通の学生が、芸能界にひょんなことから関わりを持つことになるというシチュエーションの漫画。
この作品の特徴的なところでいえば、女性シンガーの影武者役が男子高校生という設定。ヒロインの、阿月マリエは、ハスキーボイスがウリの女性シンガー。マリエは、声が出なくなってしまい、それを世間に知られないために、影武者に歌わせてコンサートを決行する、というストーリー。
・・・どうせ口パクするのなら、CDをかけるってのはどうでしょう、と読みつつ思ったのは私だけではないはずw
プラスティックドール1巻
突然声が出なくなったというマリエが、コンサートで、話すところだけは自分で担当。歌のところだけは、影武者の篤郎のマイクに切り替えて、マリエの振り付けと伴奏に合わせながら歌うというアナログなしかけが事細かに説明されています。
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予想通り!マリエが実際に歌っていないことがばれてしまう!!
マリエが実際に歌っていない事は程なくしてばれてしまいます。それどころか、マリエが自身の曲を作詞作曲していることになっていたが、本当はマネージャーとバンドマンが作っていたことまでも世間にあらわになってしまいます。
篤郎とマリエは、ヨットを購入して二人でヨットに雲隠れ…。
もともとは篤郎はマリエのファンだったけれど、こうして近くにいることで、まるで兄妹のような関係になっているのが、読んでいてうらやましかったのを覚えています。
そして、マリエにとっても、篤郎にとっても、支えてくれる心強い存在。それがマネージャーの降旗…マリエをスカウトしてスターに育てた存在。そして、篤郎を、この世界に引きずりこんだ張本人でもあるんですけど。その責任をとってクールに、でも、心優しく支えてくれます。そんなところも読んでいてキュンキュンしたのでした。
篤郎とマリエは、ヨットを購入して二人でヨットに雲隠れ…。
もともとは篤郎はマリエのファンだったけれど、こうして近くにいることで、まるで兄妹のような関係になっているのが、読んでいてうらやましかったのを覚えています。
そして、マリエにとっても、篤郎にとっても、支えてくれる心強い存在。それがマネージャーの降旗…マリエをスカウトしてスターに育てた存在。そして、篤郎を、この世界に引きずりこんだ張本人でもあるんですけど。その責任をとってクールに、でも、心優しく支えてくれます。そんなところも読んでいてキュンキュンしたのでした。
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余韻のあるラストが素敵だった、最終巻です
プラスティックドール3巻
影武者から、一躍、売れっ子歌手になった篤郎。一方マリエは降旗と別れ、久野たちと音楽を再開。それぞれの道を歩み始めた二人がテレビ番組で再会…。感動と絶妙の余韻がたまらないラストでした!
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篤郎はシンガーとして人気になり、名誉ある賞の候補に選ばれるほどに。
篤郎をシンガーとして有名にした曲【プラスティック・ドール】
この曲は、正真正銘、マリエが作詞作曲した曲だったのです。
一躍スターの座にたった彼の元から姿を消すマリエ…。
篤郎は降旗の作った新曲【グレーの雨傘】をヒットさせる。
その新曲発表の日に、マリエは、ライバル久野のバンドのドラマーとして姿を現す。
アーティスト同士として再会した二人…。
彼女の心にすんでいた男性とは---芸能界という華やかな世界にいても、気取らない、そして音楽を愛する人たちのストーリーがあり、とても読み応えのある漫画でした。
篤郎をシンガーとして有名にした曲【プラスティック・ドール】
この曲は、正真正銘、マリエが作詞作曲した曲だったのです。
一躍スターの座にたった彼の元から姿を消すマリエ…。
篤郎は降旗の作った新曲【グレーの雨傘】をヒットさせる。
その新曲発表の日に、マリエは、ライバル久野のバンドのドラマーとして姿を現す。
アーティスト同士として再会した二人…。
彼女の心にすんでいた男性とは---芸能界という華やかな世界にいても、気取らない、そして音楽を愛する人たちのストーリーがあり、とても読み応えのある漫画でした。
作者 高橋由佳利さんについて
りぼんでデビューし、その後、マーガレット、YOUなどに作品を発表。
スポーツ物や、サスペンス物など幅広いジャンルの作品を描いていた先生です。
どの作品も、ストーリーが凝っていて読みごたえがあった!
スポーツ物や、サスペンス物など幅広いジャンルの作品を描いていた先生です。
どの作品も、ストーリーが凝っていて読みごたえがあった!
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どの作品も、とても練られたストーリーで、読んでいた当時には完全には理解できなかったのですが、絵がカッコいい。大人っぽい、と憧れていました。
作者の高橋由佳利さんは、1994年にトルコ滞在中に知り合ったトルコ人の男性と国際結婚、出産をしたそうです。その後、トルコでの異文化コミュニケーションや生活や出産などの経験を書いたエッセイ、「トルコで私も考えた」を発表するなど、漫画だけではなく活動しています。
作者の高橋由佳利さんは、1994年にトルコ滞在中に知り合ったトルコ人の男性と国際結婚、出産をしたそうです。その後、トルコでの異文化コミュニケーションや生活や出産などの経験を書いたエッセイ、「トルコで私も考えた」を発表するなど、漫画だけではなく活動しています。
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まとめ
バンドものの漫画、芸能人とのラブストーリーなど、今も昔も人気あるジャンルなのですが、特に、このマンガ。
作中で登場人物が歌う歌詞が、とても素敵で、それも印象的でした。メロディーが聴こえてくるような歌詞。
また、マリエがステージで中島みゆきの「歌姫」を歌うシーンがあるのですが、その事から中島みゆきに興味を持った人も多いのでは?
ラブストーリーではあるのですが、甘いだけでなく、子供心に大人の世界を垣間見る、素敵な漫画でした。そして、今、読み返してみると、そのひとつひとつのセリフや言葉に、いろんな意味が込められていて、深い内容に感じました。あの時代、絵が素敵、というだけで読んでいたかつての少女たち。大人になった今、ぜひ、再読してみることをお勧めします!
作中で登場人物が歌う歌詞が、とても素敵で、それも印象的でした。メロディーが聴こえてくるような歌詞。
また、マリエがステージで中島みゆきの「歌姫」を歌うシーンがあるのですが、その事から中島みゆきに興味を持った人も多いのでは?
ラブストーリーではあるのですが、甘いだけでなく、子供心に大人の世界を垣間見る、素敵な漫画でした。そして、今、読み返してみると、そのひとつひとつのセリフや言葉に、いろんな意味が込められていて、深い内容に感じました。あの時代、絵が素敵、というだけで読んでいたかつての少女たち。大人になった今、ぜひ、再読してみることをお勧めします!
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