ロボダッチ
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ロボダッチシリーズの歴史(1980年代まで)
【1970年代】 ロボダッチ誕生~黄金期
今井科学は1975年、自社オリジナルのキャラクターである『ロボダッチ』のプラモデルを発売。テレビCMも放送し、これが瞬く間に大ヒットする。
300円で共通テーマの4体が入ったセット売りが基本だったが、1体80円程度でバラ売りという試みもなされており子供たちの趣味・嗜好や経済事情に見事適応、ますます人気を博すこととなった。
小さいが2色成型であり、塗装せずに組んでも見栄えのするものになっていた。
モグラロボ、ライダーロボ、レーサーロボ、ジェットロボ(通称・スピードパック)
入道ロボ、サスケロボ、ガマロボ、火トンロボ(通称・忍者パック)、
といった、後の再発売の機会の多い名キャラクターもこの時期に多数が生まれている。
4点パックの身近さとは別に、メカロボと呼ばれる通常より若干大きい2点セット(200円・以下いずれも初版時)、スプリングによる射出やゼンマイ走行が可能なものなどを含む中型から大型のシリーズ(300~500円)、更に大きな基地(800~1600円)など、こちらも短期間に充実の商品展開を見せた。
300円で共通テーマの4体が入ったセット売りが基本だったが、1体80円程度でバラ売りという試みもなされており子供たちの趣味・嗜好や経済事情に見事適応、ますます人気を博すこととなった。
小さいが2色成型であり、塗装せずに組んでも見栄えのするものになっていた。
モグラロボ、ライダーロボ、レーサーロボ、ジェットロボ(通称・スピードパック)
入道ロボ、サスケロボ、ガマロボ、火トンロボ(通称・忍者パック)、
といった、後の再発売の機会の多い名キャラクターもこの時期に多数が生まれている。
4点パックの身近さとは別に、メカロボと呼ばれる通常より若干大きい2点セット(200円・以下いずれも初版時)、スプリングによる射出やゼンマイ走行が可能なものなどを含む中型から大型のシリーズ(300~500円)、更に大きな基地(800~1600円)など、こちらも短期間に充実の商品展開を見せた。
【1980年代】 ロボダッチ増殖~円熟期
1980年代は、セットものの充実やデザインの多様化と共に、パッケージや商品名の変更を伴う再発売が頻繁に行われる。
今井科学は自社の「サンダーバード秘密基地」などを流用した島パーツに、多数のキャラクターをセットにした「ロボッ島」シリーズの大成功を経て、更なる豪華キットを開発して行く。
「戦艦島」「大木」「宝島」など、大型ベースに付属の多数のミニロボダッチを配置するという構成は、ジオラマを意識したものと思われる。その流れに沿ったミニロボダッチは、小型化によって12点セットシリーズなど多くのキャラクターを同梱できるメリットもありつつ、後の2体1組×4箱の4点パック(300円)では安価で8体を揃えることができるという点もコレクション性を更に高めた。
海賊タマゴローをはじめとする海賊もの、タマゴローネービーら水兵、『冒険ダン吉』『少年ケニア』の世界観のような冒険タマ吉などは、上記の「島」が先にあり、かつ海洋冒険漫画『サブマリン707』の小澤さとるの実績を考えると、ごく自然な流れであると言える。
同時期に絶大なブームとなったガンプラのテイストを加味したモビルタマゴローやタマゴローガンダスーツなどは、その最たるものと言える。更には、スペースシャトルブームによる宇宙もの、『超時空要塞マクロス』のガウォークの影響を受けたSF戦闘機、スタン・ハンセン、ハルク・ホーガンら外国人レスラーの活躍を受けたプロレス等、当時の流行が積極的に盛り込まれて行く。
今井科学は自社の「サンダーバード秘密基地」などを流用した島パーツに、多数のキャラクターをセットにした「ロボッ島」シリーズの大成功を経て、更なる豪華キットを開発して行く。
「戦艦島」「大木」「宝島」など、大型ベースに付属の多数のミニロボダッチを配置するという構成は、ジオラマを意識したものと思われる。その流れに沿ったミニロボダッチは、小型化によって12点セットシリーズなど多くのキャラクターを同梱できるメリットもありつつ、後の2体1組×4箱の4点パック(300円)では安価で8体を揃えることができるという点もコレクション性を更に高めた。
海賊タマゴローをはじめとする海賊もの、タマゴローネービーら水兵、『冒険ダン吉』『少年ケニア』の世界観のような冒険タマ吉などは、上記の「島」が先にあり、かつ海洋冒険漫画『サブマリン707』の小澤さとるの実績を考えると、ごく自然な流れであると言える。
同時期に絶大なブームとなったガンプラのテイストを加味したモビルタマゴローやタマゴローガンダスーツなどは、その最たるものと言える。更には、スペースシャトルブームによる宇宙もの、『超時空要塞マクロス』のガウォークの影響を受けたSF戦闘機、スタン・ハンセン、ハルク・ホーガンら外国人レスラーの活躍を受けたプロレス等、当時の流行が積極的に盛り込まれて行く。
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ゼンマイ歩行の「テクテクロボダッチ」として、クロタマ(冒険タマ吉)が他の土着民族的なメンバーと共に登場。
また、チョロQブームを受け、かつての2点セットの多くはプルバック式ゼンマイ走行への仕様変更による「スーパーロボダッチ」としても再発売された。なお、ハンドルをはめて回す初期のゼンマイ走行シリーズ(ガマロボ、モグラロボ、レーサーロボ)は、再発売を重ねる中でゼンマイがオミットされていったが、逆にBB戦士の影響からかBB弾発射ギミックが追加となり「テクニカルロボダッチ」(ガマファイター、モグラジェット 、レーサーウルフ)としてリニューアルされた。
タカラのチョロQダグラム、チョロQボトムズや、バンダイのロボチェンマンに対抗するかのように、走行形態へ変形するフルチェンロボ(ロボダッチ PART II)も現れた。
1980年代中盤には○○ロボ以外の名称や、恐竜・動物・人間をストレートにモチーフにしたもの、また、小澤さとるの交通事故による療養等もあり、明らかに初期デザインとは異なるラインのキャラクターなどが増える。
こうして、小学生男子を中心に断続的に中規模のブームが起きてはいたが、1980年代後期に入るとファミコンブームの影響や、同時期に今井科学から発売していたロボットアニメのプラモデルの不振などにより、徐々にロボダッチの新商品は散発的になって行く。
また、チョロQブームを受け、かつての2点セットの多くはプルバック式ゼンマイ走行への仕様変更による「スーパーロボダッチ」としても再発売された。なお、ハンドルをはめて回す初期のゼンマイ走行シリーズ(ガマロボ、モグラロボ、レーサーロボ)は、再発売を重ねる中でゼンマイがオミットされていったが、逆にBB戦士の影響からかBB弾発射ギミックが追加となり「テクニカルロボダッチ」(ガマファイター、モグラジェット 、レーサーウルフ)としてリニューアルされた。
タカラのチョロQダグラム、チョロQボトムズや、バンダイのロボチェンマンに対抗するかのように、走行形態へ変形するフルチェンロボ(ロボダッチ PART II)も現れた。
1980年代中盤には○○ロボ以外の名称や、恐竜・動物・人間をストレートにモチーフにしたもの、また、小澤さとるの交通事故による療養等もあり、明らかに初期デザインとは異なるラインのキャラクターなどが増える。
こうして、小学生男子を中心に断続的に中規模のブームが起きてはいたが、1980年代後期に入るとファミコンブームの影響や、同時期に今井科学から発売していたロボットアニメのプラモデルの不振などにより、徐々にロボダッチの新商品は散発的になって行く。
ロボダッチのプラモデル 「ロボッ島シリーズ」
あなたはどの島をもっていましたか??
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キャラクターデザイン・原作は漫画家の小澤さとる(小沢さとる)。