第2回日本アカデミー賞
第2回日本アカデミー賞は1979年4月9日に京王プラザホテルで開催された日本アカデミー賞発表・授賞式である。司会は宝田明と平田昭彦。
最優秀作品賞『事件』
『事件』は、1961年~1962年まで『若草物語』の題で朝日新聞に連載されていた、大岡昇平の推理小説を映画化した作品。1978年~1984年にはNHKでテレビドラマ化もされた。
この日本アカデミー賞のほか、毎日映画コンクールにて日本映画大賞なども受賞した。
映画のストーリーは、神奈川県の山林で、23歳の女性の刺殺死体が発見されるところから始まる。数日後に警察は19歳の工員を逮捕し、裁判が開始されるが、召喚された証人から次々と意外な事実が浮かび上がる。
この日本アカデミー賞のほか、毎日映画コンクールにて日本映画大賞なども受賞した。
映画のストーリーは、神奈川県の山林で、23歳の女性の刺殺死体が発見されるところから始まる。数日後に警察は19歳の工員を逮捕し、裁判が開始されるが、召喚された証人から次々と意外な事実が浮かび上がる。
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優秀作品賞は以下の通り。
愛の亡霊
鬼畜
サード
柳生一族の陰謀
愛の亡霊
鬼畜
サード
柳生一族の陰謀
最優秀監督賞:野村芳太郎『事件』/『鬼畜』
野村芳太郎は京都府京都市出身。『事件』および『鬼畜』で、この日本アカデミー賞のほかにも、毎日映画コンクール監督賞やブルーリボン賞監督賞、文化庁芸術選奨文部大臣賞を受賞。
黒澤明作品の『醜聞』『白痴』では助監督をつとめており、黒澤から「日本一の助監督」と評価されている。1974年の『砂の器』ではモスクワ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。
黒澤明作品の『醜聞』『白痴』では助監督をつとめており、黒澤から「日本一の助監督」と評価されている。1974年の『砂の器』ではモスクワ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。
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優秀監督賞と作品は以下の通り。
大島渚(愛の亡霊)
田中登(人妻集団暴行致死事件/ピンクサロン好色五人女)
藤田敏八(危険な関係/帰らざる日々)
山田洋次(男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく/男はつらいよ 噂の寅次郎)
大島渚(愛の亡霊)
田中登(人妻集団暴行致死事件/ピンクサロン好色五人女)
藤田敏八(危険な関係/帰らざる日々)
山田洋次(男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく/男はつらいよ 噂の寅次郎)
最優秀主演男優賞:緒形拳『鬼畜』
『鬼畜』は、松本清張の同名の短編小説を映画化した作品。緒形拳は、印刷屋を営む竹中宗吉役を演じた。
緒形は東京都新宿区生まれ、千葉県千葉市育ち。大河ドラマ『太閤記』の主役に続き、翌年も大河ドラマ『源義経』に弁慶役で出演して話題になった。テレビドラマ『必殺仕掛人』シリーズの藤枝梅安を演じたことでも有名。
緒形は東京都新宿区生まれ、千葉県千葉市育ち。大河ドラマ『太閤記』の主役に続き、翌年も大河ドラマ『源義経』に弁慶役で出演して話題になった。テレビドラマ『必殺仕掛人』シリーズの藤枝梅安を演じたことでも有名。
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優秀主演男優賞は以下の通り。
渥美清(男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく/男はつらいよ 噂の寅次郎)
永島敏行(事件/サード/帰らざる日々)
萬屋錦之介 (柳生一族の陰謀)
渡瀬恒彦(皇帝のいない八月)
渥美清(男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく/男はつらいよ 噂の寅次郎)
永島敏行(事件/サード/帰らざる日々)
萬屋錦之介 (柳生一族の陰謀)
渡瀬恒彦(皇帝のいない八月)
最優秀主演女優賞:大竹しのぶ『事件』
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最優秀主演女優賞も『事件』からの受賞となった。大竹しのぶは、被害者の妹であり、被告人の恋人の坂井ヨシ子を演じている。
大竹は東京都江戸川区出身。1973年にフォーリーブスの北公次主演のテレビドラマ『ボクは女学生』で、北公次の相手役が一般公募された際に応募し、そこから芸能界デビューした。
大竹は東京都江戸川区出身。1973年にフォーリーブスの北公次主演のテレビドラマ『ボクは女学生』で、北公次の相手役が一般公募された際に応募し、そこから芸能界デビューした。
優秀主演女優賞は以下の通り。
梶芽衣子(曾根崎心中)
谷ナオミ(薔薇の肉体)
松坂慶子(事件)
吉行和子(愛の亡霊)
梶芽衣子(曾根崎心中)
谷ナオミ(薔薇の肉体)
松坂慶子(事件)
吉行和子(愛の亡霊)
最優秀助演男優賞:渡瀬恒彦『事件』
最優秀助演男優賞も『事件』からの受賞となっている。渡瀬恒彦は、殺人の被害者ハツ子のヒモの宮内辰造役で受賞した。ブルーリボン賞助演男優賞やキネマ旬報等助演男優賞も獲得。これらの受賞が自分にとっての大きな転機になったとのちに話す。
渡瀬は島根県安来市生まれ、兵庫県淡路島育ち。俳優の渡哲也を兄にもつ。動物好きで有名で、とくに犬が好きであり、『南極物語』で共演した犬のタロとジロを自宅に引き取っている。
渡瀬は島根県安来市生まれ、兵庫県淡路島育ち。俳優の渡哲也を兄にもつ。動物好きで有名で、とくに犬が好きであり、『南極物語』で共演した犬のタロとジロを自宅に引き取っている。