テリー・ホール
ザ・スペシャルズ
1977年にイギリスで結成されたザ・スペシャルズ(結成時のバンド名はザ・コヴェントリー・オートマティックスでしたが、79年に改名)に参加し、メジャーでの音楽キャリアをスタートさせたテリー・ホール。ダンサブルなジャマイカのスカと、当時流行していたパンクを組み合わせたサウンドは、彼らを含め、そのようなサウンドを得意とするバンドが数多く所属していたレコード・レーベル名から「2トーン」と呼ばれ、人気を博しました。
2トーンという用語は、ザ・スペシャルズのジェリー・ダマーズの造語だったが、当時のウェスト・ミッドランズ界隈で定着していった。2トーンには二つの意味が込められている。ひとつはスカを愛するルードボーイとスキンヘッズの着ていた白黒の服装、そしてもうひとつは当時の英国労働者階級の中で高まっていた人種的な緊張の高まりの中においての、黒人と白人同士の調和、協調である。
The Specials - Too Much Too Young (Live)
1980年にライヴ・ヴァージョンがEPでリリースされ、全英1位のヒットを記録。
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The Specials - Ghost Town
1981年にシングル・リリースされ、全英1位を獲得。失業や暴力といった都市部の崩壊を歌った政治色の強い曲でしたが、このヒットを最後に、テリー・ホールはザ・スペシャルズを脱退し、新たな道を進むことになったのです!
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ファン・ボーイ・スリー
ザ・スペシャルズを脱退したテリー・ホールが、次に始めたのがこのユニットでした。同じく元スペシャルズだったネヴィル・ステイプル、リンヴァル・ゴールディングとの3人組で、ザ・スペシャルズよりも自由度の高いニュー・ウェーヴ・サウンドで、人気を獲得!
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Bananarama - Really Sayin' Something (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
女性3人組、バナナラマとコラボレーションした1982年のシングル。後に「ヴィーナス」などでユーロビート路線へ転身する前の彼女たちは、こんなニュー・ウェーヴなサウンドだったんですよね~。60年代にモータウンのグループ、ザ・ヴェルヴェレッツが放ったマイナー・ヒットのカバーでしたが、見事全英5位のヒットになりました!
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Fun Boy Three - Our Lips Are Sealed (1983) (HD)
ゴーゴーズのギタリスト、ジェーンとテリー・ホールによる共作で、先にゴーゴーズがレコーディングし、ヒットさせた楽曲です。テリーは1983年にファン・ボーイ・スリーでこの曲をセルフ・カバーし、全英7位のヒットに。なんとプロデューサーは、トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーン!
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ザ・カラーフィールド
ファン・ボーイ・スリーをわずか2年くらいの活動で終了したテリー・ホールが次に作ったグループが、このカラーフィールド。テリーと同じイギリスのコヴェントリー出身だったカールとトビー(元スウィンギング・キャッツのメンバー)と組んだ3人組でした。ミニマルなサウンドを志向していたファン・ボーイ・スリーより、ここからさらにポップな路線へと舵をきったのです!
Thinking of you - The Colourfield
1985年にリリースされ、全英12位のヒットを記録。ボサノヴァのリズムにポップなメロディーを乗せた爽やかな楽曲で、いよいよテリー・ホールの「ポップ職人」としての才能が全開に!
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The Colourfield - Running Away
スライ&ザ・ファミリー・ストーンの名曲をカバーし、全英84位を記録。大きなヒットとはなりませんでしたが、シンセを多用したファンキーなサウンドで、新たな一面を見せてくれました!ティアーズ・フォー・フィアーズのローランド・オーザバルがギターで参加していることも話題に。この曲を含むセカンド・アルバム『ディセプション』のレコーディング途中にトビーがバンドを脱退したため、カラーフィールドの活動はわずか4年ほどで終了することになりました。
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