懐かしの『出前一丁』誕生の頃
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今は多種多様なインスタントラーメンが販売されていますが、その大元をたどっていくと、1958年(昭和33年)に、日清食品創業者の安藤百福さんが考案した「チキンラーメン」にたどり着きます。
「おいしいこと、保存できること、調理が簡単なこと、価格が適正なこと、安全なこと」
5つのことを目標にして、安藤さんが誕生させたインスタントラーメンは、瞬く間に世の中に浸透していきました。
「おいしいこと、保存できること、調理が簡単なこと、価格が適正なこと、安全なこと」
5つのことを目標にして、安藤さんが誕生させたインスタントラーメンは、瞬く間に世の中に浸透していきました。
最初は、味付け麺タイプからスタートしたインスタントラーメン。やがて、価格競争や商品開発競争によって大きく進化を遂げていきます。
その中でも分岐点となったのは、「スープ別添えタイプにする」というアイデアでした。
1962(昭和37)年、明星食品の「支那筍入り明星ラーメン」、東洋水産の「マルちゃんハイラーメン」が、その先駆けとなって発売されます。
味付けを自由にできるようになったおかげで、焼きそば、タンメン、ワンタンめん、和風めんなど開発の幅が広がり、さらには高品質化時代に突入していきます。
その流れの中で『出前一丁』も誕生しました。
その中でも分岐点となったのは、「スープ別添えタイプにする」というアイデアでした。
1962(昭和37)年、明星食品の「支那筍入り明星ラーメン」、東洋水産の「マルちゃんハイラーメン」が、その先駆けとなって発売されます。
味付けを自由にできるようになったおかげで、焼きそば、タンメン、ワンタンめん、和風めんなど開発の幅が広がり、さらには高品質化時代に突入していきます。
その流れの中で『出前一丁』も誕生しました。
via blog.livedoor.jp
1966(昭和41)年1月、サンヨー食品から「サッポロ一番」(中略)
1966(昭和41)年9月、明星食品から「明星チャルメラ」 (中略)
1967(昭和42)年10月、エースコックから「駅前ラーメン」が100gの大判で登場
従来の85gから100gへのボリュームアップは、若者たちの支持を受けます。
そして1968(昭和43)年2月、日清食品の高品質化商品として、胡麻ラー油付き「出前一丁」が発売されます。
日清食品 出前一丁CM
見ていると食べたくなっちゃうんですよね、つい。
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出前坊や 出前一丁
1993年から始まったアニメCM。
『出前坊や』と家族のお話シリーズです。
途中まで可愛い出前坊やが、突然劇画調に変身する(声も古谷徹さんになる)面白いCMでした。
谷村新司さんや和田勉さんが登場する回もありました。(もちろん本人が声を担当)
アニメCM14本が観られる動画です。
楽しいのでぜひご覧ください。
『出前坊や』と家族のお話シリーズです。
途中まで可愛い出前坊やが、突然劇画調に変身する(声も古谷徹さんになる)面白いCMでした。
谷村新司さんや和田勉さんが登場する回もありました。(もちろん本人が声を担当)
アニメCM14本が観られる動画です。
楽しいのでぜひご覧ください。
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味もしっかりしていて、ロングセラー商品になった『出前一丁』。
ところが、次々生まれる新商品の波を受けて、なんだか最近は影が薄いような気がしませんか?
どことなく昭和感が漂っているというか・・・。
ところがそんな日本と違って、海外、特に香港では『出前一丁』の扱いがこんなふうになっていました!
ところが、次々生まれる新商品の波を受けて、なんだか最近は影が薄いような気がしませんか?
どことなく昭和感が漂っているというか・・・。
ところがそんな日本と違って、海外、特に香港では『出前一丁』の扱いがこんなふうになっていました!
『出前一丁』は香港で大人気・大定番商品になっていた!
種類が豊富!袋麺だけでも15種類!
現在、日本の日清食品のサイトでは、袋麺『出前一丁』の味は1種類しかありません。
ところが香港では、袋麺だけで15種類あり、他にもカップ麺や「通心寶」という『麺がマカロニ状の出前一丁』などがあります。それもまた、それぞれにいくつかの味を揃えているのです。
香港における『出前一丁』、すごい進化ですね!
ところが香港では、袋麺だけで15種類あり、他にもカップ麺や「通心寶」という『麺がマカロニ状の出前一丁』などがあります。それもまた、それぞれにいくつかの味を揃えているのです。
香港における『出前一丁』、すごい進化ですね!
via www.evol-ni.com
なぜこんなに香港で人気なのか
実は香港での『出前一丁』の歴史は意外と古く、日本で発売された1968年の翌年には、すでに香港に輸出されていました。
高品質化されたラーメンの味は良く、その頃から「日本製=高品質」のイメージがかなり深く香港の人の心に刻まれたそうです。
1984年には現地法人・香港日清が設立され、1985年には香港工場が立てられました。
私たちが子どもの頃からすでに、『出前一丁』は、香港で確固たる地位を築いていたんですね。
高品質化されたラーメンの味は良く、その頃から「日本製=高品質」のイメージがかなり深く香港の人の心に刻まれたそうです。
1984年には現地法人・香港日清が設立され、1985年には香港工場が立てられました。
私たちが子どもの頃からすでに、『出前一丁』は、香港で確固たる地位を築いていたんですね。
出前一丁が香港に上陸したのはちょうど香港人が経済的に少し豊かになってきた頃でした。ちょっぴり贅沢だけれど、でも十分手が届く範囲にあった出前一丁は、安いだけでなく、質の良いものを選ぶ余裕が出てきた当時の香港人の気分にぴったりだったのです。
(中略)
簡単でありながら、なおかつこれほどの品質と味がともなっているとあっては、ブレークしないはずがありません。
(中略)
グルメな香港人のハートをぐっとつかんで離さないのはごまラー油の香りでした。香港ではどこの家庭でも出前一丁が必ず備蓄されています。お隣の台所で出前一丁を作っていると、漂ってくるごまラー油の香りですぐにわかり、「私も食べたい!」と思わずにはいられなくなるのだと香港人の気持ちを代表して説明してくださったグレースさん。それほど強烈なインパクトを持つ出前一丁のごまラー油なのです。
小学生の頃、土曜日は半ドンだったので、家に帰ってお昼にラーメンを食べたりしませんでしたか?