PC9801とは
PC-9800シリーズとは、日本電気(NEC)が開発・販売をしたパーソナルコンピュータ(パソコン)の製品群で、1982年10月に発売された16ビットパソコン「PC-9801」が初代機です。1982年から1997年頃までにわたり、NECの主力商品として製造・販売が続けられ、全盛期には日本国内の市場占有率90%以上を獲得しました。
「PC9801VM以降」の表記
1985年~1995年頃までに発売された多くの市販ソフトに、「PC-9801VM以降対応」という表記が使われました。PC-9801VMは、それまでに発売されていたPC-9800シリーズと比較して、V30の搭載、動作周波数の向上により処理速度が1.6倍に、グラフィックの処理速度は2倍に向上したと言われていて、これ以降のPC-9800シリーズの標準的な仕様を確立しました。そのため、多くのソフトの対応機種の基準として、約10年にわたり「VM以降」という1つの目安に使われていました。
フロッピーディスク
5インチフロッピーディスク
1980~1990年代前半はCD-ROMやDVD-ROMなんて普及していなかったので、大量にフロッピーディスクを使って容量を補っていました。1つのゲームで5インチフロッピー10枚組とかもよくありました。ディスク交換が面倒だった…。
3.5インチフロッピーディスク
3.5インチフロッピーディスクになったことで、ちょっと小型化され、5インチディスクよりは強度が強くなりました。それと、書き込み禁止用爪ができたので、シールでプロテクトする必要がなくなりました。
via yp.g20k.jp
via www.gamefaqs.com
日本のアダルトゲーム史上最多のフロッピーディスク40枚組!!!
ただハードディスクインストール専用なので、初めにインストールしてしまえば、あとはディスク交換の必要はないんですけどね。
ただハードディスクインストール専用なので、初めにインストールしてしまえば、あとはディスク交換の必要はないんですけどね。
via futalog.com
こちらはフロッピーディスク17枚組!
ハードディスク専用ではないので、一生懸命ディスクの入れ替えをしながら楽しんだ人もいたはず。あの当時はメディアの飛躍的な進化についていけないことも多々ありました。
ハードディスク専用ではないので、一生懸命ディスクの入れ替えをしながら楽しんだ人もいたはず。あの当時はメディアの飛躍的な進化についていけないことも多々ありました。
テンキーをコントローラー代わりに
via www.pc-98.jp
このテンキー部分コントローラーのように叩きまくって、たくさんゲームをしました。ゲームをやっているうちにテンキーさばきが上手くなってしまうんです。
98用ゲームが大量発売!
日本ファルコムの出した『イースシリーズ』『英雄伝説シリーズ』などのロールプレイングゲーム。アートディンクの『A列車で行こうシリーズ』、工画堂の『シュヴァルツシルト』などのシミュレーションゲーム。そしてエルフやアリスソフトなどが制作していたアダルトゲームが大ヒットし、PC9801のユーザーを大きく増やしました。
『イース』シリーズ
発売元:日本ファルコム
発売日:1987年~
発売元:日本ファルコム
発売日:1987年~
via www.youtube.com
『ドラゴンスレイヤー英雄伝説 』シリーズ
発売元:日本ファルコム
発売日:1990年~
発売元:日本ファルコム
発売日:1990年~
via www.youtube.com