初代タイガーマスクと抗争を繰り広げた!初代ブラック・タイガー、マーク・ロコさん死去。
覆面レスラー・初代タイガーマスクのライバルとして、80年代に新日本プロレスで抗争を繰り広げた「初代ブラック・タイガー」ことマーク・ロコさんが、7月30日に亡くなっていたことが明らかとなりました。69歳でした。
第一報はこちらです!
【訃報】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 2, 2020
初代ブラック・タイガーこと、マーク・ロコさんが逝去https://t.co/yWb3eIZiPG#njpw pic.twitter.com/ibGD9uvLhi
マーク・ロコさんは1951年、イギリス・マンチェスター生まれ。1970年にイギリスでプロレスラーとしてデビューし、80年代に入ると当時イギリスで武者修行中であった佐山聡(サミー・リー)との抗争を展開し、初代タイガーマスクとなった佐山の帰国後に「ブラック・タイガー」として来日。新日本プロレスにて、覆面レスラー同士の抗争を展開し、当時の新日本プロレスの人気に貢献しました。1991年の引退後は、スペイン領カナリア諸島で余生を送りながら定期的にプロレス関連のイベントに顔を出しており、2015年には、1989年に対決した獣神サンダー・ライガーとの再会も果たしていました。
国内外で活躍したプロレスラー、マーク・ロコとは?
“マーク・ローラーボール・ロッコ”として活動!
1970年にイギリスでデビューしたマーク・ロコ。当初はジム・ハジー・ジュニアを名乗り、主にヒールのポジションで、ダイナマイト・キッドとの抗争などを展開していました。その後「マーク・ローラーボール・ロッコ」のリングネームで国際プロレスに初来日。阿修羅・原のWWU世界ジュニアヘビー級王座に挑戦しています。
Dynamite Kid vs Mark Rollerball Rocco
via www.youtube.com
新日本プロレスで初代タイガーマスクと抗争!
1982年には、1980年から抗争を展開していた佐山聡が初代タイガーマスクとして帰国したのを機に、覆面レスラー「ブラック・タイガー」として新日本プロレスに参戦。WWFジュニアヘビー級王座を獲得するなどの活躍を見せました。派手な技は少ないものの、タイガーマスクとの対決では「ツームストーン・パイルドライバー」「ハングマンズ・ホールド」「金的蹴り」といった得意技を多数展開。聴衆を魅了しました。
Tiger Mask Vs Black Tiger HD
via www.youtube.com
ザ・コブラ、山田恵一らと抗争!
1983年にタイガーマスクが現役を引退すると、今度はザ・コブラ(ジョージ高野)との抗争を展開。その後もフライング・フジ・ヤマダ(山田恵一)と世界ヘビーミドル級王座を争い、獣神サンダー・ライガーとなった山田のIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦するなどの活躍を見せていました。
Black Tiger vs. The Cobra - Junior Heavyweight Championship Match: Prime Time Wrestling, Feb. 19, 19
via www.youtube.com
1991年、現役を引退。
このように国内外で活躍を見せたマーク・ロコですが、1991年に試合で脊髄を損傷し、同年現役を引退。その後はプロレス界のレジェンドとして、定期的にプロレス関係のイベントに顔を出していました。なおマーク・ロコが扮した「ブラックタイガー」ですが、その後もエディ・ゲレロといったレスラーが引き継ぎ、実に7代目まで登場しています。これは「タイガーマスク」の5代目よりも多く、初代ブラックタイガーとして活躍したマーク・ロコの功績の大きさを物語っています。
国内外のプロレス界におけるレジェンドとして長年活躍を続けたマーク・ロコさん。今後も彼の築いたの伝説が語り継がれていくのは間違いありません。ご冥福をお祈り申し上げます。
国内外のプロレス界におけるレジェンドとして長年活躍を続けたマーク・ロコさん。今後も彼の築いたの伝説が語り継がれていくのは間違いありません。ご冥福をお祈り申し上げます。