ドラマデビューまで
ご本人は、芸名でのデビューを希望していたそうですが、しっくりくる名前が見つからず結局本名で活動していくことになりました。
デビューが映画ということもあり、その後も映画界で活躍していきます。1985年にはデビュー作をプロデュースしていた大林宣彦監督の「さびしんぼう」で主演を務めます。
1985年には「一休さん」でテレビドラマデビュー。スペシャルドラマではありますがいきなりの主役でした。
1986年には民営化されたばかりのNTTのCMに出演。親元を離れて暮らす三姉妹のシリーズCMで富田さんは三女を演じています。1988年にはこのCMの設定を使った「三姉妹は電話がお好き!」というスペシャルドラマも放送されました。
「なんて素敵にジャパネスク」
貴族・内大臣家の娘・瑠璃姫が自身の結婚問題で事件を起こしたり、誠司の問題に首を突っ込んだりするというお話。時代の勉強にもなるといわれていた作品でした。
テレビドラマはスペシャルドラマで、石坂浩二さんが助演(父親役)、兼初監督した作品です。木村和也さん、仲村トオルさん、京本政樹さんなどが出演していました。豪華ですね!
富田さんは同名タイトルの歌も歌い、主題歌としてリリースされました。
「痛快!婦警候補生やるっきゃないモン!」
【ちょっと一興😉】
— しがない三四郎 (@shinya_bokudake) September 16, 2023
モノクロ(番宣用)▶カラー
ドラマ『痛快!婦警候補生 やるっきゃないモン!』
〔テレビ朝日/1987年放送〕より#富田靖子 @retoro_mode pic.twitter.com/apWcEUqCwq
タイトルの通り、富田さんが演じたのは婦警候補生として警察学校に入学した早見香里。婦警候補生の少女たちの奮闘をコメディタッチに描いたドラマです。お仕事だけでなく恋愛要素も描かれていましたね。
富田さんは主題歌と挿入歌も担当されています。
「ヘイ!あがり一丁」
富田さん演じる女子大生の中川龍子は、博多にある『龍ずし』の娘。上京して失恋した龍子は、女友達と回転寿司に行きます。そこで出会った朝倉慎太郎(布川敏和さん)と、寿司のことで大喧嘩になってしまいます。
後日、龍子ひょんなことから東京のすし屋『はし田』に居候することになります。そこにいたのは慎太郎で・・・という同居コメディですね。
慎太郎は寿司職人見習いなのですが、父親の朝倉鉄太郎(林隆三さん)とは言い争いが多く、ドラマの最後は毎回ケンカになって終わるというパターンでしたね。
物語の中心になる「はし田」は東京都中央区勝どきに実在する寿司屋で店主が寿司指導を担当していました。
「木曜日の食卓」
【10月15日といえば!⑧】
— しがない三四郎 (@shinya_bokudake) October 15, 2020
『木曜日の食卓』〔TBS〕
放送開始(1992〈平成4〉年)記念日!!😋😛😙#古谷一行 #富田靖子 #別所哲也 #西島秀俊 #池田政典 #大寶智子 #夏川結衣 #美木良介 #泉谷しげる #高橋ひとみ #篠ひろ子 #竹内まりや @retoro_mode pic.twitter.com/XRF4xUE2WB
古谷さん、篠さんが演じる宮沢恒雄・東子(はるこ)夫妻は、長女の千奈美(夏川結衣さん)が来春結婚することになり、自宅を二世帯住宅にします。
ですがある日、長男で大学生の宮沢達郎(西島秀俊さん)が米坂摩耶(富田さん)をつれてきて一緒に住むことになります。
摩耶には婚約者の漆原要(別所哲也さん)がいたのですが、達郎が摩耶に恋をして、結婚式の当日に略奪し、そのまま家に連れてきて結婚してしまったのです。
このことがきっかけで、想像していた未来とは違う方向にむかっってしまう宮沢家の姿を描いたドラマです。
「素晴らしきかな人生」
浅野さん演じる高畑結女は、料理学校の講師をしながら10代で出産した娘の遥と2人で暮らしていました。ある日、遥の学校のPTAを引き受けたことで、遥の父親であり元恋人の永沢邦生の弟である芝木貢’(織田裕二さん)に再会します。
貢は元々結女に恋心を抱いていて猛アタックしていきます。ですが、貢には大学の同級生で同僚の伊藤初音(富田さん)という恋人がいて同棲していました。
初音は貢から別れを切り出されると、原因になった結女への憎悪と、仕事のトラブルで精神を病んでしまいます。つきまとい、窃盗未遂・自殺予告などの行為を繰り返すのですが貢に受け入れてもらうことはできず、結女に嫌がらせの電話をしたのちに電車に飛び込んで自殺をします。
死後は幽霊として貢の前に現れました。ドラマの内容もドロドロしていましたし、今まで演じてきた役とは違い、富田さんの演技の幅が広がった作品になったのではないでしょうか。
「美味しんぼシリーズ」
こうして振り返ってみると意外と人気漫画原作のドラマに出演することが多かったですね。
その後はドラマ出演しつつも1998年から舞台進出し、年に1本のペースで出演されていました。2011年を最後にしばらく出演されていませんでしたが、また最近は舞台にも出演されています。
ドラマでは最近は母親役なども演じるようになり、また違った富田さんの姿が見られるようになりましたね。