ただ、馬力の自主規制があったもんですから次第に性能は頭打ちに近い状態に・・・
結局、日本の公道でスピード200kmで走ることはありえないんですよね・・・
それは
HONDA
レーサーからのフィードバックという進化によるパワー競争という側面を加えたことにより、それまで前提であった「250ccは400ccのお下がり」というタガがはずれ、250cc市場に本格的なスポーツモデルを各社が投入を始め空前のクォーターブームを興した。このためVTシリーズは、発売後34ヶ月の短期間で軽二輪(126cc超250cc以下)クラスでは、日本で初めて販売累計10万台を達成、56ヶ月では国内登録台数累計144,553台を記録したヒット車両でもある
レーシングマシンRS250R(ND5A)と基本設計を同じくし、数々の新機構を投入したマシンである。この新機構とは、その後のNSR250Rなどに引き継がれるスリーブレスのメッキ処理シリンダー NSシリンダー、NS500やNS400Rに採用された排気管容量の擬似的可変システムの排気デバイス ATAC(オートコントロールド・トルク・アンプリフィケーション・チャンバー)、急ブレーキ時のフロントフォークの減衰力調整機構 TRACなどを装備している。
また空力設計も徹底しており、ナックルガードが一体となった幅広のアッパーカウルを採用、アンダーカウルも標準装備、ガソリンタンクからテールに連なる一体感のあるカウルワークとなっており、カウリング各部に吸排気ダクトが設けられ、ヘルメットホルダーやサイドスタンドに至るまで車体との段差を無くすようにカバーが取り付けられ、それまでのホンダ製スポーツバイクとは一線を画する外観であった。
8500rpmを境に2バルブから4バルブに切り替わる回転数応答型バルブ休止機構「REV」を採用した空冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒エンジンは、発売当時クラス最高の58PS/12,300rpmの最高出力と、3.6kg-m/11,000rpmの最大トルクを発生した。
車体は角断面パイプダブルクレードルフレームにフロント16インチ、リア18インチのNSコムスターホイールを装備。ブレーキはインボードディスクから一般的なアウターボードとなり、前2枚、後1枚のトリプルディスクとした。またデュアルピストンキャリパーの採用や、よりコンパクトになったTRAC(ブレーキトルク応答型アンチダイブ機構)の採用など、足回りは前モデルから大幅に強化された。また角型ヘッドライト下に大型のオイルクーラーを装備し、外観面での特徴となった。
VF400Fからのフルモデルチェンジ車。エンジン型式はキャリーオーバーとなったため最高出力59ps/12,500rpm・最大トルク3.7kgm/11,000rpmのスペックを持つNC13E型を搭載する。バリエーションはVFR400R・VFR400Zの2車種がラインナップされた。
このCBR400Rは、前フェンダーやフェアリング、ヘッドライト、バックミラーなどの形状に工夫をこらすことにより、空気抵抗を大幅に低減。また、スイングアームとともに可動する後フェンダーの装備などにより、フェアリング内部の空気をダイレクトに車体後方へ流すなど、随所に新しい考え方の空力特性を追求している。さらに、車体の大部分をフェアリングで包み込んだホンダ独自のスタイルは、ライダーの快適性とバイクとの一体感を追求した″近未来的″なものとなっている。
エンジンは、新設計の水冷4サイクルDOHC直列4気筒エンジンを35度前傾させて搭載。また、高回転時のより正確な弁作動と摩擦抵抗の低減をはかったカムギャトレーンシステム(カムシャフトをギヤ=歯車で駆動する方式)や、新型4連キャブレター、集合管マフラーを採用。これらにより、最高出力59PS/12,500rpm、最大トルク3.8kg-m/10,000rpmを発揮している。
主人公である沢渡鷹は、いとこの明美(女の子では無い)とともに、関東大学の二輪部へ入り、鈴鹿耐久4時間レースに出場したりと展開が面白かった・・・
ちなみに少年サンデーでの連載でした。