歴史
数値を直読する方式の速度計を初めて採用した量産車は、フランスのシトロエンが1970年に発表した大衆車のGSとされ、速度計と回転計の両方ともが直読式となったことも、同じシトロエンが続く1974年に発表したCXとされている。
日本車では1981年に登場した初代トヨタ・ソアラが、「エレクトロニック・ディスプレイメーター」の名称で初めて採用
そして、1980年代後半から1990年代初頭のバブル期に「デジタルは先進的で格好いい」ともてはやされ、普及した。高級車以外はほとんどがオプション設定ではあったが、高級車やスポーツカーからコンパクトカーにいたるまで、ほとんどの車種で速度計やタコメーターなどに使われた。その一方、当時は表示されなくなる故障が多く、「光があたると見にくい」、「アナログの方が直感的で判りやすい」などの意見に代表されるような、実用面での問題も残っていた。