サ・モンキーズ・ショーとは?
『ザ・モンキーズ・ショー』は、1966年9月から1968年3月まで、2シーズンにわたってNBCで放映された、コメディー・ドラマ&音楽プロモーションの入り混じったTVショーです。
via www.noise11.com
1960年代半ばのアメリカのミュージックシーンは、ビートルズをはじめとするイギリス勢に押されて、アメリカの業界関係者の中では新しいスターを発掘する事が急務となっていました。
そこでコロムビア映画とRCAレコードど、プロモーション会社のスクリーン・ジェイムスの3社が共同して、テレビを通じて新しいスターを作り上げよう、という一大企画を立ち上げました。そしてオーディションで集められた4人の無名の新人を『モンキーズ』というアイドルグループにし、彼らを売り出すためのテレビ番組として制作されたのが『ザ・モンキーズ・ショー』なのです。
The Monkees - Opening Theme (H.Q)
シーズン1オープニング
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テレビでアイドルスターを作ろう!
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ロスアンジェルスで共同生活をしてる売れないローカルバンドという設定。いろいろなバイトをしたり、オーディションを受けたり、女の子と恋をしたりと、ハチャメチャなコント仕立てのコメディードラマの中に、彼らの歌を挿入しながら展開していきます。
The Monkees - Papa Genes Blues 1966
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ドラマなのか、コントなのか、音楽番組なのかという、テレビ番組のカテゴリーを越えたような内容は画期的で、ストーリーを楽しむというより「モンキーズって面白いよね」「モンキーズの歌っていいよね」的な、モンキーズを楽しんでもらえればOK、という作りになってます。
The Monkees You Just May Be the One
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まだ誰も知らない4人の活躍は新鮮で、大きな驚きと関心を世間にもたらしました。
テレビという最も身近で、当時としては絶対的だった媒体を通じてのプロモーションは功を奏し、『ザ・モンキーズ・ショー』とモンキーズの人気は爆発的になり、テレビも歌も大ヒットとなります。モンキーズのデビュー曲もデビューアルバムもヒットチャートで1位を獲得し、ミリオンセラーを連発する大スターになりました。
テレビという最も身近で、当時としては絶対的だった媒体を通じてのプロモーションは功を奏し、『ザ・モンキーズ・ショー』とモンキーズの人気は爆発的になり、テレビも歌も大ヒットとなります。モンキーズのデビュー曲もデビューアルバムもヒットチャートで1位を獲得し、ミリオンセラーを連発する大スターになりました。
The Monkees - Last Train To Clarksville 1966
いきなりミリオンセラーになったデビュー曲
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『ザ・モンキーズ・ショー』は1967年のエミー賞(テレビ版アカデミー賞的な存在)で「奥様は魔女」などを抑えて、最優秀コメディー作品賞を受賞しています。
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テレビスターとしてのジレンマ
The Monkees - I'm a Believer
カバーバージョンが《シュレック》でも使われてますね。
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テレビ番組もバンドも大成功を遂げたのですが、次第にテレビ番組出身のアイドルタレントとして、他のアーティストよりも一段下に見られるケースが多くなっていきます。
そしてシーズン2の終盤には視聴率も低下し、メンバー自身もアイドルとしての活動よりもアーティストとして活動したいとの希望もあり、放送は終了してしまいます。
バンドはテレビが終了するとヒットを出せなくなり、メンバーの脱退も相次ぎ、70年代初頭には消滅してしまいました。
そしてシーズン2の終盤には視聴率も低下し、メンバー自身もアイドルとしての活動よりもアーティストとして活動したいとの希望もあり、放送は終了してしまいます。
バンドはテレビが終了するとヒットを出せなくなり、メンバーの脱退も相次ぎ、70年代初頭には消滅してしまいました。
Monkees End Credits Song
シーズン2エンディング
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