『魔宮戦場』とは?
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『魔宮戦場』(まきゅうせんじょう)は、竹島将による日本のSFバイテク・アクション小説。OVA化もされた。
OVA版『魔宮戦場』
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『魔宮戦場 Vol.1 ゴッド・ブラッド』と『魔宮戦場2』の2作のOVAが、いずれも1991年に発売された。
今回の記事では、こちらのOVA版『魔宮戦場』の内容を中心に振り返っていきたいと思います。
OVA版『魔宮戦場』の本編動画・ストーリー
『魔宮戦場Vol.1 ゴッド・ブラッド』
世界最先端のテクノロジー技術が集結するシリコンバレー―――。
エンジニアとして天才的な能力をもつ主人公・鷹神丈は、故郷である田舎を離れ、シリコンバレーでAI技術の開発に従事していました。
エンジニアとして天才的な能力をもつ主人公・鷹神丈は、故郷である田舎を離れ、シリコンバレーでAI技術の開発に従事していました。
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たまたまシリコンバレーの街中で、田舎にいるはずの恋人と瓜二つの女性を見掛け、声をかける丈。恋人に似ているだけで別人のはずの彼女。そんな彼女の個人情報を検索してみると、何故なのか、丈の恋人と全く同じ経歴であることが分かって気持ち悪さを感じます。
それを機に自分自身の記憶に違和感をもつようになり、改めて自分自身のことを検索してみると、丈の個人情報は不思議と国家機密扱いになっていました。そして、機密情報を調べていくうち、そこには恐るべき出生の秘密が明らかになります。それと同時に、刺客に襲われるようになる丈…
それを機に自分自身の記憶に違和感をもつようになり、改めて自分自身のことを検索してみると、丈の個人情報は不思議と国家機密扱いになっていました。そして、機密情報を調べていくうち、そこには恐るべき出生の秘密が明らかになります。それと同時に、刺客に襲われるようになる丈…
『魔宮戦場2』
自分自身がロックフォード財団が作り出したクローン人間であることを知ってしまった丈。そして、機密漏洩を阻止するため、ロックフォード財団から次々に差し向けられる刺客と戦う日々―――。
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テストモデルとして作られたはずの丈は、死闘の中で、その能力を開花させていきました。
数々の激闘を潜り抜け、力を使い果たしてしまった丈は、超能力をもつ不思議な少女・綾に助けられます。
そんななか、深手を負った巨大な海洋生物が発見され、綾の父親が務めている民間の研究機関に保護されました。研究者たちを驚かせたのは、その海洋生物の傷の治りの早さ。その海洋生物もクローニング技術によって生み出されたもので、丈と同じよう、ロックフォード財団によって生み出されたものだったのです。
機密が漏洩することを恐れたロックフォード財団の手は、民間の研究機関に及び、手段を選ばず施設を襲撃。保護された海洋生物を処分しようと躍起になっていました。海洋生物を同じような境遇をもつ丈は、そんな場面を黙って見ておけず…
数々の激闘を潜り抜け、力を使い果たしてしまった丈は、超能力をもつ不思議な少女・綾に助けられます。
そんななか、深手を負った巨大な海洋生物が発見され、綾の父親が務めている民間の研究機関に保護されました。研究者たちを驚かせたのは、その海洋生物の傷の治りの早さ。その海洋生物もクローニング技術によって生み出されたもので、丈と同じよう、ロックフォード財団によって生み出されたものだったのです。
機密が漏洩することを恐れたロックフォード財団の手は、民間の研究機関に及び、手段を選ばず施設を襲撃。保護された海洋生物を処分しようと躍起になっていました。海洋生物を同じような境遇をもつ丈は、そんな場面を黙って見ておけず…
OVA版『魔宮戦場』の魅力とは?
インテリだった主人公の激変ぶり
物語冒頭では、エンジニアとしてAI技術の開発に従事する主人公・丈。どちらかというと知能派といったイメージを全面に押し出しています。しかし、自分自身の正体を知ってしまい、追われる立場になると、身を守るため、ムキムキの筋肉体型に変貌を遂げました。
少しネタバレになってしまいますが、しかし、その変貌ぶりには一見の価値があります。
映画『ターミネーター』のサイボーグのような無敵さで丈に迫ってくる刺客ですが、変貌を遂げた丈は圧倒的なパワーで刺客を倒してしまいます。一時的には理性を失ない、通りがかりの女性をレイプしてしまうほどのワイルドさも見せました。
この急展開によるサプライズは、多くの視聴者を釘付けにするものだと思います。
映画『ターミネーター』のサイボーグのような無敵さで丈に迫ってくる刺客ですが、変貌を遂げた丈は圧倒的なパワーで刺客を倒してしまいます。一時的には理性を失ない、通りがかりの女性をレイプしてしまうほどのワイルドさも見せました。
この急展開によるサプライズは、多くの視聴者を釘付けにするものだと思います。
ドラゴンボールも顔負けの戦闘描写
「魔宮戦場 2 超少女発動」の最終決戦、おそらく阿部正実さんの作画で超絶かっこいい。 pic.twitter.com/tXZbqUUjJ1
— AnimeVHSbot (@Anime_VHS) May 24, 2017
迫力のあるバトル描写は『ドラゴンボール』や『聖闘士星矢』『北斗の拳』にも負けないほどのインパクトがありました。地上波で放送されることを前提としていないため、バイオレンス要素は、これらの少年向けコンテンツより強烈かもしれませんね。
アクセル全開の自動車をも凌ぐダッシュ力、人間の頭部を貫通するパンチ力、家屋や建築物を簡単にぶっ壊してしまうパワー、いずれも超人的なもので、そんな超人たちの戦いは見ていてワクワクするものがあります。
筋肉ムキムキで重厚そうな見た目に似合わず、俊敏な動きも再現されおり、単純な力比べといった描写になっていないところも見逃せないポイントです。
筋肉ムキムキで重厚そうな見た目に似合わず、俊敏な動きも再現されおり、単純な力比べといった描写になっていないところも見逃せないポイントです。
分類:小説
出版:角川書店
カドカワノベルズ
発売:1986年~1989年
巻数:全6巻